ゆずにっき

家族のこと、友達のこと、日々のこと、1型糖尿病のこと…

妊娠前のこと、続き

2008-05-21 | 1型糖尿病妊娠日記

夫の反対の理由はほかにもありました。

会社の将来、わたしの年齢・病歴、ゆずの体のこと…
なんだかいろいろと考えているようでした。

夫は意志が固い人なので、こうと決めたら流されるということはほとんどありません。
わたしからの話も折をみて…という感じであまり何度もできずにいました。
昨年の9月ごろ、これが最後かな、という思いでもう一度「諦めきれない、チャンスが欲しい」と話してみました。

「…もともと子どもは二人くらいいてもいいと思っていたし」
その言葉を聞いたとき、ほんとに嬉しかった。
年齢を考えて期限を決めよう。
半年以内に授からなかったら諦める。
そう約束しました。
ちょうどHbA1cも6%前後で調子がよかったんです。

わたしは妊娠しやすい方で、それまで3回妊娠を経験しましたが、どれも一発妊娠(すいません、露骨で…)
しかしながら2回流産。
これが新たな心配でした。
妊娠できたのに流産したら…
3か月待っているあいだ(流産後はあいだをあけることになっているので)に時間がどんどん過ぎてしまう。
そしたらもっと諦めきれなくなるんじゃないか。
30代後半になってあのときよりきっと妊娠しにくくなってるだろうしなぁ。

12月。
あと数日で生理予定日、という時に普段よりかなり強い腹痛と腰痛を感じていました。
う~~ん、どっちだろう。
2日後に検査薬を試す。
うっすら陽性。
まだ早かったかな。
と思った次の日出血。
それもかなりの量。
規則的な鈍痛。
あ~~、ダメだったんだな…

きっとケミカル(検査薬で陽性が出てもエコーで胎嚢などが確認される前に流れることらしい)だな、と思いました。
夫と話し、ひと月お休みしてみることに。

2月。
検査薬を試す前に吐き気が。
間違いない気がしました。
しかしながらその時のHbA1c6.5%。
おまけにかかりつけの病院の内科閉鎖問題発覚。
ちょっと複雑な気持ちで検査薬を試します。


妊娠前のこと

2008-05-21 | 1型糖尿病妊娠日記

ゆずが生まれたあと体調はなかなか安定せず、授乳の影響で繰り返す低血糖、
慣れない育児による疲労、なぜか毎月のように繰り返す発熱…
私も大変でしたがフォローしてくれる周りからもずいぶんと心配されました。

2歳になり育児にも少し余裕が出てきた頃、もうひとり…という気持ちが強くなってきました。
そんな折、ゆずの入院と「奇形」の発覚。
今となっては、その奇形がかなりありふれたものであること、
奇形と呼ぶほどたいしたものじゃない小さなものであること、
わたしの糖尿病とはおそらく無関係であることなど理解できましたが、
そのときはかなりのショックを受けました。

もうひとり産みたい気持ちは消えたわけではなく、むしろ強くなっていたような気がします。
でもまたここで悩むわけです。
産みたいのは純粋に「子どもがいることに幸せを感じているから」なの?
もしかしたら、糖尿病があるわたしにも健康な人と同じように「五体満足な子」を産めると確認したいからなのでは?
今でもこの気持ちに関して答えは出ていません。
心の底にそんな気持ちがあるのかもしれない。

でもやっぱり産みたい。
なんか、それでいいのかな、その気持ちに偽りはないのだから素直に望んでいいんじゃないかな、とある時開き直りました。

で、夫にその気持ちを伝えると反対されるわけです。
そう、こっからが長かった(笑)
夫は妊娠中や出産後の低血糖のきわどさをかなり心配していました。
同時に妊娠中の硝子体出血についても
「子どもがほしい云々よりわたし自身の体、今の生活を守ることが大事なのでは?」
ということを言われました。
目が見えなくなったら…
可能性は低いのですがそれが一番のネックだったようです。

ここから約1年半にわたり説得が続きます。

続きはまた後で。


妊娠について

2008-05-21 | 1型糖尿病妊娠日記

こちらもようやく暖かい日が増えてきました。

とはいっても気温差が大きく暖かい日は25度、寒い日には10度以下…
先日(ゴールデンウイークに)最高気温が28度という日がありましたが、その日の最低気温、何と3度。
体がついていけませんよ~~
風邪も少しはやっているようです。

前の記事のコメント欄に「妊娠までの長~い道のり」なんてことをチラッと書いたので、
今に至るまでのことを少しずつ記録してみようと思います。
同じ1型糖尿病の人で、妊娠を希望しながらも迷いを持っている人がたくさんいるということ、
先日のカンファレンスや紹介をいただいたかたとのお話、
また昔からの友達の妊娠報告などで
あらためて情報を求める人の多さを感じました。

私も例外ではなく、ゆずを妊娠したとき、そして二人目を考えた時に
ずいぶんとネットで検索したり相談したものです。
悩みを解決してあげることはできないけれど、
わたしの体験したことを読んで
みんな同じように悩みながらも妊娠を決意していることを知ってもらえたら、
誰かに相談するきっかけになってくれたら、
妊娠・出産を諦めずにすんでくれたらいいなと思っています。

長くなったので今日はいったんここで〆ます。
現在18週、あと少しで6ヶ月になります。
おなかの子は今日も元気に動いてますよ~