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大善人へ身魂磨き

先天八卦と後天八卦

昨日の続きです。


伏犠が黄河のほとりを歩いていると顔は龍、体は馬と言われる龍馬(りゅうめ)に遭遇しました。


リョウマではないです、、





その龍馬の背中に刻まれた模様が河図であり、先天八卦はこの「河図」(かと)によって伏羲が創ったとされる方位図になります。


陰陽説の原本となった「河図」(かと)は図として先天八卦として原型として残されました。



龍目河図




先天八卦


易や漢方なんかでも、伏羲の先天八卦は、易学、風水 医学 思想 宗教の根幹基本となっているようです。


天の気が地に向かって下降し,地の気が天に向かって上昇し,その両者が大気中にて交わり,その力によって万物が育成するという天地自然の本質の図が、先天八卦です。


そして、後世において、文王により後天八卦も生み出されます。


後天八卦



文王の生み出した後天図は、黄河の支流、洛水から陸地上がってきた神亀の背中に書かれたものとされています。 




亀は玄武にも出てくるように、固いもの、四つの足でしっかりと大地をつかみ川の中を自由に動き、じっとしていれば岩のように動かず、一所におり、安定を表しているようです。


そんな亀の背中に書かれた八卦は、この世の真理を表していると考えられ、古来から占術には、骨や亀の甲羅を用いたようです。

日本の宮中祭祀にも亀は用いられていました。


神の使いとしての神亀の背中を見てこれは、天が遣わした万象として見たのです。


伏犠も、文王も、共に黄河にて、

神獣である龍馬や神亀をみて、

伏犠が先天八卦、文王は後天八卦

を生み出します。


黄色は、陰陽5行では土、真ん中です。




黄河は土がまざり、黄色にみえます。

中国黄河文明を発展させた河です。その河に由来のある、神獣の象りから森羅万象を観たのです。


伏羲の先天八卦方位図が表す内容は、天から陰陽二気に分かれ発展していくこととか、精子と卵子が結合し 二分割 四分割 八分割と分かれ、六四分割で子宮に定着する様子とか言われ、先天八卦図は、生命の誕生を表しているとも言われています。


一方、文王後天八卦図は、生まれた後の人に対しての法則が書かれたもののようです。


伏羲の先天八卦が天から見たものであるのに対し、文王の後天八卦は地、この世から見たものを表しているとも言われています。


先天は、脈々と身体にある繋がるDNAの螺旋のようなイメージがあります。




また、変わらないもの、変えられないもの、、宿命、神様からいただいた分け御霊、真如、真我、、なんかとも、私の脳内では勝手に繋げます。


一方で、後天は、自分の努力で変えられるもの。宿命ではなく、運命のような、、脈々と繋がる命の中で因果律の鎖を絡ませたり、解いたりしながら、自助努力により変わるもの、、のように思っています。


先天は変えられないけれど、目標は、先天のものに、まるで赤ちゃんのような純朴な自然の姿へ、後天の世界をいきながら戻す努力をする、生まれてきた使命を果たすことのようにも感じています。


易や八卦は学ぶには奥が深すぎますが、基本ぐらいは知りたいなあと思います。



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