しばらくご無沙汰していた“茶友”と再会
じゃ、夕御飯でも~ということになって、夜8時に銀座で待ち合わせ。
「だ、大丈夫?」と恐縮する“茶友”さん。
ウン。平気、へ~き
だって、金曜は美術館や博物館が延長開館してるから
てなことで、夕方は上野へ。
トーハク(東京国立博物館)は金曜は夜8時まで開館してるノダ(入館は19:30まで)
まず、平成館で開催中の特別展「法然と親鸞」を鑑賞。
招待券をもらっていたからね
雨も降ってたし、急に寒くなったから空いてるかと思いきや、けっこー混んでいてビックリ
ただ、我が家の宗旨は禅宗だし、茶道がらみで好んで訪れるのも禅寺ばかりだから~
だから、馴染みがかなり薄くて
(そういえば、西本願寺も東本願寺もお参りしたことない)
あらかじめ知ってることは高校の日本史レベル。
お二人とも鎌倉時代初期だよなぁ、とか浄土宗と浄土真宗よねぇ、、、と思い出しながら見ていく。
年譜をじっくり見てわかったことは、
・どちらも長生きだった。(法然80歳、親鸞90歳)
・どちらも中国に留学していない。
・鎌倉幕府の歴史的動きとはほとんど関係なく、京都の公家と仲良し。
ということ。
「歎異抄」は教科書に載っていたから、ほほーっと感心した。
それにしても
所蔵しているお寺、初めて聞くところがほとんどで自分との接点を探せない~
かろうじて、鎌倉の光明寺、横浜の称名寺(金沢文庫)を見つけてホッとする。
鎌倉の浄光明寺も訪れたことがある、かも
後鳥羽上皇ほか筆による熊野懐紙が力強かった~。
ということで、あくまで素人の感想
でもね、ワタシのお目当ては本館の方。
まず、第13室の陶磁 展示リスト
長次郎の黒楽茶碗「末広」と道入の黒楽茶碗との対比が面白い。
志野茶碗「振袖」の豪快さは国宝「卯の花」とは別の魅力。
鼠志野の鉢もスゴイ。
信楽の水指「柴庵」、もう何回見たことだろう。展示の仕方によっていろんな顔を持っている。
他でも永楽和全の色絵のお皿が興味深かった。(京都で保全ばっかり見ていたので)
第14室の特別陳列は「陶片の美」 紹介
伊万里か鍋島の窯元のあった肥前窯、仁清の窯があった御室窯、中国の越州窯と南宋官窯。
欠片なんだけど、面白い。
2階に上がると、まず伝・源頼朝坐像 こちら
茶の湯は関係ないけど、前の晩に観たアニメ『へうげもの』で秀吉が「余の方が偉い」とポンポン叩いてた
中国の書画が展示ある部屋では東福寺に伝来したという無準師範筆の一行物。
「あ、むじんしはんダ」。
茶道文化検定の勉強をしているからこそ、知り得た名前。
このプロセスがホントの勉強なのかなーと思う。
第3室の「禅と水墨画では、またも一休宗純 リスト
教科書にも載ってる肖像画。
流れ円悟、いつになったら鑑賞できるんだろうねぇ
第4室の「茶の美術」は炉開きの取り合わせ。リスト
正面に一入さんの四方の黒楽茶碗。銘は「祥雲」。
去年、泉屋博古館東京分館で一入さんの四方赤楽茶碗を見た、→こちら
へぇ、黒も焼いてたんだ
一入さんは利休百回忌の頃に活躍して、長次郎に回帰する茶碗を作ってたからねぇ。
これも、ムキ栗の写し。でも胴のあたりがちょっとデコボコッと膨らんでいるところが一入オリジナル。
そういえば、ちょうど名古屋の松坂屋でムキ栗が展示中。
行こうかな~と思っていたけど、諸所の事情で諦めることにした
(6年前に見た印象が鮮明なので、その思い出を大事にしていきたいし)
あとは第8室の江戸時代の「暮らしと調度」と「>書画の展開」。
仁清の色絵紅葉の茶碗、尾形光琳の借用書とかが面白かった。←こんなもんを表装しているのかぁ
てなところ。
6時に到着して、最後の方はかなり駆け足で観て回って、7時半。
急いで上野駅に戻って、山手線で有楽町へ。地下道を行けば傘いらずで銀座四丁目の交差点に到着。
落ち合って、いわし料理でしっぽり茶の湯談義。
茶友さんはblog読んでくれているとはいえ、書いてない話やワタシが聞きたい話はたくさんあるから、
閉店近くで話の花が咲いた
楽しい夜でございました。
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じゃ、夕御飯でも~ということになって、夜8時に銀座で待ち合わせ。
「だ、大丈夫?」と恐縮する“茶友”さん。
ウン。平気、へ~き
だって、金曜は美術館や博物館が延長開館してるから
てなことで、夕方は上野へ。
トーハク(東京国立博物館)は金曜は夜8時まで開館してるノダ(入館は19:30まで)
まず、平成館で開催中の特別展「法然と親鸞」を鑑賞。
招待券をもらっていたからね
雨も降ってたし、急に寒くなったから空いてるかと思いきや、けっこー混んでいてビックリ
ただ、我が家の宗旨は禅宗だし、茶道がらみで好んで訪れるのも禅寺ばかりだから~
だから、馴染みがかなり薄くて
(そういえば、西本願寺も東本願寺もお参りしたことない)
あらかじめ知ってることは高校の日本史レベル。
お二人とも鎌倉時代初期だよなぁ、とか浄土宗と浄土真宗よねぇ、、、と思い出しながら見ていく。
年譜をじっくり見てわかったことは、
・どちらも長生きだった。(法然80歳、親鸞90歳)
・どちらも中国に留学していない。
・鎌倉幕府の歴史的動きとはほとんど関係なく、京都の公家と仲良し。
ということ。
「歎異抄」は教科書に載っていたから、ほほーっと感心した。
それにしても
所蔵しているお寺、初めて聞くところがほとんどで自分との接点を探せない~
かろうじて、鎌倉の光明寺、横浜の称名寺(金沢文庫)を見つけてホッとする。
鎌倉の浄光明寺も訪れたことがある、かも
後鳥羽上皇ほか筆による熊野懐紙が力強かった~。
ということで、あくまで素人の感想
でもね、ワタシのお目当ては本館の方。
まず、第13室の陶磁 展示リスト
長次郎の黒楽茶碗「末広」と道入の黒楽茶碗との対比が面白い。
志野茶碗「振袖」の豪快さは国宝「卯の花」とは別の魅力。
鼠志野の鉢もスゴイ。
信楽の水指「柴庵」、もう何回見たことだろう。展示の仕方によっていろんな顔を持っている。
他でも永楽和全の色絵のお皿が興味深かった。(京都で保全ばっかり見ていたので)
第14室の特別陳列は「陶片の美」 紹介
伊万里か鍋島の窯元のあった肥前窯、仁清の窯があった御室窯、中国の越州窯と南宋官窯。
欠片なんだけど、面白い。
2階に上がると、まず伝・源頼朝坐像 こちら
茶の湯は関係ないけど、前の晩に観たアニメ『へうげもの』で秀吉が「余の方が偉い」とポンポン叩いてた
中国の書画が展示ある部屋では東福寺に伝来したという無準師範筆の一行物。
「あ、むじんしはんダ」。
茶道文化検定の勉強をしているからこそ、知り得た名前。
このプロセスがホントの勉強なのかなーと思う。
第3室の「禅と水墨画では、またも一休宗純 リスト
教科書にも載ってる肖像画。
流れ円悟、いつになったら鑑賞できるんだろうねぇ
第4室の「茶の美術」は炉開きの取り合わせ。リスト
正面に一入さんの四方の黒楽茶碗。銘は「祥雲」。
去年、泉屋博古館東京分館で一入さんの四方赤楽茶碗を見た、→こちら
へぇ、黒も焼いてたんだ
一入さんは利休百回忌の頃に活躍して、長次郎に回帰する茶碗を作ってたからねぇ。
これも、ムキ栗の写し。でも胴のあたりがちょっとデコボコッと膨らんでいるところが一入オリジナル。
そういえば、ちょうど名古屋の松坂屋でムキ栗が展示中。
行こうかな~と思っていたけど、諸所の事情で諦めることにした
(6年前に見た印象が鮮明なので、その思い出を大事にしていきたいし)
あとは第8室の江戸時代の「暮らしと調度」と「>書画の展開」。
仁清の色絵紅葉の茶碗、尾形光琳の借用書とかが面白かった。←こんなもんを表装しているのかぁ
てなところ。
6時に到着して、最後の方はかなり駆け足で観て回って、7時半。
急いで上野駅に戻って、山手線で有楽町へ。地下道を行けば傘いらずで銀座四丁目の交差点に到着。
落ち合って、いわし料理でしっぽり茶の湯談義。
茶友さんはblog読んでくれているとはいえ、書いてない話やワタシが聞きたい話はたくさんあるから、
閉店近くで話の花が咲いた
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秋の夜長ですので、茶の湯読書や割稽古もありますよ。
はぴねすさんも充実した茶の湯ライフを
行ってみたいと思いました。
お稽古は、4回行ってみえるんですね。他にも、研究会など。
3回の場合、あとの一回は自習って、なるほどです!私も自習をやりますね!
ほんとにあかつきあんさん、たいへんだけど、充実してみえるのでは、ないでしょうか。
研究心と、継続力があっての結果ですね!
すばらしいです。
今後もブロゲよろしくお願いしますm(__)