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Just a Little Song For You

音楽、旅、映画、本、日々の記録

御朱印とお土産

2016-10-23 00:21:24 | 旅/街歩き
今回の御朱印は4か所。


春日大社



当麻寺(蓮糸大曼荼羅) 東大寺二月堂(南無観)




当麻寺中之坊(導き観音)



お土産は、たいがい食べ物を買って帰ります。
自分宅用にはお気に入りのお菓子や翌朝の朝食用に柿の葉寿司など。
それ以外、今回自分用に買ったグッズはこの2品。



ライヴの物販で売られていたポーチにサインをしてもらったものと
春日大社のお守り。
お守りは、若草山に鹿という、あまりにそのまんまな、可愛いデザイン。
これね、お願い事を書く紙が一緒に入っていて、そこに願いを書いたら自分でお守りに入れるんです。
こんなの初めて見ました!
肌身離さず持って、叶ったらお返しくださいとありました。
私の願いはひとつしかないけれど、いつか返しに行けるときが来るのかなぁ。
命尽きるまでお返しできないかも・・・





秋の旅~当麻寺

2016-10-21 12:41:58 | 旅/街歩き
最終日。

コスモスの咲く藤原宮跡や、アートが展示された唐招提寺など気になるところはいくつかあったのですが、以前から訪れてみたかった葛城の当麻寺に向かうことにしました。



JR奈良駅のコインロッカーに荷物を預け、近鉄奈良から約1時間あまりで当麻寺駅へ。



ひと気のない駅前。



日本で最初の相撲対決をした當麻蹴速(たいまのけはや)の塚。
相撲発祥の地なんだそうです。
対戦相手の野見宿禰(のみのすくね)は出雲の人なので知ってたけど、相手が當麻の人だったとは。
相撲館というのが併設されていました。



だんじり!
この辺りもだんじり文化圏なんですね。




参詣道。



仁王門。




本堂。
ここのご本尊が當麻曼荼羅です。
4m四方の圧巻の大きさ。それを納める国宝のお厨子も巨大。
須弥壇は源頼朝の寄進とのことでした。
(堂内に参拝客が入ると、解説のテープが流れて教えてくれます)





講堂にも金堂にも素晴らしい仏像がいっぱい。
特に、金堂の四天王にはビックリしました。
修理中で後ろの広目天と多聞天はお留守だったのですが、前のお二人の風貌の男らしいことと言ったら!!
たっぷりと蓄えた髭、骨太でいかつい表情、まるで三国志に出てくる人物のよう。
当麻寺というと、勝手に中将姫のはかなく優しいイメージを持っていましたが、これからはカッコいい四天王のお寺という上書きがされそうです。



こちらの方は増長天。



本堂の裏の見晴らし台より。
空が広いな~。



国宝の東塔と西塔。
古代(奈良時代)に作られた二つの塔が現存するのは、当麻寺だけだそうです。





秋の寺宝展をやっていた中の坊。







時間がなくてこのあたりは駆け足で。
お抹茶をいただいたりしてもっとゆっくりしたかったなぁ。





「(大阪と奈良の間には)当麻寺いうのがあるよな。当麻寺やで、タイマデラ」と笑っていた友達を、連れてきてあげることができたかな。當麻ってこんなとこだったよ~。




古代史好きには、特別の感慨を抱かせる二上山。
いつか大津皇子のお墓にも行ってみたい。


さて、そろそろ帰路につかなければ。
大急ぎで奈良に戻り、遅めのランチ。


JR奈良の駅ビルの天極堂で葛カレー。
くずきりの入ったスープが美味しかった。
こちらのお店のロールケーキ、くずの子ロールが大好きです。


今回もとても楽しい旅行でした。
逢いたい人に逢えて、笑顔の三日間。
見守られているような、導かれているような、そんな旅。

さて、次はいつかな~。








秋の旅~奈良公園

2016-10-19 11:48:47 | 旅/街歩き
二日目。

朝、日航をチェックアウトしてそこから徒歩3分ほどのコンフォートホテルに荷物を預けに行く。
近くて便利。ホテルの人も快く対応してくれました。

昨日会えなかった友人と急遽会えることになり、近鉄で学園前へ。
大和西大寺より西へ行くのは初めて!
それだけでもワクワクしてしまいます。



電車の路線図やバスの行先で「学園前」というのはよく見ていたのですが、そこが何の学園なのかずっとわからないでいました。東京なら成城学園とか、大泉学園などを思い出すけど・・・(但し、大泉学園という学校はない)
それが、駅前に下りた瞬間に判明。



帝塚山学園だったのか~。
お嬢様学校・・・のイメージ。
2歳児教育なんていうのもやっているのですね。

このあたりは高級住宅地で、いつも観光してる地域とは雰囲気が違います。
二胡仲間のお友達と、駅前のスタバで近況報告などをしながら楽しく時間を過ごしました。
旅する先に友人がいるのはいいものですね。
たまたま知り合った方が奈良の人とか、奈良に住んでたというパターンが最近多い。
自分が引き寄せてるような気さえする~。



さて、お昼が近づき奈良に戻ります。
次は東京からROLLYさんを観に来る友達と猿沢池のほとりで待ち合わせ。
奈良好きの先輩なので(年下だけど)、待ち合わせも安心です。

ランチは久しぶりに高畑のタイ料理屋さん、RAHOTSUで。




パッタイのランチ。相変わらず美味しゅうございました。


腹ごなしに春日大社へ参詣。








ちょうどこの秋、奈良では「古都祝奈良」というイベントをやっていて、あちらこちらで催事やアート展示などをやっていました。春日大社では、書家の紫舟氏と、最近いたるところで名前を聞くチームラボとのコラボ映像作品。

下りてくる象形文字に触れると、それが映像となって現れるという仕掛け。面白かった。
ちびっ子が喜んで遊んでいました。



春日大社も海外からの観光客でいっぱい。
日本人より多いのではないかと思われるくらい。
この近くに住む友人に言わせると、賑やかすぎてうんざりする、とのこと。
元々が静かなところだから、地域住民はそうかもね。
でも奈良の寺社を訪ねたら、どこの国の人も皆感動すると思います。

そういえば最近、奈良時代の平城宮にペルシャ人の役人がいたことがわかり、話題になりました。
1300年前からすでに、国際都市だったのですよね。

今回、檜皮を一束分寄進しました。
それが20年間使われると思うと、うれしさも一入。





神さまの住む太古の森と、俗世の境目あたりにいます。
(現在地の左斜め下の小さな文字が、ライヴ会場の能楽堂)


志賀直哉旧宅。




直哉んちの2階でまったり。


心癒される風景。



南大門に向かって歩いて行くと、その先に大仏殿が見えてくる。
毎回、いつどんなときも、これを見るとアドレナリンがぱーっと駆け巡るような感じになり、テンションがぐっと上がる。
奈良時代に創建され、華々しく大仏が披露されて以降、平家に焼き討ちされたり戦国時代に戦乱の炎に包まれたりしながらも、その都度再建され、1300年の時を経て今、私がここにいる。
たくさんの人々の魂と想いが、この空間に満ちている。
その感動で、いつも胸がいっぱいになってしまうのです。


東大寺の鏡池には蔡国強の舟。



夕暮れ時には、どうしても足が二月堂に向かいます。




西方浄土に陽が落ちて行きます。

初めて二月堂でおみくじを引いてみました。
4枚に1枚の割で凶が出るという噂の!かなり厳しいことが書いてあるおみくじらしく、ドッキドキでしたが、結果は吉。それも、有り得ないくらいいいことばかりが書いてある。



今までは闇の道を歩くような心もちだったけれど、もはや夜が明けたように心は晴れている
これより先は何をしても思うようになる
金銀財宝おのずから集まってくる
待ち人きたる 幸せよし 等々。

まじっすか?って感じだけれど、実はここ2年くらい、ずっとこんな感じのおみくじが続いています。
その前は、今は辛いけど辛抱せよっていうのばかり出ていました。
おみくじって、本当に自分の心を映しているのではないかと思うことがあります。
実際、今、幸せを感じることが多く、とっても穏やかで明るい心持ちだもの。
金銀財宝はまあ、あんまり縁がなさそうだけど。

さて、いい気分になったところで、そろそろライヴ会場に向かいましょうか。







秋の旅~郡山、天理

2016-10-18 14:12:37 | 旅/街歩き
二泊三日で奈良へ行ってきました。

今回も前回同様、ROLLYさんのライヴに合わせた日程の旅行。
最近ROLLYさんは奈良がとっても気に入っているようで、結構スケジュールに組み込んでくださり、嬉しい限り。


9時53分発ののぞみ。
ランチは駅弁で。





今回初めて!京都~奈良間をJRに乗ってみました。
(ツアーに組み込まれていて、割安だった)
各駅停車はさすがに時間が掛かりすぎるので、宇治でみやこ路快速というのに乗り換え。
初めての路線、なんだか新鮮です。


木津川~。
間もなく奈良県です。


これまた初めての日航奈良。
連泊が出来ず、二泊目は近くのコンフォートホテルに。
遅くに寝に帰るだけなので、便がよければどこでもいいのです。

ただ、正直言ってやっぱりJRはちょっと遠いかな。
近鉄奈良の駅を上がると空がぱーっと広がっていて、行基さんに挨拶して興福寺方面へ向かう・・・っていうほうが、テンション上がることは確か。



午後に会う予定だった友人が都合が悪くなってしまったため、夜に会うはずのまた別の友人に連絡を取り、早めに待ち合わせすることにしました。一緒に郡山の彼女のお友達のカフェへ。









のどかな環濠集落の中にある、アンティークなカフェ。
元は農具小屋だったところを改装したそう!






お店の方にROLLYさんを観に奈良に来たことを話すと、最初は「ROLLY??誰やったかな」という感じだったのに、ローリー寺西だとわかった途端、「すかんちや!誰かのいとこやね。昔は太ってたやんな~」。
そこまで知ってる!流石。




その後、天理へ。
昨年初めて行って、あまりの異次元っぷりに衝撃を受けた天理の街。


いつか入ってみたい、天理参考館。
貴重な収蔵品がいーっぱいあるので有名なのです。









今回はなんと、巨大な本殿に上がらせてもらっちゃいました。
信者の方々が熱心にお祈りしているそばで、職員さんに解説までしていただき、前回謎だった「おぢばがえり」のおぢばを実際に見ることができました。凄かった・・・



厳かなパワーに満ち満ちている空間。
次はイベントのあるときに行ってみたいけど、一緒に行ってくれる人いるかなぁ。




この日の夜は、奈良女子大のそばに新しくできた、uLu(ウル)というお好み焼き屋さんで。


もちチーズを頼んだら、バーナーで炙ってくれました。
美味しかった!




最後はフジタの中にあるバーで一杯。
私は葛城山という名のカクテルにしてみました。(黄色のほう)





三尺箸の譬え

2016-09-14 12:00:00 | 旅/街歩き
叔母の法事で富山へ行ってきました。

初めての北陸新幹線!







座席がゆったりしていて、とても快適。
東京から1時間半で長野、そこから1時間で富山。
びっくりするほど近くなりました。

祖父母の葬儀以来だから、もう30年近くぶりになるのかな。
子どもの頃は夏休みに毎年数日滞在するのが習慣でした。
親戚大集合。いとこやおじ、おばたちとワイワイ楽しく過ごしていたことを懐かしく思い出します。





 




読経の後、住職さんがしてくださった話が面白かった。
極楽にも地獄にも、この世と同じように食事の時間があるが、ものすごく長い箸が用意されている。
地獄では、そのお箸が長すぎてうまく扱えず、口許に持ってこられないため全く食べられないうちに食事の時間が終わってしまう。
一方極楽では、その長い箸を使って自分ではなく他の人に食べさせてあげるので、皆がお腹いっぱい食べられる。
つまり自分のことしか考えていない世界が地獄であり、常に相手を思いやるのが極楽である、ということ。

帰ってネットで調べてみたら、三尺箸の譬えという話で、もともと中国の仏教説話であるそう。
なかなかうまいたとえ話だなと感心しました。
地獄、極楽という場所が特別にあるわけではなく、私たちの生きている世界そのものがそうである、ということですね。
そして、己の心掛け次第でこの世は地獄にも極楽にも変わる、と。