見出し画像

大善人へ身魂磨き

ワニ族 ⑤ ヨトヒメ、豊玉姫のルーツ

昨日の続きです。

琵琶湖から始まり、瀬田川、宇治川、ときましたら、次は淀川です。


淀川のヨドの響きで神社ないかなぁと探したら、琵琶湖から離れてはいますが、與止日女神社(よどひめじんじゃ)が佐賀県にありました。肥前国一宮。


残念ながら、夏の1週間の九州の旅では行かなかったです。次は行きたいですね。


別名、「淀姫(よどひめ)神社」とも表記され、通称として「淀姫さん」とも呼ばれているようです。


別件ですが、高知にも仁淀川(によどがわ)があり、祖父の実家のあたりで仁淀ブルーは素晴らしく美しいです。






話を戻します。


肥前国風土記によれば564年の111日に與止姫の神が佐賀にあるこちらの神社に鎮座したといわれています。世田姫神社も近くにあり、風土記の説話から全て水神のようです。


與止日女命は神功皇后の妹との記される一方で、海神豊玉姫だとも伝わり、正体は「鰐」だと記紀神話で書かれています。ワニ氏との関係がありそうです。

豊玉姫はワニの姿で子供を産むのを見られて恥入り竜宮に帰ったと浦島太郎のおとぎ話には残ります。


「與止日女命」「豊玉姫」「豊姫」「淀姫」「世田姫」は同一神のようです。

佐賀県を中心とする北九州地方には、與止日女神(淀姫神)を祀る神社が多数あり、そのうち6社が嘉瀬川流域にあります。


嘉瀬川とは、有明海北端に注ぐ川で、古くは「佐嘉川」と呼ばれていました。この川の上流には、與止日女神社の奥宮とされる巨石群があり、その石神は世田姫(ヨタヒメ)🟰與止日女神とされています。

荒ぶる神のようであり、川の通行人の半分を殺した話もあるようですが、橋がかかっていない時代、氾濫したり急流なら、流されたりする人も多かったのでしょうか。水神は穢れは祓うイメージもあります。


與止日女神とは、

与え(與え)➕止める日の女神、

穢れあれば、流したり、必要ならば止めたりしそうなお名前です。


この地域では、なまずは淀姫さん(與止日女命のこと)のお使いとされています。九州には鯰を眷属とする神社が多数あり阿蘇国造神社でも鯰が御眷属でした。ナマズに纏わる昔話もありました。


佐嘉川の神、世田姫(ヨタヒメ)🟰與止日女神は、侮れば祟る威力ある神で、

ナマズが、毎年遡上して神の所に小魚を引き連れて来て、人がその魚を恐れ畏まれば災いはないが、捕って食べれば死ぬことがあるとか、魚達は二三日留まると海へ帰ると佐賀のこの辺りでは言われており、今もナマズを食べないようにする言い伝えまあるみたいです。


ところで、「與止日女命」🟰「豊玉姫」、神武天皇の祖母、豊玉姫もワニ氏だったとして、ワニ族の拠点は、北九州八幡の西に存在したと考えられる伊都国にあったようです。


志賀島の阿曇族らの海人族と同じく、祭司の役目を担ったユダヤの民レビ族ではないかと言われています。


イスラエル12部族の中では、神宝を担ぎ移動し、それを安置して守るような宗教的儀式を行うのはレビ族だけで、カナンの地、東の最果ての地に足を踏み入れる際は誰よりもまずレビ族が先行して、宗教儀式に相応しい神聖な土地を選別し、そこで神を祀ったようです。


以前エジプト神話と鯰が気になり調べました。初代王ナルメルは鯰でした。ユダヤの民は後にエジプトで迫害されて出エジプト、東のカナンの地を求め旅をします。


ワニを騙した因幡の白兎の神話のワニには、サメの他、実はナマズ説もあるようです。


ワニ一族は、北九州の佐賀あたりに、また、志賀島あたりには志賀海神社には神事をする阿曇族もいました。どちらも祭祀に関係するユダヤの民、海人であり、佐賀や志賀(滋賀)は元は同じ祭祀を司る海人の拠点とも言えそうです。


鰐は北九州には存在しない生物ですが、壮大な大移動の中、水中の最強な生物を御眷属に祀ることで、航海の無事を祈ったのは想像できる気がします。


兎の名前をもつ宇佐神宮は八幡神社の総本宮。宇佐神宮は神輿の始まり。つまり、御神体を運ぶ儀式の始まりとされます。





神宝を運ぶ一族であるレビ族の名残のような儀式も、実は太古、海から渡り様々な日本の地域で、神宝を鎮めなから一つに和合し、神国日本に古代祭祀拠点を広げていったような気がします。


ヤマトタケルの叔母にあたる倭姫様も神宝を担ぎそれが鎮まる地を探し全国を旅しました。瀧原宮に辿り着き、そして、その後に伊勢へと。


ワニやら、鹿やら、兎やら、ナマズやら、動物達を通じて語られる逸話も海人族と関係があり、日本の古代からの祭祀に深く関わりがありそうですね。


滋賀県の琵琶湖から瀬田川→宇治川→淀川と名前を変えて大阪湾にそそぐ一本の川。


境で合う、逢う、一つになる、逢坂が大阪。


滋賀の琵琶湖に源泉をもつ淀川の水神に、ヨド繋がりで佐賀の川の水神様ヨトヒメを繋ぎ逢わせてみました。境はなく元の一つに和して逢う、のが大阪の地名のような気がしています。


琵琶湖から流れる川は、水の女神様の瀬織津姫様、神話の中でワニとして描かれた豊玉姫🟰ヨトヒメ様も想起させる水の女神の名前があります。

名前は様々に変わりますがはたらきは、元は一つ。人が生きるには欠かせない水を浄化する神様。水神様。有り難い神様です。




【画像はお借りしています】

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「神仏について」カテゴリーもっと見る