ゆずにっき

家族のこと、友達のこと、日々のこと、1型糖尿病のこと…

妊娠前のこと

2008-05-21 | 1型糖尿病妊娠日記

ゆずが生まれたあと体調はなかなか安定せず、授乳の影響で繰り返す低血糖、
慣れない育児による疲労、なぜか毎月のように繰り返す発熱…
私も大変でしたがフォローしてくれる周りからもずいぶんと心配されました。

2歳になり育児にも少し余裕が出てきた頃、もうひとり…という気持ちが強くなってきました。
そんな折、ゆずの入院と「奇形」の発覚。
今となっては、その奇形がかなりありふれたものであること、
奇形と呼ぶほどたいしたものじゃない小さなものであること、
わたしの糖尿病とはおそらく無関係であることなど理解できましたが、
そのときはかなりのショックを受けました。

もうひとり産みたい気持ちは消えたわけではなく、むしろ強くなっていたような気がします。
でもまたここで悩むわけです。
産みたいのは純粋に「子どもがいることに幸せを感じているから」なの?
もしかしたら、糖尿病があるわたしにも健康な人と同じように「五体満足な子」を産めると確認したいからなのでは?
今でもこの気持ちに関して答えは出ていません。
心の底にそんな気持ちがあるのかもしれない。

でもやっぱり産みたい。
なんか、それでいいのかな、その気持ちに偽りはないのだから素直に望んでいいんじゃないかな、とある時開き直りました。

で、夫にその気持ちを伝えると反対されるわけです。
そう、こっからが長かった(笑)
夫は妊娠中や出産後の低血糖のきわどさをかなり心配していました。
同時に妊娠中の硝子体出血についても
「子どもがほしい云々よりわたし自身の体、今の生活を守ることが大事なのでは?」
ということを言われました。
目が見えなくなったら…
可能性は低いのですがそれが一番のネックだったようです。

ここから約1年半にわたり説得が続きます。

続きはまた後で。


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