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札幌・円山生活日記

円山の木々の中で本格中国料理!~円山西町「中国料理 山の座忘庵」~

本日は円山西町の「中国料理 山の座忘庵」でランチです。円山・裏参道での28年の営業の後に昨年4月に円山西町の現店舗に移転オープンした店です。円山・裏参道時代から同店では夏季メニューとして期間限定で「冷やし中華」を提供し大人気でした。我が家もファンの1人で店のインスタグラムを見ているこの夏も登場です。その名も「海鮮と棒棒鶏の冷麺」で1日限定5食。早速予約して出かけてきました。アクセスは地下鉄東西線「円山公園駅」のバスターミナルから「JR北海道バス・循環円16」に乗り「円山西町2丁目」で下車、停留所から住宅街へ入り3分ほど歩いた場所です(地図)。 

「円山西町2丁目」バス停のある「藻岩山麓通」から「円山」方向へ住宅街に入ります(写真奥が「円山」)。最初の角を右に曲がり両側に立派な家が並ぶ高級住宅街の緩やかな坂を登ります。

その坂の途中に「中国料理 山の座忘庵」があります。「座忘庵」は1994年に「裏参道」の北側にオープンして2008年10月には「裏参道」南側の大きな枝垂れ柳に覆われた古民家の店に移転。2022年10月末に建物契約満了で閉店することになり昨年4月に現店舗に移転オープンしました。

営業は月・火・木・金曜の週4日、昼夜とも予約制でご夫婦二人で“円山の木々の中で本格中国料理を”と心を込めて運営されています。

「座忘庵」の白い暖簾をくぐると石地蔵さんがお出迎え。店内外に以前の店舗で使われていた懐かしい調度品類が置かれています。

店に入ると部屋が2つ。左手奥の庭に面した部屋には4人掛けテーブル席×1と2人掛け×1。靴を脱いでスリッパに履き替えます。


入口正面には薪ストーブの置かれた部屋。2人掛けテーブル席×1と小上がりの掘りごたつ席。薪ストーブ脇のテーブル席のみ靴のまま利用可能です。

更に薪ストーブ脇から出られるベランダにもテーブル席があります。虫が来るということで積極的には案内しないそうですが“気にしないから”と利用する方もいるそうです。確かに天気の良い日は気持ちが良さそうです。

ベランダから斜面の庭にも出ることが出来ます。庭から見た店の建物


ランチメニュー。「お昼のコース」「中国膳」「海鮮あんかけ焼きそばセット」「五目あんかけ焼きそばセット」、そして夏メニューの「海鮮と棒棒鶏の冷麺セット」。全てのセットに「彩り前菜盛り合わせ」が付きます。本日は予約時に「海鮮と棒棒鶏の冷麺のセット」と「中国膳」をお願いしました。


先ずは「彩り前菜盛り合わせ」が登場。

一口サイズの色鮮やかな前菜が10種類。全て手作りだそうです。

中央の「小エビのから揚げ」に「安東鶏ガーリックソース」。

右上より時計周りに「白菜の甘煮卵巻」「胡瓜の辛子甘酢」「カブの花仕立て」「蜜焼き叉焼」「たぐり湯葉」。

同じく「ほうれん草の胡麻豆腐」「トマトの杏露酒漬け」に「茄子の香味揚げ」。一つ一つ細かい作業で手が込んでいます。美味しいです。

「中国膳」。おかず3種+点心1種+炒飯+卵スープの贅沢セット。
「余市産ワイン豚の柔らか煮」。「ワイン豚」は余市町の「北島農場」で誕生した豚で余市町産のワインを飲ませて育てたら今までのものより柔らかく、きめ細やかでキレイな肉質の豚肉が誕生したとのこと。

「大海老のチリソースと海老春巻き」。「海老春巻」には海老がみっちり詰まっています。

「季節野菜と猿払産ホタテ、イカの薄塩炒め」。あっさり薄味ですが旨味がしっかり効いています。他の品々もそうですが爽やかなヘルシー感覚の中国料理です。

本日の点心は「肉焼売」。肉々しい焼売でタレなしでも美味しくいただけました。

こちらが5食限定の夏期メニュー「海鮮と棒棒鶏の冷麺セット」。

猿払産ホタテや海老・クラゲなどの海鮮と旨味豊かな蒸し鶏に季節野菜が贅沢に盛り込まれた彩りも美しい冷麺です。

ツルツル・シコシコの中細麺は最初はさっぱりした醤油味のたれで、途中からごまの棒々鶏ソースをかけて2種類の風味で楽しめます。大変美味しくいただきました。

デザートは棗(なつめ)入りの「胡麻団子」と「杏仁豆腐」にメロン。

特に濃厚クリームのブラン・マンジェのような「杏仁豆腐」が美味しかった。「座忘庵」特製の「杏仁豆腐」だそうです。以上、前菜からデザートまで味わい深い中国料理でした。特にシニア世代には油も味も濃すぎないヘルシー感が大変有難かったです。ご馳走さまです。
なお以前の店で働いていたうどんと中国料理のスタッフはそれぞれ独立して店を出されているそうです。

帰路はバス便の時間が悪く店から徒歩です。双子山の丘を超えて「円山」向こうの我が家まで腹ごなしも兼ね歩きました。写真は丘の頂上付近から振り返って見た「大倉山」(右)や「幌見峠」(左)方向。

そして進行方向の丘頂上付近から見た旭ケ丘などの街並みです。急傾斜の「山越え」でした。

「中国料理 山の座忘庵」
札幌市中央区円山西町8-4-19
電話:050-3690-1670
営業時間;[月・火・木・金]11:30~14:30/17:30~21:00
定休日:水曜日、土曜日、日曜日

座忘庵(@zaboan
(2024.8.6)

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