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大善人へ身魂磨き

星に縁のある神仏 3 日本神話

  昨日の続きです。


従わない星神様をなんとか、香取神宮、鹿島神宮の二柱の神様があの手この手で従わせようとし最終的には、建葉槌命(タケハヅチノミコト)を遣わし星神様であるカガセオ様を従わせました。


今日は、この続きで、建葉槌尊について書いてみます。


この神様にはいろんな表記や別名があります。もともと、日本は漢字を中国からとりいれてますので、音の響きからの当て字が多いのです。だから神話の神様なんかは、特に同音の言葉の響き、言霊の感じ、漢字や部首のもつイメージを大切にしてその名前を感じるのが私は好きです。


この建葉槌尊には別名が二つあるようです。


ひとつめは、


別命天羽槌雄神=天の羽をたたく男の神様と読めます。


天の羽からは、天から降った天女が人間界で水浴びしているあいだに、男に「天の羽衣」を奪われて、しばらくのあいだ、人間界で過ごし、やがて天に帰って行く羽衣伝説を思い浮かべます。


ふたつめのお名前は


別名倭文神(しとりのかみ、しずのかみ)とも呼ばれているようです。この倭文(シトリ、シズリ)は、天照大神を天の岩戸から誘い出すために織ったとされる文からきています。


「布」は、言霊でいう「ヒレ(霊顕)」(=比礼)=風にたなびくもの、の事のようです。







天岩戸で天照大神に何とか出てきてもらおうと思案した神様、思兼命(オモイカネ尊)に命じられ、目の荒い織物=荒妙(あらたえ)と呼ばれる麻布を織ったのが、建葉槌命(=天羽槌雄神=倭文神)だと思います。



ちなみに、滑らかな布は和妙(にぎたえ)、絹なんかだそうです。布にも、荒、和があるんですね。



話は戻り、



では羽衣やら布の意味を名前に隠し持つ織物の神様、建葉槌尊が何故星の神カガセオ様を服従する事が出来たのか?


色々諸説あるそうですが、紹介されていたのを2つ挙げます。


  • 1つ目は、建葉槌命が武神だったとする説。建葉槌命の「建」は「武」、「葉」は「刃」と読み替えると武刃槌となり、まさに武神。武力で従わせた。



  • 2つ目は、織物の中に星を織り込んでしまって、星の神を織物の中に封印したとする説。


と調べたら書いていました。うーん。なんだかなぁ。、、、私は武力で服従とか、封印がなんとなく気に入らないので、私なりに色々空想してみることにします。



つづく


【画像は羽衣伝説(三保の松原)、日本服飾史画像検索より】

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