Akatsuki庵

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W台風と西側の九州旅~その13 佐賀市観光

2018年09月14日 06時09分00秒 | 泊りがけの旅行
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前回からの続き~

九州新幹線乗車で浮いた3時間強の時間を佐賀市観光にあてることにした。

次にいつ佐賀県に来るかわからない。もしかすると一生足を踏み入れる機会はないかもしれない。

よしんば唐津とか有田の方は訪れることがあるかもしれないが、
佐賀市はたぶん行かないだろうと思ったから。

佐賀中央郵便局ならば確実に8種類のフォルムカードが入手できるだろうし、
ならば、一期一会のつもりで佐賀市内を散策しよう

ということで、まずは佐賀中央郵便局を目指して歩き出した。

観光案内所ではバスを奨められたのだが、2キロ程度で直線の道だったこともあり、
時間もたっぷりあるから運動も兼ねて歩くことにした。

今年は明治維新150年ということで、全国各地で観光キャンペーン中。
佐賀も例外ではない。


相変わらず幕末の方々の銅像多し。


と思ったら、辰野金吾像も。


つい先だっても、小樽で旧日銀小樽支店を見学したばかりだし、ちょっと親近感。
(そういえば、佐賀の出身だっけ)

歩道の真ん中にはムツゴロウ。


佐賀市訪問、実は初めてではない。
幼児の頃、福岡に住んでいた。同じ時期に両親の友人が佐賀市の某施設に赴任していた関係で
そのお宅に何回か泊めていただいたことがあった。

移動は私の記憶にある限りでは自家用車で、友人夫婦と一緒に観光に出かけた帰りにそのままお泊まりだった。
(マイカー購入前は電車で行っていたと母親は言っていたが、それは記憶にない)

佐賀市内のお宅につく頃は外は真っ暗のことが多かったので、街並みは全く覚えていない。

だから、歩いていても懐かしくもなんともなかった。

歩いてみると、城下町らしい碁盤のはっきりした町割りで、昔の風情を連想させる景色にも遭遇した。


距離にして1.5km、20分ほど歩いたところで佐賀中央郵便局に到着。


この日、熊本県に続いて佐賀県のフォルムカード8種類を購入できた。

道路を隔ててお堀があった。
堀の向こう側からが旧城内。

現代は県庁ほかの施設がある。

ますは佐賀県庁へ。

↑ちなみにこちらは県庁旧館。
この隣に現庁舎があり、12階が展望ホールになっている。ぐるっと360度の景色が楽しめるノダ。タダで


「島原半島が意外と近いなぁ」と思った。

佐賀市って、平野のど真ん中にあるようで、どちらへも向いても遠くまで見通せた。

背振山も見えていたんじゃないかと思う。←名前だけ知っているけど、どんな山なのかは把握していない。

県庁舎自体が城郭内に位置しているわけだけど、つい「お城はどこ?」とキョロキョロ。

周囲の埋もれてしまってる感があったけど、次の目的地を発見して、そちらへ移動。


城郭のあったあたりは県庁舎以外にも学校や美術館など文化施設が多し。

その中で、気になるものを見つけてしまった。
佐賀県立美術館の11月28日(水)の出し物は『吉岡徳仁 ガラスの茶室―光庵』らしい。→こちら
3年前、京都で見たなぁ。



と思いつつ、佐賀城本丸歴史館へ。入場料無料なのがウレシイ。


この立派な櫓門(鯱の門)は天保9(1838)年当時の姿を残しているらしい。
ウチの父親も「お城の門は見た!」と言っていたから、私も見たかもしれない。


本丸御殿は復元。

入ったら、いきなり目に入った「今日=8月22日」。


だけど、御座の間だけは天保期の瓦や柱など当時の部材が使われていて、そこだけ当時のまま←冷房の設置もなし。


幕末の藩主だった鍋島直正公の解説がやたら詳しかった。


佐賀藩といえば、やはり有田や鍋島などの陶磁器だよねぇ。

だけど、幕末はアームストロング砲。


結局、1時間以上滞在した。
(展示物が興味深かったというか、城郭遺構の解説映像を全部見てしったので)

---追記)2018.9.21---
 昨夜、BSプレミアムで『英雄たちの選択』を観た。
 過去の傑作選だったが、テーマ鍋島直正(閑叟)。「幕末最強の軍をつくった男~佐賀藩主 鍋島閑叟~」
 やたら閑叟(かんそう)、閑叟と呼称しているのが違和感だったけど。
 歴史館で紹介ビデオを観たから、番組の内容についていけたし、主旨はビデオと同じなんだけど、
 NHKの番組はとても感動的にドラマっぽく進行しているので、とても面白かった。
 
 なるほど、幕末の佐賀藩の軍事力って、そんなにすごかったのかぁとやっと理解できた次第。
 ちなみに、2016年6月に放送された番組。当時の私なら、きっと観なかったでしょう。
---追記ここまで---

15時近くなったので、また徒歩で佐賀駅に戻り始めた。


佐賀バルーンミュージアム

ここは入場料500円だったので、入らなかった。

ゆっくり歩いて行くと、お堀端を過ぎても小川のような水路が整備されているのがわかった。

城郭の面積も実は全国で3番目くらいに広大らしいし、ちゃんとした城下町だったのだろうなと思えた。

こちらも空襲の被害の影響か、古い町並みがあまり残っていなかったのが残念。

20分ほどで佐賀駅に戻り、荷物をピックアップしたものの、
長崎行きの普通列車は16:20で1時間近く待ち時間があった。
結局、ランチもしそこねたので、ミスドに入ってちょっとお腹に入れて休憩。



この日、台風19号の影響によるフェーン現象のせいか、晴れたけれど、風がとても強かった。
そのせいで、博多-鳥栖間(二日市駅)でビニールが架線に絡みついて、取り除くために運転見合わせになったそうで
長崎や佐世保方面へ向かう特急列車がやたら遅れていた。

しかし、普通列車の運行には全く影響がなかったようで。

ちょっと妙な気がした。

16:20、佐賀を出発。一路、長崎へ向かった。

次回へ続く~

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W台風と西側の九州旅~その12 鹿児島本線から長崎本線へ

2018年09月14日 06時01分07秒 | 泊りがけの旅行
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前回からの続き~


熊本駅から再び北をめざした。

10時台の各駅停車ということで、車内は空いていた。


やはり、JR九州の車両はちょっとお洒落だと思う。

途中、歴史的に名前だけは知っている地名も通った。

西南戦争で激戦地だったという田原坂。

ほどなく西側に山が見えてきた。


気になったので、地図で確認してみると島原半島のようで、雲仙岳らしい。

「え?」という感じ。意外というか。
九州の地図はなんとなく目にするけど、細かい地形なんてザックリとしか入ってない。

確かに、天草地方は熊本県でもあるけれど、こんなに目の前に突き出るように島原半島が迫っていたとは。

あそこで島原の乱が起こったというわけで、確かに細川家としては脅威だったろうなぁ。
と、実際に見て理解できた。

そして、一旦は福岡県を通るのも違和感というか。


大牟田も福岡県なんだよねぇ。そして、西鉄福岡(天神)を出た電車の終点でもある。


と思っているうちに電車は佐賀県に入り、鳥栖に到着。

11:42。長崎本線の長崎行きは12:04発。

当初の予定ではここで1時間以上の待ち時間があったので、徒歩10分ほどかかる鳥栖郵便局に行くつもりだった。
が、今はキビシイ。

ちなみに、長崎に向かう鈍行列車は12:04の次は15:44。

とりあえず長崎線のホームに移動し、長崎行きを待った。

始発駅ということで、ほどなく電車が入線。


シブいなぁ。

ここで、2つの選択肢があった。

一つはこのまま長崎まで行ってしまうこと。15:23に到着するので、少しゆっくりできる。
もう一つは佐賀県のどこかで途中下車して、フォルムカードを購入しがてら観光すること。

熊本から鳥栖まで移動する間に考えた。

それで、後者にすることにした。
さて、どこで下りるか。

佐賀といえば、吉野ヶ里遺跡が有名。


だけど、炎天下で荷物を担いでの観光はつらい。

車窓からかろうじて、一部が見えた。

ちなみに、最寄りは「吉野ヶ里公園駅」ではなかったらしい。


で、12:15に佐賀駅に着いた。

ここで途中下車。
観光案内所で地図をもらってガイドを受けて、荷物をコインロッカーに預けて歩き出した。



次回へ続く~
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