習い事から学ぶこと
それは沢山ありますよね
特に子供の場合、「ただバイオリンが上手になる為にレッスンする」
だけを目標に、私はレッスンしていません
コツコツ頑張ることの大切さ
一つの事を続ける・やりぬくこのと大事さと難しさ
これらも学んでもらいたいという気持ちでレッスンしています
生徒さんとは、コミュニケーションがとても大事になると思っています。
ある程度の時期になったら、レッスン室には生徒さん一人で受けに来るという事もとても大事です
ある程度の時期とは、「思春期・反抗期・親離れの時期」だと私は思っています。
もちろん例外もありますが・・・。
先生と生徒さんが、直接コミュニケーションをしっかりとれるので、とても仲良くなれるし、信頼関係が築けるので、
色々な面でレッスンがスムーズにいきます
私にとってはとても重要な事だと思っています
特に思春期のお子さんの場合はなおさら、先生と生徒さんとの信頼関係築きは大事にしています
「次回のレッスンは？」とか「今週はあまり練習できていません」とか、
お母さんが代弁して言うのではなく、
生徒さん自身の口でしっかり先生とお話してコミュニケーションをとる
先生が言った事を親御さんがチェックするのではなく、自分自身でチェックする。
これはとても大事だと思います
ある時、これまでは親御さんがレッスンも付きっ切りでしたが、
ある時から親御さんは車で待ち生徒さん一人で来るようになりました。
以前は
「全体的にもっと弓をたっぷり使ってもっとこう表現して」
といっても、なかなかできない、というか、しなかったのですが、
一人で来るようになった今、弓をたっぷり使い、表現をしようとしてくれます
そして、親御さんが付き添っていた時より、自ら色々話してくれるようになりました。
質問もできるようになりました
私も、生徒さんが何を考えているのかちゃんと意思疎通がとれるので、とてもスムーズです
レッスン室に先生と
二人きり
という緊張感もいいのかもしれません
自立をしていく事で、バイオリン演奏も一皮むけます
演奏技術もワンランクアップします
これ、本当ですよ
私はそう思います
私の母は、私が思春期を迎えようとする時期の少し前から一人でレッスン室に行かせました。
もちろん、車でレッスン場所まで連れて行ってくれますが、レッスン室には一人で行かせます。
レッスン場所まで高速道路にのり、車で1時間半
レッスン中母は、車の中で、1時間本を読んだり、寝たり、買い物に行ったり。
そしてレッスンが終わると、駐車している母のもとに戻り、また高速道路を走り1時間半後に我が家へ。
それを毎週です
音楽の道に進むと決める前からです。月４回、あるいは５回、毎週です
今考えると、母にとって、とても大変だったと思います。
今思うと、どんだけそれが大変だったことかわかります
でも私の為にしてくれた事、今は心から感謝の日々です
「先生と自分自身でしっかりコミュニケーションをとって、挨拶したり、レッスン中先生の言われた事や、次回レッスンについてなど、
自分で責任をもって先生と自分自身でお話ししなさい。
そして、自分の手で先生にお月謝を「ありがとうございました」と渡しなさい。
そして、その習い事を続けるかどうかは、自分で選択しなさい。」
とのこと。
母に感謝の毎日です
そして私の場合、今まで習っていた先生達と今でも親交があり、
いい関係を築けているのは、
あの時、自分と先生という二人の間で築いた信頼関係があるからだ
と痛感しています
」
」
