
旅の後半。
宿泊したのが河原町通沿いの三条通と四条通の間(正確には六角通)ということで、
交通の便はとてもいい。
ホテルを出て右をみて左をみて。右手側、つまり南へ少し下ると京都バスのバス停があった。
予めネットで時刻表を調べておいたので、ほどなく目的のバスがやってくる。
京都市の北西、大原へ向かうバスに乗った。
前回、京都へ来た折りにディスカウントチケット屋で買った市バスの一日乗車券を忘れたので、車内で買った。域ま、行先は600円区間を出たところ。八瀬駅前の停留所で170円の追加料金を払って降りた。
遠くへ来たもんだ。
少し時間があったので、叡山電鉄の八瀬駅へ。
レトロだなぁ。
出町柳から叡山電鉄に乗る選択肢もあったのだけど、運賃が意外と高かったため却下。
できたばかりっぽい木橋を渡って、目的の場所へ。
野に咲くホタルブクロ、いいね。
同じことを考える人はいて、すでに待ち行列が10人以上できていた。
そして、列にも竹置いたソーシャルディスタンスの配慮がされていた。
自分が到着した後からどんどん人が来て、10時の開門時には結構な人の数になっていた。
訪れたのは瑠璃光院。
平安京より更に前、大海人皇子(天武天皇)が壬申の乱の傷を癒したという場所だったそうな。
京都の奥座敷という雰囲気がとてもよく残る雰囲気。
拝観料2,000円はちょっとお高いけど、この貴重な文化財を守るためには必要なPayだと
石段を昇りながら思った。
直接に眺める青もみじもこんなにきれいなのに、漆の鏡に映った青もみじって、どんだけ~?
すごい。
ことばにならない。
拝観料の中には写経セット(ボールペン付き)もあり、体験してみた。
青もみじを眺めながら、心が洗われるよう?
不思議なことに縁側まで出て、庭をメインに撮影すると日光が強すぎていい画像にならなかった。
こういう景色は控えて撮る方がいいみたい。
3月の終わりからずっと自宅周辺と職場の往復だけの日々を過ごしてきたので、
しばらく自然に触れる機会から遠ざかっていた。
「心が癒される」というのはこういうことか、と教えられた気がした時間だった。