Akatsuki庵

日々と向き合って

立春

2024年02月04日 21時34分21秒 | 二十四節気七十二候

今日は立春。
暦の上では「春」。でも、朝から冷たい雨が降っていて空が暗かった。

日曜日なのをよいことに少し朝寝坊。
久々によく寝たかも。

昨日の節分は各地で豆まき行事が開催されたようだ。
「4年ぶりに…」のフレーズが今回も。
あと3か月もしたら5類以降から1年を経過するので、やっと本来の意味でも“日常”が戻ってきたという実感するのかな。

雨なので午前中は最低限の買い物だけ済ませて、スマホのカレンダーに今後の休み予定を入力。
先のことを考えているのに、なぜか頭は過去を遡る。

4年前の2月は~。
1月下旬に中国の武漢が封鎖されたという記事が朝刊1面に掲載されたのを目にして
「は? 封鎖? 春節が近いのに?」と情報発生の唐突さに胸騒ぎがしたっけ。
徐に古新聞を1週間ぐらい遡って捲って、封鎖になる前の経緯を知ろうとしたなぁ。
(自宅だったということもあるけど、なぜか新聞記事を検索せずにアナログで調べていた)

発端の記事はあまりにも、拍子抜けするくらいに小さい記事だった。
だから、余計にイヤ~な予感がしつつ、一方でそれまでの海外発生の伝染病と同じように水際対策で日本には入ってこないだろうと思っていた。

が、一週間もしないうちに国内で感染者が~
1ヵ月経たないうちに中国帰りの豪華客船内で感染者が多数~
3ヵ月経たないうちに緊急事態宣言が発令~

と、今思うと展開が早かった。

とにかく感染しないように、感染しませんようにとビクビクしながら過ごしていたのだけど、
忘れた頃に何とやら~の典型で。
今だから白状するけど、実は昨年8月末に感染した。

5類移行後もマスクは日常的に着用していた。
8月の山の日の連休を利用して信州旅行した際に暑くてマスクを外して行動していた。
それから1週間経って、世間のお盆休みを明けても健康状態に問題なかった。

「もう、マスクを外して生活しても大丈夫」と思って、通勤時も外し、休日もマスクなしで繁華街を歩き、映画館にも行き、
夏祭りの御神輿の脇も通った。

完全に油断していた。

マスクなし生活2週目に入った月曜日の夕方、「ん?」。
職場からの帰り道、いつものようにスタスタと歩けない。呼吸するのがつらい。
自宅最寄り駅に着いた時には体調不良。ぜいぜいしながらやっとのことで帰宅。
夕食もパスしてそのまま横になった。
いつもなら一晩寝たら回復する。

だけど、息苦しくてすぐに目が覚めてしまう。
朝が近くなるにつれ、発熱しているのがわかる。

この感じには憶えがあった。
2度目のコロナワクチンを打った副反応症状だ。
ワクチンは4回打った。5回目の職域接種はなかったので接種券届いたけど打ちに行かなかった。
だから、4回目の接種から1年が経過していた。

たぶん、そうなのだろう。
覚悟して苦しい息の中からスマホを使って、近所の感染外来を探した。
幸い、駅向こうの内科が受け入れることがわかり、開院30分前に到着できるようにマスク着用で自宅を出た。
狙い通り1番に並び始めた。
後から来た人たちも、なんか似た感じ?

事前に様子を見に来た看護師さんに症状を説明し、PCR検査を受けさせてもらうことになり、
開くと同時にすぐ奥に通されて鼻に棒を突っ込まれ、そのまま待機~

30分ほどして診察室に通されて「陽性です」。
で、頓服もらって帰宅。
病院を出てすぐ、同僚にlineで報告。帰宅して職場に電話。
処方されたのは頓服のみ。
5日間は自宅療養が望ましいから、外出自粛してね~で終わりだった。
約5,000円の診療費はほとんどPCR検査の費用。そして頓服の薬代。

服用しても、早々に熱が下がるわけじゃない。
職場は5日間の出勤停止。実質、火曜日から金曜日まで休み。土曜日の茶道稽古も欠席する旨をメール。
火水と苦しみ、木曜朝に平熱近くまで下がったことをよいことに早朝に1時間半の散歩したら、後半に息切れが。
帰宅した途端に熱がぶり返し、その後3日間ダウン。
「こんなんで週明けから仕事に出られるのだろうか」と思ったら、6日目の日曜朝にスッと平熱に戻った。

発病したのが月曜夜ということで、日曜日に作り置きした向こう3日間の夕飯用のスープと弁当総菜が冷蔵庫に入っていたため、
食事の支度をせずに済んだのが不幸中の幸い。
食欲もなかったけれど、栄養補給だけは何の問題もなくできた。

で、土曜日までの5日間できれいに食べきって迎えた日曜日に晴れてスーパーに行って、食糧品を買って、
午後からまた作り置き料理を作った。

職場復帰しても周囲の反応は意外にもあっさりしていて。(もちろん「大変でしたね」くらいは言われたが)
それまでも、向かい側やら背中合わせやら、その隣やらと感染する人はちょいちょいいたし、
私が休み始めた翌日に斜め背中合わせの人が感染し、そもそも所属組織の中でその週だけで10人近い感染者が出て
「注意するように」とお達しが出たのだそうな。

おかげさまで9月以降、風邪一つ引かず。「かかったことで得た免疫で半年はかからずに済む。5回目のワクチンを打ったと思おう」。
もっとも、どこで感染したのかわからないのが気味が悪かった。
というかマスク外すのはこわい。以降、再びマスク生活に戻って現在に至る。一種のトラウマになってしまった。

日曜午後の料理作り置きもすっかり習慣になって、だんだん台所にいる時間が長くなっている。
今日も正午過ぎに昼食の炒め飯を作って食べて、洗い物をした後から料理に没入。

途中、入浴やらなんやらを挟み、夕食を済ませた後も大河ドラマを視ながら肉団子を丸めて焼いていた。(半分は冷凍庫へ)

おかげで日曜はそれなりに忙しい。
でも、平日はほとんど料理をせずにのんびりできるようになったし、食費も安く上がるようになった。

こうやって、暮らしぶりも変化してゆくのねぇ。


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