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ザ☆ミュージシャンズ・プログラマー - Exploring Music & Programming -



こんにちは。
システムの閉塞に伴い急に暇になりました。
ということでもないですが、愛してやまないビートルズのファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』の別テイクや別ミックスとレコーディング過程をまとめた音源のレビューをざっとします。
オリジナルは2009年9月にリリースされたステレオ(ボックスと単品)とモノラル(MONOボックスのみ)のミックスが今や世界標準になっていることは周知の事実です。基本的にはセッションズ・シリーズには、英国オリジナルの曲順で別テイクもしくは別ミックスを配置、残りはそれぞれの別テイクもしくは別ミックスや珍しいテイクなどを配置しており、世界標準は含まれていないと思っています。
CDのインデックス上では全35曲になっていますが、完奏していないテイクも当然含まれています。
  1. I Saw Her Standing There - "2:51"
    take2 (Stereo)
    仮題は"Seventeen"
  2. Misery - "1:52"
    take 1 (Mono)
  3. Anna (Go to Him) - "2:57"
    US Capitol Stereo Mix 1965 (多分、Early Beatles)
  4. Chains - "2:26"
    US Capitol Stereo Mix 1965 (多分、Early Beatles)
  5. Boys - "2:24"
    US Capitol Stereo Mix / Channel Reversed (多分、Rock 'n' Roll Music)
    リンゴのボーカルが左より。
  6. Ask Me Why - "2:24"
    UK Original Single Mix (Mono)
  7. Please Please Me - "2:01"
    Acetate Mono Mix / No Harmonica
  8. Love Me Do - "2:19"
    US Capitol Stereo Mix 1965 (多分、Early Beatles、疑似ステレオ)
    ドラムがアンディ・ホワイトでリンゴがタンバリンを叩いている
  9. P.S. I Love You - "2:02"
    US Capitol Stereo Mix 1965 (多分、Early Beatles、疑似ステレオ)
  10. Baby It's You - "2:42"
    US Capitol Stereo Mix 1965 (多分、Early Beatles)
  11. Do You Want to Know a Secret - "2:00"
    take7 / Doo Rah Doos in the First Verse (Mono)
  12. A Taste of Honey - "2:03"
    take6 (Mono)
  13. There's a Place - "1:53"
    take11 (Mono)
  14. Twist and Shout - "2:35"
    US Capitol Stereo Mix / Channel Reversed (多分、Rock 'n' Roll Music)
    ジョンのボーカルが左
  15. Besame Mucho - "2:34"
    EMI Audition 6/6/1962 (Mono)
    ドラムはピート・ベスト
    同日にはLove Me Do、P.S. I Love You、Ask Me Whyもプレイしている。
    次のレコーディング(4/9/1962)にはリンゴに交代している
  16. How Do You Do It - "1:57"
    take2 4/9/1962 (Mono)
    Anthology 1に収録のものと同じ
  17. Love Me Do - "2:31"
    EMI Audition 6/6/1962 (Mono)
    ドラムはピート・ベスト
    Anthology 1に収録のものと同じ
  18. Love Me Do - "2:24"
    UK Original Single Mix
    ドラムはリンゴ
    LP収録のものはアンディ・ホワイトがドラムを叩き、リンゴはタンバリンを叩いている。ちょっとふてくされているみたい。ジョージ・マーティンにはかなり根に持っているとのこと(笑)
  19. Please Please Me - "2:01"
    UK Original Single Mix (Mono)
  20. There's a Place - "2:08"
    take1 (11/2/1963)
  21. There's a Place - "0:13"
    take3 (11/2/1963)
  22. There's a Place - "1:58"
    take4 (11/2/1963)
  23. There's a Place - "2:03"
    take9 (11/2/1963)
  24. I Saw Her Standing There - "1:24"
    take6 (11/2/1963)
  25. I Saw Her Standing There - "0:18"
    take7 (11/2/1963)
  26. I Saw Her Standing There - "0:15"
    take8 (11/2/1963)
  27. I Saw Her Standing There - "2:49"
    take9 (11/2/1963)
    このときのカウントがLP最初のカウントとして使用された。
  28. I Saw Her Standing There - "0:38"
    take11 (11/2/1963)
    手拍子で終了
  29. Misery - "1:07"
    take2 (11/2/1963)
  30. Misery - "0:17"
    take3 (11/2/1963)
  31. Misery - "0:43"
    take4 (11/2/1963)
  32. Misery - "0:36"
    take5 (11/2/1963)
  33. Misery - "2:09"
    take6 (11/2/1963)
  34. Misery - "1:56"
    take7 (11/2/1963)
  35. Do You Want to Know a Secret - "2:36"
    take8 (11/2/1963)
    採用されたバージョン

Love Me Do/P.S. I Love Youが5/10/1962にデビューシングルとしてリリース。
Please Please Me/Ask Me Whyが11/1/1963にセカンドシングルとしてリリース。

残りの10曲は11/2/1963の1日でレコーディングされ、これを元にMonoおよびStereoミックスが作成された。
なお、Love me DoとP.S. I Love Youは現時点でもリアルなStereoミックスは存在しない。(U.S. Capitol版は疑似ステレオバージョンが収録されている)
このレコーディング中には、セカンドLP"With the Betles"に収録されるHold Me Tightもプレイされているが、編集は行われず、ボツとなり、この際の音源は存在しない。セカンドLPに収録のバージョンはリメイクされてたもの。

Miseryのピアノ、Baby It's Youのチェレスタはジョージ・マーティンがオーバーダビング(スーパー・インポジション)(20/2/1963)したもの。

22/3/1963に晴れてデビューアルバムLP「Please Please Me」がリリースされた。


   


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