Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

開炉と炉灰

2011年11月10日 00時00分58秒 | 稽古の備忘録
昨日も書いたけれど
ウチの社中でのワタシが通っているクラス(?)は今年も炉開きのお祝いの会しない。
考えてみれば、ここ数年やってないなぁ

昔はみんなで着物を来て、懐石か松花堂弁当を食べて、華やかにやっていたんだヨ。
ワタシは1997年の11月から今の社中のお世話になっていて、
炉開きの日に合わせて仲間入りさせていただいた。
けっこー、というかメッチャ緊張した~
当時は着物が自力で着られず、美容院予約してさー
そもそも、それまではマンツーマンかつ電熱炭で習っていたので、
「炉開き」そのものが初体験
おまけに、周りが美人さん揃いで「ワタシ、ここで馴染めるのかしら

楽しさよりも不安の方が大きかったナ
おかげさまで14年目に入り、メンバーも半分以上入れ替わった。

そんな環境なんだけど、
炉開きの話題にふれても、不思議と「うらやましい」という感情は皆無
「blogの話題的にはあった方が助かるけどね」と思うくらいのもん。

もともと、パーティー系のイベントは苦手で、できれば出席したくない性分だし
炉開きはみんなで善哉か亥の子餅を食べるだけで満足ナノダ

ただ、若手のお弟子さんには気の毒だなぁと思ってる。
だから、来年か再来年は一緒に開炉ができたらいいなとは願っている。

炉開きにこだわらない理由はもう一つ。

それは「炉灰を洗ってない」から。
炉を開くことを祝う“意味と理由”について、ここ2、3年考えるようになったから。

夏に灰の教室で湿し灰と炉灰を必死に洗う講習に出るようになって4年目。
今年もとってもしんどかった。
「こんなにしんどい思いをしたからこそ、
開炉を祝う気持ちになれるのねぇ」
と身を以て実感した。
だからね、教室の灰は洗ったけど、社中の灰はワタシは洗っていないから、
苦労もしていないのに、お祝いだけ参加するのは、本末転倒のような
さらに、今年は炉灰の手入れが出来なかったとのこと。
そりゃ、持ち主不在だから致し方ない

なので、備蓄分を使ったらしい。
ゆえに量が少なく、五徳も低い。

そして、当然ながら灰質がよくない

なまじ、別で実習してるから、それがわかっちゃう
毎年、11月になれば当然の顔をして、当然のように炉の点前をしてきた
だけど、それは先生がちゃんと管理し、差配して守ってきたから。
長年に渡って努力して下さったからの賜物

そのことが炉中を見てたら、ヒシヒシと感じるなぁ
そして、しみじみ思った。
「たとえ、状態がよくない炉灰であっても、
火おこしした種炭を置いて、炭をつげば、
湯は沸くのねぇ
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
息をする (時流庵)
2011-11-10 21:29:49
つづく 思います。

転勤したSさん。
炉のぞきこんでは、
いいなぁ、こうやって炭の火のいろみているの・・・

電熱器 便利ですが 息をしない。
弱く強く弱く

単に点前の順序習うなら電熱で充分
自分はプラス○を加えたいですw
返信する
炉の電熱器 (Akatsuki)
2011-11-12 22:21:27
時流庵さん
炉は炭か継げる稽古がいいですよね
返信する

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