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『江戸のやきもの』 ※12月5日(日)まで
県境を跨ぐ移動自粛が声高に叫ばれるようになり(←お上が)
会期末までかなり余裕があるんだけど、行ってきた。
夏休み中で3連休の中日(なかび)にもかかわらず人通りが少なかったけれど、
美術館の中はポツリポツリだけど入館者があり、珍しく展示室内が私一人だけ(←警備員さんはいるけど)という状態にはならず。
wi-Fiの接続も良好。スマホを機種変更したので「もう一度、パスワードを入れ直さないと」と思ったら、前の機種から情報が引き継がれていた!
しかし、ブックマークしていおいた展示解説のURLは引き継がれておらず、再度QRコードを読み込んだ。
↑いずれもが展示室入り口に目立つようにパネルガイドされており、「おぉ。ちゃんと改善されている!」とムフムフ。
さて、展示。
まずは磁器精算の開始時の作品から。
古九谷の色絵皿に鍋島の格調高い作品、華やかな伊万里金襴手の銚子。木米の染付と江戸時代初期から中後期まで
特徴的な作品を5点並べていて、初心者にも変遷がわかりやすい。(この5点のうち、展示解説が2つも)
そして、絵付の新技術の導入。
やはり、古九谷と鍋島、伊万里。
染付と赤絵の違いを図解しているパネル展示に感心した。
染付は素焼きの上にコバルトの染料で絵付けしてから釉薬をかけて再度焼成するけれど。
赤絵は先に釉薬をかけて焼成してから絵付けする。(たぶん、それからまた焼成?)
絵の染料が釉薬の下にないからより鮮やかに発色しているのかぁ。へぇ~
これがわかっただけでもはるばる行った甲斐あり。
あとは「仁清」印と「乾山」印
高取、薩摩、楽焼、瀬戸。
そして「日本のやきもの」というテーマにもかかわらず景徳鎮や高麗、阿蘭陀。(比較のため?)
もう何度も拝見しているから、改めて目を引くものはなかったけれど、(不二山の展示もなかったし)
だけど、「迷って行かない」よりも「行っておいてよかった」展覧会だった。
展示替えもないから、次に訪れるのは来年かなぁ。
そういえば、いつも入り口前の円柱にポスターが貼り付けてあるのに、今回はそれがなかった。
会期がかなり長いし。
コロナでの休館を見据えての対応なのだろうなぁ。
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