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大善人へ身魂磨き

空海さんと波切不動明王

昨日、岩不動明王について書きました。今日は波切不動明王について書きたいと思います。


「神秘の世界遺産」~宗像大社中津宮編を見ました。九州の漁師の方々が宗像三女神を祀る宗像大社に漁の安全や大漁を祈願していました。宗像大社と関連遺産は、その歴史の深さと今なおつづく信仰や様々な出土品の価値を認められ、世界遺産に登録されました。是非行ってみたい場所のひとつです。


漁師の言葉どおり、海で生きる方々やその家族は船に命を預け板子一枚した地獄(海)のわけです。


漁師は造船技術が発達した今でも危険と隣合わせで、海難事故なんかをニュースで聞くと胸が痛みます。以前、船をぶつけてきた某国には怒り心頭でした。


平安時代の遣唐使船の中にも海の藻屑と消えていった沢山の船がありました。空海さんが入唐しようとした際、4つの遣唐使船のうち2つの船は嵐で難破しました。




空海さんは凄い嵐の際、海の守護神宗像大神や仏様菩薩様にお祈りしました。すると、波の合間に炎が立ち不動明王様が現れ、右手に持った剣で波を切り払い風波を納めてくださったということです。




波切不動明王は高野山南院では年に一回ご開帳されるようですね。見てみたいです。




日本に帰った空海さんは、こうして命が無事に帰国出来たのは宗像大神のお陰だと宗像大社に旅のお礼参りに行きます。その際、屏風山の上に吉兆を示す彩雲がたなびくのを見たそうです。その場所に行ってみた所、岩窟を発見し修行を始めたと言われています。


何年もその後福岡県宗像市にいたようです。岩窟での修行中に「この地は家を祈る霊地である」というお告げを受け、「鎮国寺」をその地に開創されました。本堂には5体の御本尊があり、真ん中の3体は宗像三女神のようです。


空海さんは日本各地を訪れています。四国別格20霊場の香川県にある香西寺にも、嵐の際空海さんを助けたとされる波切不動明王が祀られていました。




妹が耳治し神様がこのお寺にお祀りされていると教えてくれたので一緒にいきました。その隣にこの波切不動明王のお宮が祀られていて私はびっくりしました。


【画像は波切不動明王画像検索より】

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