二日目。
朝、日航をチェックアウトしてそこから徒歩3分ほどのコンフォートホテルに荷物を預けに行く。
近くて便利。ホテルの人も快く対応してくれました。
昨日会えなかった友人と急遽会えることになり、近鉄で学園前へ。
大和西大寺より西へ行くのは初めて!
それだけでもワクワクしてしまいます。
電車の路線図やバスの行先で「学園前」というのはよく見ていたのですが、そこが何の学園なのかずっとわからないでいました。東京なら成城学園とか、大泉学園などを思い出すけど・・・(但し、大泉学園という学校はない)
それが、駅前に下りた瞬間に判明。
帝塚山学園だったのか~。
お嬢様学校・・・のイメージ。
2歳児教育なんていうのもやっているのですね。
このあたりは高級住宅地で、いつも観光してる地域とは雰囲気が違います。
二胡仲間のお友達と、駅前のスタバで近況報告などをしながら楽しく時間を過ごしました。
旅する先に友人がいるのはいいものですね。
たまたま知り合った方が奈良の人とか、奈良に住んでたというパターンが最近多い。
自分が引き寄せてるような気さえする~。
さて、お昼が近づき奈良に戻ります。
次は東京からROLLYさんを観に来る友達と猿沢池のほとりで待ち合わせ。
奈良好きの先輩なので(年下だけど)、待ち合わせも安心です。
ランチは久しぶりに高畑のタイ料理屋さん、RAHOTSUで。

パッタイのランチ。相変わらず美味しゅうございました。
腹ごなしに春日大社へ参詣。
ちょうどこの秋、奈良では「古都祝奈良」というイベントをやっていて、あちらこちらで催事やアート展示などをやっていました。春日大社では、書家の紫舟氏と、最近いたるところで名前を聞くチームラボとのコラボ映像作品。
下りてくる象形文字に触れると、それが映像となって現れるという仕掛け。面白かった。
ちびっ子が喜んで遊んでいました。
春日大社も海外からの観光客でいっぱい。
日本人より多いのではないかと思われるくらい。
この近くに住む友人に言わせると、賑やかすぎてうんざりする、とのこと。
元々が静かなところだから、地域住民はそうかもね。
でも奈良の寺社を訪ねたら、どこの国の人も皆感動すると思います。
そういえば最近、奈良時代の平城宮にペルシャ人の役人がいたことがわかり、話題になりました。
1300年前からすでに、国際都市だったのですよね。
今回、檜皮を一束分寄進しました。
それが20年間使われると思うと、うれしさも一入。
神さまの住む太古の森と、俗世の境目あたりにいます。
(現在地の左斜め下の小さな文字が、ライヴ会場の能楽堂)

志賀直哉旧宅。

直哉んちの2階でまったり。

心癒される風景。

南大門に向かって歩いて行くと、その先に大仏殿が見えてくる。
毎回、いつどんなときも、これを見るとアドレナリンがぱーっと駆け巡るような感じになり、テンションがぐっと上がる。
奈良時代に創建され、華々しく大仏が披露されて以降、平家に焼き討ちされたり戦国時代に戦乱の炎に包まれたりしながらも、その都度再建され、1300年の時を経て今、私がここにいる。
たくさんの人々の魂と想いが、この空間に満ちている。
その感動で、いつも胸がいっぱいになってしまうのです。

東大寺の鏡池には蔡国強の舟。
夕暮れ時には、どうしても足が二月堂に向かいます。

西方浄土に陽が落ちて行きます。
初めて二月堂でおみくじを引いてみました。
4枚に1枚の割で凶が出るという噂の!かなり厳しいことが書いてあるおみくじらしく、ドッキドキでしたが、結果は吉。それも、有り得ないくらいいいことばかりが書いてある。
今までは闇の道を歩くような心もちだったけれど、もはや夜が明けたように心は晴れている
これより先は何をしても思うようになる
金銀財宝おのずから集まってくる
待ち人きたる 幸せよし 等々。
まじっすか?って感じだけれど、実はここ2年くらい、ずっとこんな感じのおみくじが続いています。
その前は、今は辛いけど辛抱せよっていうのばかり出ていました。
おみくじって、本当に自分の心を映しているのではないかと思うことがあります。
実際、今、幸せを感じることが多く、とっても穏やかで明るい心持ちだもの。
金銀財宝はまあ、あんまり縁がなさそうだけど。
さて、いい気分になったところで、そろそろライヴ会場に向かいましょうか。