Akatsuki庵

日々と向き合って

旧新橋停車場

2022年10月29日 10時07分49秒 | 茶道具以外の展覧会

鉄道開業150周年のイベントなどがいっぱい開催された今年の10月。

結局、旅には出なかったけれど、テレビを視たり鉄道関連の身近な施設へ寄り道したりと私なりの過ごし方をした。

旧新橋停車場を再現された鉄道歴史展示室

ワケあって、最近よく前を通るようになった。
(てか、今更ながら最初の開業区間をよく利用するようになった)

あれ? 以前はレストランだったような?
だから中に入れなかった。いつの間に見学施設になったのだろう?

と思いつつ、無料の企画展をやっていたので平日の昼間に訪れた。

開業当初の写真や錦絵とか、多くの期待と話題の中で鉄道が走りだしたことがよくわかる。

旧停車場前の昭和通りの不自然なカーブはここが川か運河だったからなのねぇ。
へぇ~。

自分は積み重なった歴史の上で暮らしているんだと思うと、なんか嬉しい。
思えば、上京したての頃もこのカーブの道を通って通勤していた。
その頃、汐留エリアはバリケードに囲まれた広大な空き地。

「汐留貨物駅」が役目を終えて跡地として再開発を待っている状態の頃。
バリケードの隙間から見える廃墟の空間にビックリしたなぁ。
日々、忙しく行き来しているうちに廃墟はいつのまにかカッコいい高層ビルが立ち並ぶ街へと変貌していった。
この変化こそが都会というものかぁ。とも思ったっけ。

旧停車場は関東大震災で焼失してしまって、正確な位置さえもわからなくなっていたところを再開発に先立って発掘調査が行われて遺構が発見されたらしい。

出土品として展示されていたものの中には崎陽軒の名称入りの土瓶も!
そんな昔から駅弁を販売していたのね。
(最初の開業区間の終点だしなぁ)

と思いつつ、久しぶりに崎陽軒の駅弁を買って食べてみたり。

ま、今の東海道線で電車に乗りながら駅弁食べるなんてグリーン車にでも乗らないと無理だけどねー。

今年はできなかったけど、来年再来年の151年めか152年めの秋は鉄道の旅を楽しめるといいな。


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