
1月9日(土)の午後4時すぎ、京都市内の五条室町西入りのゲストハウス錺屋さんに到着。
大晦日にいただいたメールにビックリ。
なんと、1月末で錺屋を閉めるという。
それで一晩考えて、1月9日に予約を入れた。
正月休みの戻ってくる交通手段を青春18きっぷから新幹線に変更して、
2回分余らせて、三度の京都行きとなった。
師走の一人旅と年末年始休みで2往復4回分を使って、残り1回分をどう使おうかと考えていた。
いつもなら諏訪往復の日帰り旅行なんだけど、寒いし雪降っているしで気が進まない。
金谷のお茶ミュージアムへ往復~も、なんか「日帰りで行く気がしない」と。
3連休だから2泊したいところだけど、青春18きっぷは1月10日までなので、1泊。
9日に京都まで8時間かけて出かけて、翌日に9時間かけて戻ってくるという、体力的には厳しいし、もったいない?旅?
いやいや、もう何度も青春18きっぷを使って往復しているルートだから、1泊でも疲労はもうしなかった。
むしろ、「午後に2つ美術館行って、それからお宿でゆっくりできて、もう充分」という感じ。
宿泊したのはいつものドミトリー。
コロナ対策で4人部屋だけど、泊まるのは私一人。
ドミトリー料金3,000円で個室って、申し訳ない。
予約した後で、「どうせなら今まで泊まったことがなかった洋間個室にすればよかったかな」と変更を問い合わせるも「既に埋まってる」とのこと。
残念だったけど、泊まり慣れたお部屋で思い出に浸るも悪くないかと。
すごいことに、スタッフさんが私が選ぶであろうベッドを把握してらした。
選ぶ前からシーツと電気毛布が置いてあったもんね。
錺屋に泊まるのは8回目。うち4回は連泊だから、全部で12泊しただろうか。
むろん、他のお客さんの関係でいつも同じベッドというわけにはいかないけど、お気に入りは奥の下!
(ここが一番振動を感じないでいられるから)
一休みして、台所へ行ったら先客が。
私は珈琲、先客は抹茶を飲んでしばしまったり。
知らない人とマスクなしで会話したのって、1年ぶり?
それから銭湯へ行く。
いろんなお風呂に浸って、体をほぐす。
京都市の公衆銭湯料金は450円。ちなみに、東京都は470円、神奈川県は490円だそうな。
県ごとに銭湯の料金が違うことを初めて知った。
(そういえば、下諏訪や別府はもっと安かったっけ)
銭湯の後は食事。向かい側のお蕎麦屋さんへ。
いつもなら賑わう店内も、コロナの影響で1組2名だけ。
彼らを避けて、窓際に座った。
以前、錺屋スタッフさんにすすめられた餡かけの卵とじ蕎麦を食べた。
そして、宿に戻った。
この灯りを見るとホッとする。
これがもう今回限りで出会えなくなるのは本当に残念。
夜は長い。
広いドミトリーに一人だけなんて、2度目だ。
前回一人だけだったのは4年前の1月9日。奇しくも同じ日。→こちら
やはり1泊。(行きは夜行バス。帰りは青春18きっぷ)
しかし、あのときはこんなに寒かったっけ?と思うくらいに今年の1月9日の夜は超冷え込んだ。
最初は電気毛布は使わないつもりだったけど、寒すぎて途中で電気毛布を敷き直して使わせてもらった。
悲しいのと寒いのとで、この晩はなかなか眠れず、おかげさまで思い出にたっぷり浸れたのだった。