LOSALIOSのアルバム「the end of the beauty」を聴きながら電車。
人間の悪意というのは、この世で最も厄介なものの一つだ。一度捕まるとなかなか逃げ切れないし、仮に逃げ切ったとしても自分の預かり知らないところでどんどん増殖していく。
ありえないことだが、もし君に「私のこと、どれくらい好き?」と訊かれたら「世界中の森林が伐採されるくらい好きだ」と答えよう。
あるいは、「虎がバターになるくらい好き」でもいい。やれやれ、どうかしている。
駅のホームに一人で佇んで、the pillowsの「ONE LIFE」を聴く。大丈夫、俺はやっていけるさ。もっとタフになってやろう。この世界を俺が回してやるんだ。
「どんな靴をはいてても歩けば僕の足跡/立ち止まればそれまで/僕が終わるしるし」
駅から一人で歩きながら、GRAPEVINEの「指先」を聴く。今まではどうしようもない思い出がよみがえってきて不快だったけれど、今夜はそんなこともなさそうだ。