アケボノソウ

離婚・相続など家事事件及び中小企業法務を得意とする、立川市のあけぼの綜合法律事務所のブログです。

世界的中堅企業の今後

2011年11月25日 | 中小企業
林原グループの行っていたADRが失敗し、
先日、更生計画が提出されたように、
会社更生が進んでいます。


東洋経済の記事では、不動産投資の失敗による
損失と不正経理のようです。


しかし、林原といえば、高い技術力と高い市場占有率を
維持し続けた世界的に著名な地場の中堅企業でした。
不正経理がなされていたとは言え、利益率をごまかす
ことはできても、技術力、市場占有率をごまかすことは
できないはずです。
したがって、会社更生がなされたとしても、高い技術力
と高い市場占有率は真実だったはずです。


そしてその特徴は、長期的に先端的・独創的技術開発に
取組み、その高い技術を徹底的に特許で守りつつ、製造
ノウハウを非特許障壁として他社の追随を拒むことで、
世界的に著名な地場の中堅企業になったそうです。


今回引責で取締役を降りる林原健社長は、1961年
19歳の時に、父で当時の社長であった林原一郎を亡
くし、社長に就任し、「独創的な研究開発型企業」に
育て上げたのですから、その経営力・先見性はすばら
しかったのではないでしょうか。
ただ、残念なことは不動産投資に走ってしまい、失敗
したことでしょう。


是非、世界的な著名な中堅企業としての林原の良さを
発揮して、立ち直って欲しいものです。
中堅企業に元気を与えて欲しいものです。


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