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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

vol.40茶入又…

2009年05月08日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十「茶入又茶筅のかねをよくも知れあとに残せる道具目当に」

ん?
よくわからないから、アンチョコのお世話になる。
なるほどね、点前中の道具の配置についての注意かぁ。

茶入や茶筅をとって、用が済んだらまた元の位置に戻す。
戻す際にちょっとズレると、次に用いた道具の戻す位置もまたズレて、
そうして、ちょっとずつズレが重なっていくと~。
点前が終わることにはヒドイことになるもんなぁ。
(連鎖反応だけでは避けたいもんだ)
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vol.39はこびだて…

2009年05月07日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十九「はこびだて水指おくは横畳二つ割にてまんなかに置け」

盆略点前はともかく、運びの点前は最初に習うからねぇ。
歩いて行って、座って一瞬で目分量で半分を割り出し、水指を置くって、
実は高度なテクニック。。。。?と最近思う。

長く習っていると、濃茶中心の稽古になりがちだし、
薄茶点前も棚を置いて、置水指にしちゃうからねぇ。

たまに、初心者のお弟子さんの前で稽古するときはあるけど、
メチャクチャ緊張するんだよなぁ。
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vol.38置き合せ…

2009年05月05日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十八「置き合せ心をつけて見るぞかし袋は縫目畳目び置け」

「風炉の小板は七つめ~」とか「膝前から十六め~」とか。
炉から風炉に変わって、置き合せに益々注意を払うケースが増えてきそうだな。

実は目で16目数えるのって、今でも自信がなくて、
ついつい手を置いたり、指で尺取虫みたく数えてみたり。
稽古の準備ではいっつもゴソゴソしてしまう。

昔はちょっと手抜きしてテキトーに置いて、すぐにバレて叱られていた。

今はね、「位置の決定」の重要性がやっとわかりかけてきたので、
点前中の道具の配置も、そこそこ置き合わせに気を配るようにはしている。

背筋がスッと伸びる道歌だな。
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vol.37品々の…

2009年05月01日 13時35分05秒 | 利休百首
利休百首その三十七「品々の釜によりての名は多し釜の総名鑵子(かんす)とぞいふ」

釜のことを中国では「鑵子(かんす)」と言った。
だから、茶釜は天命釜や芦屋釜や京釜といろいろあるけれど、
総称して「鑵子」っていうんだよ~。

というだけの道歌。
現代ではもう関係ないかな。

それだけでは愛想がないので、我が家の茶釜を出してみた。
毎回、釜合わせをするのが面倒なので、サボってた
五徳の位置や水平度は調整してたけどね~。
久しぶりに釜を載せてみたけど、まぁまぁ?
って、ことぁない。
釜が低いがな。
灰の量がギリギリなので、五徳を沈め気味にしてたの、忘れてたぁ

まぁ、次回はちゃんと釜合わせしてから作ろう。

ちなみに、茶釜は尻張釜。
もう20年近く前に大阪・天満橋の「今江」の倉庫にて購入。
たしか、東大阪の方と聞いた。
箱には「釜師 辰敏」のみ書いてある。
この機会にネットで調べたら、橋本辰敏さんとおっしゃるらしい。
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vol.36姥口は…

2009年04月29日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十六「姥口は囲炉裡縁より六七分低くすへるぞ習ひなりける」

姥口釜は使ったことがないから、ピンとこないなぁ。
口造りが肩より落ち込んでいて、口の周囲が盛り上がっているから、
肩に柄杓の合をかける。
だから、従来の釜より低くてよいのだ。
ということらしい。

ということで、炉の季節も明日でおしまい
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vol.35絵掛物…

2009年04月27日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十五「絵掛物ひだり右向きむかふむき使ふも床の勝手にぞよる」

掛け物が続くなぁ。
これも意味がわからないので、アンチョコのお世話になる。
それによると、この道歌は絵掛物の中でも「人物画」の話。
右向きに描かれたものと左向きに描かれたものがある。
左向きの絵の場合、絵が流れる方向の反対(右側)が勝手付にくる床に掛ける。
右向きの場合は逆にしなさい。
という意味らしい。

人物画の顔の向きなんて、考えたことなかった。
もっとも、茶席にかける人物画なんて、利休居士しか思い浮かばないんだけど。
てなわけで、長谷川等伯が画いた千利休像で検証
(写しの掛物すら持ってないので、最近購入した雑誌の表紙を眺める~)

これは左向きだから、勝手付は右側?
ということは、これが掛けられる茶室は…
(と、手持ちの茶室資料パラパラ~)

奈良八窓庵、如庵、大徳寺高桐院松向軒、同じく龍光院密庵。
裏千家今日庵、武者小路家官休庵、藪内家燕庵。
横浜三渓園の春草廬。

表千家不審庵や裏千家の又隠は該当しないんだなぁ。
間取りとか、上座床下座床は関係ない傾向。
ちょっと意外だったというか。
一応、覚えておこう。
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vol.34冬の釜…

2009年04月24日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十四「冬の釜囲炉裡縁より六七分高くすへるぞ習ひなりける」

もう炉の季節も終わりなんだけどね。
炉壇に五徳を据える高さについて。
柄杓を釜の口から平行に引いた際に指一本入るぐらい?
なんせ、習ったのがはるか昔なので忘れてしまった。
五徳据えるのも先生にお任せ~だしね
三年前くらいに大西清右衛門美術館でビデオ観て、
「へぇ。炉の五徳合わせって、こうやるのかぁ」
と感心したくらい。

あ、でも。
この前、釣り釜の稽古の際、途中でお湯の補給をした。
小上げして釜を鎖から外して、水屋に持って~。
戻って、引っ掛けて小下げする時~。
その前の時点の初炭手前でドジって、目印の紐が取れていた~

穴三つ下げればいいんだけど、元の小上げからズレていたため、びみょ~
相弟子たちと「柄杓をこう引いたら、指一本だから~」と、ナンタラかんたら言いもって合わせたなぁ。

そっか、炉縁から釜の口まで六七分と覚えればよいのねっ
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vol.33絵の物を…

2009年04月21日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十三「絵の物を掛ける時にはたくぼくを印ある方へ引きおくもよし」

前の“例外”。
絵の場合は画いた人の落款が上座にあれば、下座であっても巻緒を引いてもいいですよ。
でも、なんでかなぁ?
理由がハッキリしない例外って、苦手。

茶道の点前(手前)の手順は大抵「利にかなってる」と思う。
でも、たまに有無を言わさぬ約束事があるんだよねー。
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vol.32墨跡を…

2009年04月19日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十二「墨跡を掛ける時にはたくぼくを末座の方へおおかたは引け」

これも「?」で、アンチョコに頼る。
だんだん難解になってくるなぁ。

「たくぼく」は啄木、つまり鳥のキツツキのこと。
掛け物の巻緒と掛緒の二つを「啄木」というらしい。
へぇ、知らんかった。
そして末座は下座のこと。

だから、この歌の意味は
「墨跡を掛ける時は巻緒を下座の方向へ引きなさい」
へぇ~。
今度、稽古場に行ったら、確認してみなきゃ。

過去に稽古や茶会の手伝いで何度か掛け軸を吊ったことはある。
自在をふらつかせながら~。
だけど、巻緒を流す方向なんて、考慮は全くしなかった。
そーゆー事も教わらなかったし。

うん。
覚えておこー
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vol.31客になり…

2009年04月14日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十一「客になり風炉のそのうち見る時に灰崩れなん気づかいをせよ」

「え?何?意味がわからないよ」とアンチョコ参照
後炭の風炉中拝見の際の客の心得かぁ。
灰形を崩さないように気を配りなさい。
ということ。

ドシドシ歩いて風炉中に行ったら、震動で灰形崩れちゃうし。
まして、指で触れようもんなら~

これは作っている時も同じ。
仕上げ段階で、ちょっとした事で台なしなったり。

ちなみに、炭手前で管炭が後ろの壁を崩す事がある。
でも、気にしなくてよいみたい。

点前している時は、やっぱ釜からお湯を汲んだり、釜へ水を差す時。
誤って、灰に一滴落ちちゃう場合がある。
これはかなり気まずい。
灰形を作って下さった方、ごめんなさ~い
って思う。
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vol.30客になり…

2009年04月09日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その三十「客になり底取るならばいつにても囲炉裡の角を崩しつ尽くすな」

これは炉のケース。
廻り炭の心得。
炉を閉じる時季になったなぁ。
4月に五事式を行う社中も多いのでは?
かくいう私にも、先生からお誘いがあった。
平日で、あいにく都合がつかず遠慮させていだいたのだが。

何年か前、五事式に参加した時、確かに炉の四隅を掻き上げたっけ。
(ただ、手前で掻き上げる時もあったか、と)

あれ。空気の流れをよくするためなのねぇ。
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vol.29風炉の炭…

2009年04月07日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十九「風炉の炭見ることはなし見ぬとても見ぬこそ猶も見る心なれ」

一昨日は二十四節気の1つ「清明」だった。いよいよ“明るい”季節。
桜が満開になってからというもの、気温がぐんぐん上がり初夏みたい。
こうなってくると、風炉の季節が待ち遠しい。
(もっとも、風炉は1年中OKなんですが)

確かに、初炭手前の際に客は風炉中を拝見できない。
(後炭はできるけど)
「お客様に見られないから~」といって、いい加減には手前しちゃダメよ。
という注意ですね。
ハイハイ。
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vol.28崩れたる…

2009年04月02日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十八「崩れたるその白炭をとりあげて又焚きそへることはなきなり」

 ん?
 2つ前の焚え残る…の繰り返し?
 要するに、後炭手前の時はそーゆーみみっちい手前はしないでね。
 ということとして、理解しておこう。

 結局、この炉シーズンは後炭は稽古しそびれたなぁ。

 「利休百首」は書くのが退屈。
 現状にそぐわない歌もあって、あまり参考にならない時もあるし。
 アクセス数もガクッと落ちて、テンションも下がるし。

 でも、全部読むって決めたしね。
 「これはどういう状況のことか」
 と、逡巡するすることが稽古を振り返る機会になるということで。
 頑張って続けていこう。

 それにしても、あと70首以上も残っているのかと思うと気が重い。
 ガンバレ、ワタシ (なんてね)
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vol.27炭おくも…

2009年03月31日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十七「炭おくも習ひばかりにかかはりて湯のたぎらざる炭は消え炭」

これもドキッとする一首だなぁ。
炉で初炭手前をして、火つきが悪かった経験はない。
他のお弟子さんの手前にしろ、自分の手前にしろ。
構造上の問題、湿し灰という強い“味方”の存在があるから。

強いていえば、途中で炭の継ぎ足しをした際が要注意。
湿し灰をケチって省略して、“弱火”のままいっちゃった~
(お湯がいつまで経っても沸かなーい)
ということになってしまったこともあった。。。かも。

やっぱり、風炉ですねぇ。
最初の頃、梅雨の湿気の多い時季に失敗したことがある。
途中で釜を上げたら、継いだまんま、黒々と残っていて、かなり恥ずかしかった。

最近はたぶん、そういうことはない。。。と思う。
炭を置く位置は同じなはずなのだが、やはり何かツボを抑えているんでしょうねぇ。
自分ではよくわからないけど。

あと1ヶ月ちょっとすれば、風炉の時季がやってくる。
灰形の練習も、やっとスイッチが入ってきそう?
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vol.26焚え残る…

2009年03月25日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その二十六「焚え残る白炭あらば捨ておきてまた余の炭を置くものぞかし」

「枝炭は高い」という印象があり、稽古の時は遠慮して置くフリだけしていた。
でも、そういうことしていると本番で忘れてしまったり、まとめて持てなくなったり。
(枝炭3本とか5本を一度に持つのって、意外と難しい)
最近は先生も「入れていいよ」と仰って下さるので、継いでいる。
コレを入れると火付きがよくなるっていうけれど、本当かなぁ。

もう一つ気がついたこと。
石灰の白い部分が残るんですよねぇ。
(小さくなって、後で拾う際もとりにくい)

あ、その前に後炭かぁ。
気にしないんですネ。
「後炭手前の稽古、やらなくっちゃ」とは思っているだけど、
今シーズンはできる機会あるかなぁ。
(次回は初心者さんに手前をやってもらうことになっている)
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