灯【NEW】

秋里とあかりままんの部屋。

アルビレオの観測所

2022-07-04 01:21:25 | 小説

夜ご飯のお片付けが終わった後にウオーキング途中でいつも前を通るザビエル公園前にあるNTTの建物。
夜空に鉄塔がチカチカと赤い地味な光で瞬き、シーンとして誰もいない建物から微妙に機械の音だけが聞こえてきます。
何だかそれを見るたび、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に出てくるアルビレオの観測所を思い出してしまいます。
『銀河鉄道の夜』は私が小学生時代からの愛読書で、秋里画伯が小さい頃にベッドに入って眠るまで何度も読んで聞かせてました。
其のせいか、彼女は大学入試に提出する論文も『銀河鉄道の夜』、そして卒論テーマも宮沢賢治研究にしてました。
「調べれば調べる程、賢治は微妙にキモい(笑)」
秋里画伯のお言葉です(≧▽≦)。
「うん、わかる、親友が離れた後、一人で八戸まで行って夜の海岸で一人星を見て、自分たちに思い重ねる賢治、微妙にキモい(笑)」
私のお返事ヾ(≧▽≦)ノ。
コメント
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