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札幌・円山生活日記

「さっぽろ純連 札幌本店」

1964年(昭和39年)創業で札幌ラーメン界の一大系流“純すみ系”のルーツ「さっぽろ純連 札幌本店」。札幌の味噌ラーメンに革命を起こしたという“濃厚な味わいを追求した斬新な味”が健在です。大変な人気店で今日も行列が絶えません。

日は「さっぽろ純連 札幌本店」でラーメン・ランチです。取水塔と八つ橋と~晩秋の西岡公園〜後のランチ店を探して「澄川駅×ランチ」でネット検索すると真っ先にでてきたのが同店。ガイドブックや土産物屋などで著名な札幌ラーメンを代表する店です。その本店が当地にあると知り「西岡貯水池」と並んで「ぜひ行くぞ!」と誓いました。有名店だけに行列必至だろうと11時の開店時間早々に入店すべく「西岡公園」入りの時間を調整してやってきました。本末転倒というかどちらが主役か判らない状況ですが美味いものを食べるためには労を惜しんではいけません(ということにします)。場所は地下鉄南北線「澄川駅」から駅前の「平岸通り」を北へ5~6分ほど歩いた通り沿いにあります(地図)。

「平岸通り」を北へ歩いていくと黄葉が立派な「相馬神社」隣に「純連」がありました。ちなみに「純連」は東京オリンピックが開催された昭和39年(1964年)に村中明子氏が創業(当時は読み方は「すみれ」、昭和58年に「じゅんれん」に変更)。 昭和62年(1987年)に創業者長男の村中教愛氏が二代目を継承、「純連」で修行を積んだ三男の村中伸宜氏が平成元年(1989年)に「純連」とは別に創業したのが「すみれ」だそうです。この兄弟店で修業した人やインスパイアされて開店した店を札幌ラーメンの一大系流“純すみ系”と称するそうです(店のウェブサイト等より)。
 
店に着くと丁度暖簾が出された開店時だったのですが前には既に10数人が並んでいました。並んでいる場所から店内を見るとカウンター席が8席ほど見えたので「一巡目は無理かな?」と思いました。

店内に入って皆さん食券を買われるようで少しずつ列が進みます。漸く順番が来て暖簾をくぐります。


券売機。後ろにも並んでいる人がいるので少しプレッシャーで食券を購入。
カウンターの一番端の席に案内されました。
カウンター横を見ると4人用のテーブルが2卓あり6人が案内されていました。これでカウンター席に一巡目で辿りついたようでした。ラッキーでした。

食券を店の人に渡しラーメンを待つ間に改めてメニューを拝見。
こんなセットものもあったのですね。次回の参考にします。

待望のラーメンが到着。「味玉みそ」(税込み950円)に「ワンタン」(同100円)をトッピング。
「純連」の味を特長付けるのがこの濃厚スープ。表面を覆うラードが熱をとじ込め最後まで熱々のおいしさを味わえます。創業当時は“さっぱりした味のラーメンが主流の中、純連のラーメンは濃厚な味わいを追求。その斬新な味は多くの人に衝撃を与えました。当時ラーメン1杯の平均価格は75円。そんな中、100円と言う価格をつけたのは純連のこだわりと自信の現れでした”という伝統の味わいです。濃厚味噌味に山椒、ニンニク、生姜が良いアクセントになっていて美味しいです。長い行列の人気に納得します。
麺は中太縮れ麺で小麦味感じる食べ応えのあるコシの強い麺です。濃厚スープに良く合います。
「ワンタン」。とろける良く出来たワンタンでした。丁度座ったカウンター端の席は待ち席に座りきれない人が立って待っている場所です。何となく後ろから「早く食べろよ」プレッシャーを感じながら最後まで熱いスープを味わい完食しました。大変結構で満足しました。

退店して通りの向かい側から店舗を見ます。平成6年(1994年)に2代目・村中教愛氏が札幌店を現在地に移転させた際に建てた4階建ての建物。2階以上は「シャトー純連」の名前で賃貸マンションとなっているようです。

札幌ラーメンの一大系流をなす“純すみ系”のルーツは大人気店でした。ラードの油が浮いた味わい深くコクのある伝統の濃厚味噌ラーメンは行列に納得の美味さです。大変満足のラーメンランチでした。それにしてもお土産麺はどうやってあの味(特に熱々ラード)を再現しているのでしょうか?「やっぱり店で食べるのが一番だ!」と思うような気がしますが一度試してみます。次回店で感動をもう一度味わうまでの繋ぎとなるでしょうか。ご馳走様でした。
 
「さっぽろ純連 札幌本店」
札幌市豊平区平岸二条17丁目1-41 シャトー純連 1F 011-842-2844
営業時間:11:00~21:00
定休日:木曜日
(2021.11.3訪問)

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