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Just a Little Song For You

音楽、旅、映画、本、日々の記録

バンコク旅日記②

2014-11-17 18:57:00 | 旅/街歩き
2日目。

午前中は市内観光。
旅行はパッケージツアーで終日フリーのものだったので、自分たちペースで観光してもよかったのですが、ちょっと私にガッツがなくて、いつもなら張りきってするはずの、事前にいろいろ調べたり考えたりする気力があまりなく、結局オプショナルツアーに申し込みをしました。

朝5時半起床。6時に朝食。

ブッフェはタイ料理はもちろん、和洋中なんでも有り。
この麺は rice か eggかを選べます。
美味しくて幸せ!

朝早い時間帯はスーツ姿の男性や女性が中心でした。
みんな出張で来てるのかな。
日本人は雰囲気ですぐわかりますね。普通に納豆やお味噌汁食べてる人も多い。


レストランからはBTSのアソーク駅が目の前。

7時にバンで迎えに来てもらって出発。楽だ~。
車から見る朝の街は、学生や僧侶、仕事へ向かう人などさまざまな人たちの姿が垣間見られてとても面白かった。
オフィス街に並ぶ朝の屋台も朝ごはんを食べる人、お昼のお弁当を買う会社員などで混雑していました。

チャオプラヤ河の船着場近く。



河の向こうに見えるのがワット・アルン。暁の寺。
ここは25年前にも来ているはずなのですが、ほとんど記憶がない。
小船に乗ったことだけは辛うじて覚えている・・・




カラフルなタイルや陶器がたくさん埋め込まれていて、とってもエキゾチック。
こんな綺麗なお寺だったんだなぁ。
やはりアルン(暁)というだけあって、朝日を浴びている時間が一番美しいのかしら。




絶景。
しかしここまで上ってくる階段はものすごく急勾配で怖かったです。
中国人グループのおばちゃんたちが大騒ぎしながら上ってたけど、無事下りられたのかな。


対岸へ戻ってワット・ポーへ。

入り口付近にお寺の学校があり、子どもたちが舞踊と楽器の練習をしていました。
めっちゃ可愛いかった!!



手を振ってくれたひょうきんな少年。
椅子をゆらゆら後ろに揺らしていて、どこの国の子どももやることは同じなんだな。

ここは寝釈迦仏で有名なお寺。




全く記憶がないので、前回ここには来てないんだろう・・・と思う。たぶん。
想像してたよりずっと大きくてビックリしました。
それに若くて美形です。


なんと螺鈿細工!美しすぎる足の裏。


後姿はちょっとなまめかしいですね。
らほつが痛そう。
周囲の壁に描かれている絵も圧巻でした。


ここはタイ式マッサージの総本山だとのことで、マッサージに関する遺物もたくさんありました。
現在整形外科通院中の私は、整体・マッサージ厳禁といわれているので残念ながら出来ないけど、東洋医学的なアプローチには興味があるので、いつかトライしてみたいな。
(だって整形外科に通ったって全然よくならないんだもの。)


大小さまざまな仏塔が立ち並んでいます。
これは国王の仏塔。
しかし普通の人でもお金持ちであれば、仏塔(お墓)を建てることもできるらしい。
ガイドさんがそう言っていた。



バンコク旅日記①

2014-11-17 15:31:00 | 旅/街歩き
「タイに旅行に行かない?きっと楽しいよ~」と娘に誘われ、久しぶりに海外に出かけることにしました。
娘は遅い夏休み。タイには以前から行ってみたかったらしく、今年は卒業旅行でイタリア、台湾と出かけ、なんと年内3度目の海外旅行!(遊び過ぎだよ・・・・・・)
私自身は体調もまだ本調子ではなく、内心億劫ではあったのですが、せっかくのお誘いだし元気を振り絞って出かけることにしました。


初の羽田国際ターミナル。
シーズンオフのせいか、意外に閑散としてる。

フライトは約6時間。

Pink Floydヘビロテ。
読書して音楽聴いていたらあっという間でした。

午後3時頃バンコク着。
私は娘と同じ23歳のときに一度来ていて、2度目のバンコクです。
もっともそのときの目的はプーケットだったので、バンコクの記憶はかなり曖昧。

ホテルはウェスティン・グランデ・スクンヴィット。
 



BTSアソーク駅と地下鉄スクンヴィット駅から至近距離。
4階まではロビンソン百貨店(ヨーカドーみたいなところ)、地下にはマーケット、通りを隔てた向かい側にはターミナル21という大型ショッピングモールがあるという大変便利な立地でした。
広いし綺麗だし、ミネラルウォーターも毎日無料で補充してくれて快適。まったく問題なし。
しいて言えば、部屋で無料のWi-Fiが使えなかったことかな。一日1回ロビーでネットを覗いていました。


部屋からの景色。
大都会の黄昏どき。

落ち着いたら近所を散歩がてら夕食へ。
初日でよくわからないこともあり、遠くには行かず、近場で済ませることにしました。

スクンヴィット通り周辺は、観光客、バンコク在住の外国人、地元の若者などで溢れていて、食事をするところもより取り見取り。せっかくなので西洋人のいるようなお店はやめて、ローカルな感じのするお店に入ってみました。
ただ、メニューがタイ語オンリーだとわからないので、入店前にお店のおばさんにメニューを見せてもらってから。




カレーチャーハン的なものと、ライスヌードル的なもの。
美味しかった!!
麺を選んだ娘は、あまりに美味しかったらしくしばらく幸福感に浸りきっていました(笑)
これにビールとミネラルウォーターで、一人400円くらい。


家庭的なお店で、隣のテーブルにお店の家族が座り、テレビを観ていた。小学生くらいの男の子は宿題をしていたのかな?お店の隅には子どものおもちゃ(ウルトラマンや怪獣の人形)が山積みに。
お店は繁盛しているようで次々とお客さんがやってきて、日本人のサラリーマンらしき人も何人かいました。仕事帰りの一杯って感じ。当たりのお店でした。

気になったもの。

三陸なのに築地とはこれ如何に。


ちゅかラメン。


オシャレなショッピングモールに突如現れる、「うぐいすだに」の文字。


馬場の隣にはちゃんと目白もあった。
ターミナル21は各階が世界の都市のイメージで演出されているようで、日本は確かに日本風ではあるんだけど、巨大なお相撲さんの人形があったりして、日本人としてはちょっと微妙な感じです。面白かったけど。





岩船寺~大安寺

2014-10-24 22:59:00 | 旅/街歩き
浄瑠璃寺を後にして、コミュニティバスで数分のところにある岩船寺へ。
地図で見るとそれほど離れていないように見えましたが、実際にはかなりきつい勾配の山の中。


傘を忘れ雨に濡れていた私に、「お姉さん!この傘さして行き!ボロボロやから返さんでええさかいにな」と傘を差し出してくれた気のいいお母さん(右の人)。傘は確かにかなりボロかったけど(笑)、ほんとに助かった。どうもありがとうございました。


三重塔。


岩船寺も長い歴史を持つ、趣きのあるお寺です。


白山神社。
誰もおらず、このあたりもいい雰囲気。

一通りお参りして、帰りのバス停まで行ったところでバスの時刻を勘違いしていたことに気付きました。
浄瑠璃寺に戻るバスはすでに行ってしまっていて、次に来るのは40分以上後。

仕方ないので、お昼も近かったことだし、食事をして待つことに。

きつねうどん。美味しかった。

ここで、愛知からいらしてるという優しい笑顔の女性と知り合いました。
浄瑠璃寺にずっと来たかったのがやっと今日願いが叶って嬉しいということ、岩船寺で私がとても真剣にお参りしているので気に掛けてくださってたらしいこと、10年ほど前に癌を患い、手術後食事療法などを取り入れながら幸運にも再発することなく、あと1回で術後の検査が全て終わることなど、いろいろ話してくださいました。
旅先での一期一会の出会い。それも時間通りバスに乗れていたらこんな話をすることもなかったはず。
大病をしてもこうして元気になってひとり旅を楽しむことができるんだな、この方のように穏やかで思いやりを持った優しい人になりたいなぁと、神様がもたらしてくれた素敵な出会いに感謝しました。

食後、バスで浄瑠璃寺まで戻り、女性の方と別れて奈良駅方面へ行くバスを待つ。
が、なかなか来ない。
あれ?おかしいなと時刻表を見て気がついた。

あわわ、12時台がない!!

あと1時間か~
前はこんな失敗しなかったのにな・・・頭のネジが緩んでるのかな?

などと考えつつ、ぼーっと待ってても暇すぎるので周辺の石仏めぐりでもすることにしました。


あたご灯籠。


阿弥陀如来。


暗くて見づらいけど地蔵菩薩。


唐臼の壺。


手水や石灯籠のある、立ち入り禁止の階段。気になる・・・



石仏めぐりは楽しいのですが、何しろひと気のない山道。小雨も降っているので暗く、少しぬかるんできていて若干の怖さは否めない。行き過ぎて帰りのバスに間に合わなかったらシャレにならないので、適当なところで引き返しました。

結局予定より2時間オーバーしてしまい、午後の予定を大幅に変更。
ほんとは、御所にある一言主神社に行きたかったのだけど、遠いので諦めました。
ま、きっとまた機会があるよね。

バスで奈良市内に戻り、そこから大安寺へ。
去年いただいていたお札をお返しに行きました。
こんなこともあろうかと、準備してきて良かった。

ご本尊の十一面観音を前にしていたら、前回来たときのことを思い出してなんとも言えない気持ちになり、他に誰もいないのをいいことにしばらく仏さまと話をしていました。勿論お返事はないけど、ほんとに優しいお顔で私の話を聞いてくれていたような気がします。

いつも見逃していた塔址。

かつてこのあたりに高さ100mを超える七重塔が東西2塔も建っていたんです。
壮麗だっただろうなぁ。
しばし、その時代に思いを馳せました。

形あるものはいつかは無くなってしまう。
この世の大きな営みの中で、それは一瞬の幻のようなものなのだと思います。
それはわかっているけれど、形の無くなったもの、見えなくなってしまったものへの愛惜の想いは尽きることはありません。


今回いただいた御朱印。

右から、東大寺大仏殿、手向山神社、東大寺二月堂。


浄瑠璃寺、岩船寺、大安寺。





浄瑠璃寺

2014-10-24 20:54:00 | 旅/街歩き
2日目。

朝9時11分近鉄奈良駅発のバスで浄瑠璃寺へ。



今回の旅の目的のもうひとつはここでした。
ここ三ヶ月ほど、ふと気がつくと、ここの九体阿弥陀如来像がイメージとして何度も頭に浮かんできて、それがとても不思議でした。
去年の夏に来たときの印象が強くて潜在意識に残っていたからかもしれないし、他に何か意味することがあったのかもしれない。何故だか自分でもよくわからなかったのですが、とにかくずっと気になってました。
Liveを観に奈良に行くのなら、浄瑠璃寺にも行ける。それが今回体調がまだ万全ではないにも関わらず、ちょっと無理をして奈良に来た理由です。


国宝の三重塔。
ここの本尊の薬師如来像は秘仏の為、今回は観ることができませんでした。


国宝の阿弥陀堂。


阿弥陀堂の中には、九体の阿弥陀如来。
柔らかくて穏やかな独特の空気。
お堂の中が優しく光り輝いているようで、阿弥陀如来が意味する、無限の光、永遠の命の存在を本当に感じられるような気がします。

また、ちょうど開扉時期に当たっていた為、吉祥天のお厨子が開けられていました。
ここの吉祥天は色っぽい美人でとても有名なんです。初めて拝むことができました。

浄瑠璃寺の伽藍配置は極楽浄土の世界を表したもの。
パンフレットによると、三重塔にいる薬師如来は過去世から送り出してくれる仏さま、阿弥陀如来は未来にいて、苦悩を越えて進んでくる私たちを迎え入れてくれる来世の仏さまなんだそうです。
でもそういう仏教的なことを知らなくても、このお寺がひっそりとした静寂に包まれていて、私たちが普段生きている世界よりちょっとだけあの世に近いのかなぁと感じさせてくれる、独特の雰囲気を持ったお寺だということがわかります。



前回も良いお寺だと思ったけれど、今回はそれ以上に訪れる人を包み込んでくれるような優しさを感じて、思わず涙がこぼれてしまったのでした。


東大寺

2014-10-24 16:46:59 | 旅/街歩き
Liveが終わってまだ3時半過ぎ。
宿にチェックインするのは早いけど、お寺めぐりには遅い時間。

せっかく奈良公園にいるんだから、やっぱり東大寺がマストだよね、時間的にも。





10月の午後。時間が止まったかのよう。
神無月だよ、先生~!という鹿の声が聞こえてきそうです。
懐かしいな。



大仏殿。
開いてる時間に来たの何年ぶりだろ。
あ、大仏さまの写真、撮ってなかったな・・・
写真だと、なんだか別物みたいになっちゃう。
当たり前だけど、やっぱり大きかった。



日没を観に二月堂へ。
(真ん中の屋根が大仏殿)
いつも夜ばっかりだったから、明るいうちに来るのは久しぶり。
釣瓶落としであっという間に沈んでいってしまいました。
綺麗だったな。




そのままブラブラしながら東向まで戻って、ヴェトナム料理のコムゴンで一人ご飯。

地元の人でいつもいっぱい。
一人でも居心地いいし、美味しいです。

宿はいつものフジタ。
毎週楽しみにしてる「軍師官兵衛」を観たり、女性専用階の部屋に置かれてるスチームエステをしたりしながら、夜は早めに就寝しました。