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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

vol.25炭つがば…

2009年03月24日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十五「炭つがば五徳はさむな十文字縁をきらすな釣合をみよ」

ん?はさむな?
五徳の3つの爪を繋ぐ弧を“はみ出すな”ということらしい。
十文字? 胴炭と管炭を直角に交差するように置いてはいけないという意味。
縁をきらすな? 種炭と手前炭について、火がつくように置きなさい。
総体的には「釣合が大事」。

灰形を作る上でも、五徳は大事だよなぁって、最近感じる。
月1回の教室では、毎回対する風炉が違う。
大きさも五徳も違うので、同じというわけにいかない。
五徳もねー。爪の長さが違うし、3つの中でも異なる場合もある。
「変な爪の形だなー。やりにくぅ」と思っていたら、「浄益よ、ソレ」。


風炉中や炉中の宇宙はまだまだ無限。
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vol.24客になり…

2009年03月17日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十四「客になり炭つぐならばそのたびに薫物などはくべぬことなり」

 最近、炭所望の稽古してないなぁ。
 手順として「お香が入れないで戻る」と覚えている。
 「お香は最後だから」という認識もある。
 亭主に向かって「お直しの上、お香を」と申し上げるね。
 (実際、下手にしか継げなかったら、直してもらうことだってあるだろうし)

 昔は教本もなかったから、こういう一首もあるわけネ。
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vol.23炭置くは…

2009年03月10日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十三「炭置くはたとへ習ひにそむくとも湯のよきたぎる炭は炭なり」

「炭手前」の際、炭を継ぐ順番と置く位置は決まっている。
気象条件や種炭の条件、湿し灰の捲き方で何分後に沸くかは変わってくる。
でも、同じに継がないとならないとならない。
(ビミョーに位置を修正するくらいはできるけど)
難しいなぁ。

いつもは稽古の時に継ぐわけだけど、
果たして、茶事の際に中立ちのあたりでピークが来るか
やったことがないから、わからない

稽古場では、炭手前やって、何か1つ点前をやって、昼食タイム。
たまに、その昼休みにカンカン沸くことがあって、「もったいなぁ」
煮えが落ちた後は急降下だしね。

それでも、炉の場合は湯が沸騰しやすい仕組みになっているからいい。
コワイのは風炉。
下手だと、種炭から継いだ炭に火が移る前に消えてしまう。
(最近はさすがにそんなヘマはやらないが)

濃茶を練るタイミングに服よきように。。。ったって、
風炉は初炭のあとすぐだから、あれって水屋で沸かしてるよなぁ。。。
風炉の炭だけであの短時間にピークまで持ってくるって無理っ
って、思うのだけど、実際のところどうなのかなー。
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vol.22乾きたる

2009年03月07日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十二「乾きたる茶巾使はば湯はすこしこぼし残してあしらふぞよき」

“智恵”だねぇ。
でもでも。
個人的には湿りすぎている茶巾は好きじゃない。
畳んだ時、へちゃあ~っとして形作りにくいし、茶碗を拭ききれないから。
もともと、建水にごぼす際に「残そう」と思わずとも水分は残ってしまうしね。
何服も点てていると、湿って格好がつかなくなってしまうノダ。
だから、意識してこぼし残そうとは、思わない。

余談だけど、
予めたっぷり茶巾を湿らせておくのも苦手。
炭手前で清めの用いる際に必要なんだけど、たまに忘れてしまう。
いつものように固く絞った茶巾だったりすると、手前中、えらく恥ずかしい。
(みっともないけど、中座して水屋に戻り湿らせて戻ったりしたものだ)

湿らせ加減も大事。
ほどよく湿らせることに成功し、釜肌からパァ~と湯気が上がると気持ちいい。

今月末にまた当番が回ってくる。
この前は逆勝手の初炭をやったから、次は後炭を稽古してみようかな。
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vol.21筒茶碗…

2009年03月06日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十一「筒茶碗深き底よりふき上り重ねて内へ手をやらぬもの」

極寒の頃に出す筒茶碗。
だけど、最近は暖冬だからね。
すっかりご無沙汰。
稽古場に一つだけ筒茶碗あるけど、プロの作ではなく使いづらい。
初心者の方が稽古されるとよいんだけど。

たしか、最初に内側を清めた後、縁を清めるんだった。
これはそのことを念押ししている。
何故かというと、筒茶碗は底が深いから。
中を清める際に手が内側の壁面に当たる心配がある。
従来通りにすると、一度清めた箇所が汚れてしまう可能性がある。
だから、先に中を清めて、後から縁と壁面を清めると確実。

でも、啓蟄も過ぎてしまった。
ここ二、三日ちょっと寒かったけど、街を歩けば沈丁花の香り。

今さら筒茶碗の点前をするには時季を逸してしまったなぁ
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vol.20口ひろき…

2009年03月03日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十「口ひろき茶入の茶をば汲むといい狭き口をばすくふとぞいふ」

 へぇ~。
 茶入の口の大きさによって、「汲む」と「掬う」を使い分けるんダ。
 (考えたことなかった)
 大海とかアンコウ形など口の大きい茶入にはお茶がたっぷり入っている。
 だから、茶杓を使って茶碗に入れるときも“大きく”とのこと。
 だから「汲む」なのか。
 
 今月末の小習い稽古では、長緒茶入をセレクトしよう。
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vol.19大海を…

2009年02月27日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十九「大海をあしらふ時は大指を肩にかけるぞ習ひなりける」

茶入の形状の中で、大海は好きだ。
味があるし、掬い出しもやりやすい。
回し出しはちょっと注意が必要だけど。
仕服の紐もね、長緒結びに休め紐で遊べる。
でも、あまり稽古しない。

何故かといえば、稽古場の仕服がボロボロだったから。
遠慮していた。
昨年、姉弟子が仕服を新調してくださり、久しぶりに点前したっきり。
おめでたい時にするんだって。
最近、あまりメデタイ話題はないけれど、
景気づけに大海を使いたい
と思った。
(その時は親指をがしっと肩にかけよー)
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vol.18文琳や…

2009年02月26日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十八「文琳や茄子丸壺大海は底に指をばかけてこそ持て」

十七と対になっているみたいね。
丸い茶入は横は持ちにくいから、底にしっかり指をかけないと安定しないもんね。
もちろん、土身になっているものもあるわけなんだけど。
できるだけ仕服をあてたり、お盆の上に載せている場合もあるから、
なるべくベターッとは指をかけないけど。

ということで、ナットクしておこ。
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vol.17肩衝は…

2009年02月24日 13時48分43秒 | 利休百首
利休百首その十七「肩衝は中次とまた同じこと底に指をばかけぬとぞ知れ」

ん?
肩衝の底に指はかけないって、習ったっけ?
肩衝の底は釉薬がかかかってなくて、土身だから指で触ると汚れる?
でも、唐物茶入も底は土身なのに、指はかけるようねぇ。
矛盾しているなぁ。
うまく説明できないや。
と思いつつ、解説書を参照したら
「この時はこう教えていたけど、今は違う」って。

「中次の底に指をかけない」は知らないけど、
横から持つと自然と指は底に触れる余地がない?
てなところで、ここらは時代にかかっている部分。
こういう歌もあるんだねぇ。

★余談
 gooブログの機能がさらに改善され、アクセス数が公開できることに。
 何分、3週間しかキープしてくれなかったため、今までは手計算。
 毎日、せっせとエクセルに足し込んでいた。
 ランキングも上位1000位に入らないと表示もされなかったのが、
 上位1万位までに変更。
 へぇ、がんばってんじゃん、ワタシ。
 (そりゃ、3000番台だから、大したことないケド、
  総数は118万8539サイトもあるんだよ。
  その中で上位5000番台に入ってるって、ちょっとヤバくない?)

 ということで、今後の励みにしたいと思います。
 「利休百首」は地味なコンテンツで読むのも書くのも実は苦労してマス。
 が、こういう機会でもないと、一生読めないので、1年計画で読むつもり。
 退屈だと思うけど、どうかお付き合いいただけると有り難いです。
 (連続2日続けるのが限界ですが)
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vol.16薄茶入…

2009年02月23日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十六「薄茶入蒔絵彫もの文字あらば順逆覚え扱うと知れ」

へ?
意味がわからない~。
16首めにして、初めて解説本を参照した。

要するに薄茶器の扱いに注意せよ、ということ。
彫刻や蒔絵を施したものは合口の絵柄がズレないように。
拝見に出す時は正面を正すように。
あ、ズレた合口をそのまま横にずらして合わせるのはダメ。
塗りが傷むから。

蒔絵などを珍重し、大事にする歌。

先週から始まった朝日新聞朝刊の連載小説「麗しき花実」、面白い。
また日を改めて紹介するが、最近は朝の楽しみになっている。
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vol.15棗には…

2009年02月18日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十五「棗には蓋半月に手をかけて茶杓を丸く置くとこそしれ」

中次の一首と対に覚えた方がよさそうな一首。
茶道を習い初めて、最初に用いる薄器はたぶん棗。
利休形の中棗。
だから、持ち方もかなり早い段階で教わる。

「半月に手をかけて」って、どこが半月~?
丸くって~?

と素朴な疑問を覚える前に、先生が口で説明したくれたなぁ。
どういう説明だったか、忘れちゃったけど。
つまり、親指と人指し指のカーブが半月になるように持つように、
「丸く」は茶杓を置く末端の軌跡が弧を描くように、

まぁ、実際にそう見えるかどうかは別として、要は気持ちの問題かな。
そういう気持ちで手をつかうと、優雅な点前になるのかな~と思うから。

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vol.14中次は…

2009年02月14日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十四「中次は胴を横手にかきて取れ茶杓は直におくものぞかし」

確かに、「中次は横から持つのよ~」と習った。
そして「棗は丸く置くけど、中次はまっすぐ置いて」とも。
「なんで?」とかいうことは考えずに、云われるままに覚えたが、
わざわざこう詠われると「なんで?」と逆に疑問に感じてしまう。

初期の薄器は金輪寺とか薬籠とか、フタが浅いものが多かった。
それから棗の登場。これもフタは比較的浅いから“半月”に持ってよかった。
が、中次は立ち上がりが高く、フタが深い。
それを半月に持ったら、身がぽっとんだわねぇ。
って、見ればそういう配慮はできそうなもんだろうが。。。

茶杓はまっすぐにスッと置く方がかっこいいし、フタをキズつけにくい?
(逆に棗など丸いものは丸く置いた方が優雅だし、やはりキズつけにくい?)

いずれも、個人的には推測ですので、真にうけないで下さいまし。

中次って、私は台子の点前の1つに最後の荘りに行くのと、
点前は和巾点に桑の中次を用いるくらいしか、使ってないかも~。

最近、和巾点やってないなぁ。。。たまにはやってみるかぁ。
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vol.13よそにては…

2009年02月11日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十三「よそにては茶を汲て後茶杓にて茶碗のふちを心してうて」

以前、余所様のblogをみていたら、
「〇〇流は音をたてるけど、△△流はたてない」
みたいな事が書いてあった。
へ?流派によって?
音をたてて打つのが作法だと思っているヒトがいたら、それは誤解だョ。

茶杓が竹であること。
茶碗もモノによってはダメ。

大事なのは、茶碗にダメージを与えないこと。
やむを得ずコッツンする時も優しくネ。
それが茶道の心遣いだと思う。
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vol.12とにかくに…

2009年02月10日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十二「とにかくに服の加減を覚ゆるは濃茶たびたび点てて能くしれ」

前の回でも書いたけど、濃茶の服加減は難しい。
え?
「たびたび点てる」?
「たびたび練る」とイコールかしらん。
ま、薄茶にしろ、濃茶にしろ回数こなすことが大事。
すべての事に経験値がモノを云うのは同じ。
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vol.11濃茶には…

2009年02月03日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その十一「濃茶には湯加減あつく服はなほ淡なきやうにかたまりもなく」

濃茶を練る時のお湯は熱ければ熱いほどいい。
練るから泡立てるなんてことはもってのほか
ましてや、ダマができるなんてダメ
ってゆー事。

まぁ、基本なんだけど。
稽古の際、自分の番の時に沸騰しているか否かは運次第。
あと、濃茶の量と湯の量とのバランスもあるしなぁ。
ついつい遠慮して、濃茶控え目で緩ーい練り加減。
たまに「今日は練らせていただきますワ」という時もある。
そう思うのは、茶釜がグラグラしていて、天目茶碗じゃない時。
「本気出してみよー」って気になる。

社中によっては、
・薄茶のように点てさせるところ。
(↑お客さん役が初心者だからという理由、らしい)
・練る稽古したい弟子には持参させるところ。
(↑経費節減)
とかあるらしい。

濃茶練るのも経験だから、稽古は大事だと思う。
でも、自宅ではやらないなぁ。
一人分って、練りにくいもん。
かといって、三人分練っていたらコストかかるし
やっぱり、稽古で点前してる時でしょー。
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