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札幌・円山生活日記

ボタニカルアート展とエゾリスと。~「豊平公園」~

農林水産省林業試験場の跡地を利用して1977年に開園した「豊平公園」。約7.4haの園内には各種バラ等を栽培している「花木園」、各国の針葉樹を集めた「針葉樹見本園」などの花壇・庭園のほか、植物についての常設相談コーナーと展示温室を備えた「緑のセンター」等があります。同センターでは3月19日(火)から3月31日(日)まで植物の詳細画の展示会「ボタニカルアート展」を開催中です。

本日は「豊平公園」です。3月19日(火)から開催されている「ボタニカルアート展」を鑑賞するとともに公園内を散策しました。1匹だけですが園内でエゾリスにも出会えました。アクセスは地下鉄東西線「大通駅」で東豊線に乗り換え「豊平公園駅」下車です。1番出口からすぐの場所に「緑のセンター」があります。
「緑のセンター」の外観。開館の8時45分まで少し時間があるので先に園内を散策します。

昨年も同時期に来た際には公園内の雪も融け白樺林の隣では《スノードロップ》が咲いていたのですが今年は主要園道を除き雪で一面覆われています。今年は3月になっても大雪があったので雪が厚いです。
それではと気持ちをリスめぐりに切り変えて園内を周ります。ですが良く知った「円山公園」と勝手が違います。仲々リスに出会えません。
漸く「針葉樹見本園」奥で1匹のエゾリスを発見。

残念ながらすぐに木の上にお隠れになりました。「緑のセンター」の開館時刻も過ぎているので本日のリスめぐりはここまで。

「緑のセンター」で開催中の「ボタニカルアート展」。1階正面玄関入ってすぐに展示されている作品群です。
主要展示会場は2階ミーティングルーム・ホールの展示スペースです。
ホタニカルアート(Botanicalart)は、植物学の記載に適するように正確に描いた植物画のことで、その歴史はルネサンス期に花咲きました。それ以降の植物画は写実性に欠けているのにたいして、自然を重視したルネサンス期には植物を正確に描き残しています。レオナルド・ダ・ビンチのオーニソガラムのスケッチなとが有名ですが、これは美術としての美しさより育種の歴史を示す情報として尊重されます。「ホタニカルアート展」は当センターの植物画講座で学ぶ皆さんと「さっほろ植物画同好会」、講師の福澤レイ先生による展示会です。
2階ミーティングルーム・ホール。今回で26回目となるボタニカルアートの展示会。道内のボタニカルアートで第一人者の福澤レイ先生と「さっぽろ植物画同好会」のみなさん合わせて29名による大きめの額作品57点と小作品6点のあわせて63点が展示されています。当日はHTB(北海道テレビ放送)のカメラクルーが取材に来ていました。なお「作品の撮影はご遠慮ください」と書かれているので公園ウェブサイトで掲載されている程度の会場の写真のみです。
HTBでは午前のニュースで放送していました。『植物を正確・精密・細密に描く「ボタニカルアート」愛好家など63作品を展示/札幌・豊平公園緑のセンター』(HTB北海道ニュース/3/28(木) 11:56配信)。


会場での写真撮影に制限があるのでHTB北海道ニュースで雰囲気を感じてください。
夕方のNHK『ほっとニュース北海道』でも取り上げられていました。


『【ななまるMAP】札幌編 ボタニカルアートで春を!』(北海道 NEWS WEB/3月28日18時57分)。個人には「作品の撮影はご遠慮ください」としながらTV取材では作品も堂々と撮影させるというのは少し??。展示作品を描かれた方のプラバシーへの配慮と思慮されるのでもう少し制限事項を整理すればと思われます。


最後に「緑のセンター」アトリウムの花々を観賞。満開の《ナシ》。園内のナシの剪定枝を水に活けたものだそうです。
そして《エニシダ(マメ科エニシダ属)》。黄色の可愛らしい花でした。

以上で「豊平公園」の散策終了。ありがとうございました。

「豊平公園」
札幌市豊平区豊平5条13丁目 電話011-811-6568
営業時間 8時45分〜17時15分
定休日 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金 無料 ※テニスコート640円/1時間駐車場無料
*ボタニカルアート展は3月19日火曜日から3月31日日曜日まで
緑のセンターで開催です。
(2023.3.29)



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