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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

vol.55外題ある…

2009年07月14日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その五十五「外題あるものを余所にて見るときは先づ外題をば見せて披けよ」

外題(げだい)とは、掛物の内容証明のようなもの。
掛物上部に内容や筆者などを記して貼ってあるという。
って、見たことないんですけど

小習十六箇条の中に軸荘という手前がある。
だけど、稽古したことないなぁ。
研究会で一度、軸荘付花月を見たくらい。
壺荘は毎年11月になると必ずやるんだけどねぇ。
この落差は、ナゼ?
軸荘をすれば、外題があれば見ることができる。
さすれば、この一首の意味も理解できる、かも。
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vol.54床にまた…

2009年07月10日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その五十四「床にまた和歌の類をば掛るなら外に歌書をば荘らぬと知れ」

本席に歌切(の類)を掛けたなら、待合や寄付には和歌系(短冊とか?)はョ。
っていう注意。

和歌に限らず、画賛や消息とかも同じ分類のものを掛けないかなー。
って、気はする。

これは誰に教わったかというレベルではなく、
お茶会や茶事に参会しているうちに、なんとなーく理解したもの。

取り合わせは難しいよね。
自分は取り合わせできるほど持ち合わせはないけど、
機会はあれば会記に目を通して、想像したりする。
昔の会記はわかったりわからなかったりなので、あまり見ない。
専ら最近のもの。

おかげさまで、写真なくても会記でなんとなく想像できるようになってきた。
blog効果かなぁ
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vol.53茶を振るは…

2009年07月07日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その五十三「茶を振るは手先をふと思うなよ臂よりふれよそれが秘事なり」

これは聞いたことあるし、茶筅は振るコツはヒジから振るんだとも教わった。
けど、なんで臂(ひじ)なの?
肱(ひじ)も肘(ひじ)もあるのに、なんでわざわざ読みにくい漢字使うかなぁ。
と、あまり関係ないことを思っちゃった。

ま、お茶を習っているヒトと全くの素人の点てる違いはココにあるのかな。
とも思う。
故に“秘事”
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vol.52柄杓にて…

2009年07月04日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その五十二「柄杓にて白湯を水とを汲むときは汲むと思はじ持つと思はじ」

あ、コレって、この前の稽古で「今更ながら~」って思ったコトかしら?→こちら
アンチョコによれば「手先で汲むのではなく、心で汲めということ」だそうで。
“心で汲む”ということはよくわからないけれど、
今までのワタシは確かに、「汲もう」という意識が強くて柄杓の合を伏せていた。
だもんで、空気が水中に入って、ゴボッ

茶碗にお湯or水を注ぐのと同じで、ポイントは肘(ひじ)の回転にあるようだ。
次の稽古では肘に意識してみよう。
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vol.51湯を汲みて…

2009年06月30日 07時50分20秒 | 利休百首
利休百首その五十一「湯を汲みて茶碗に入るる其時の柄杓のねぢは肱よりぞする」

しばらく利休百首を開いてないと、妙に落ち着かなくなってきた。
いい傾向

柄杓からお湯を汲んで茶碗に注ぐ際は、
肱(ひじ)を軸にして、外側に肱を開くように湯を注ぎなさい。

と、現在の社中の先生に習った。

最初は難しかったなぁ。
意識すると、柄杓の合が茶碗からはずれそうになって
たしかに、ちゃんとできると美しい所作だよね。
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vol.50柄杓にて…

2009年06月19日 00時16分00秒 | 利休百首
利休百首その五十「柄杓にて湯をくむ時の習には三つの心得あるものぞかし」

三つの心得って、置柄杓、切柄杓、引柄杓のこと
と思ったら、ハズレ
一つめは「湯を汲む時は柄杓に九分」、
二つめは「湯は中ほど汲み、水は中ほどより上を汲む」、
三つめは「動作が上にならない」
(油売りみたくならない)

二はいつも稽古場で注意受けてるなぁ

※やっと利休百首も折り返し地点。
半年ペースで続けてこれて、よかったぁ。
深夜、ケータイから歌読んで感じた事を書くんだけど、
何度、ケータイ握りしめながら意識不明になったことか
せっかく書いたのに、寝ぼけてボタン操作を誤り、パァになることも
年内に百番め到達へガンバロ。
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vol.49湯を汲むは…

2009年06月16日 06時08分00秒 | 利休百首
利休百首その四十九「湯を汲むは柄杓に心つきの輪のそこねぬやうに覚悟してくむ」

柄杓の柄(え)と合(ごう)が繋がっている部分を「月の輪」というらしい。
接着材を使っているわけではないのに、嵌め込みだけ。
落したり、ぶつけたりしたら、すぐ緩んで水漏れが
フイッテング状態に戻すのはほぼ不可能。
極めてデリケートな部分。

だから、取り扱いには気をつけましょう、ということ。

湯水を汲んで茶碗や釜に入れる場合は月の輪に注意。
肘を体の側面にピタッとつけて、月の輪を軸にして腕を回転かぁ。
なるほど、ねぇ。

でも、あの嵌め込み構造を思いついたヒトって、偉いなぁ。
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vol.48茶入より…

2009年06月13日 00時15分00秒 | 利休百首
利休百首その四十八「茶入より茶掬ふには心得て初中後すくへそれが秘事也」

うーむ。
秘事というだけに難しいなぁ。

解説本には
「掬い始めに最初からたくさん汲まないようにということでしょう」
つまり、最初から大きく掬うなという教えらしい。
(茶入の口や横にこぼれるなどして汚れる)
国焼の肩衝だと3杓掬って、あと回し出しで調節できるけど。
唐物だと掬い出ししかないから、ちょっとずつとね、
いつまでもチマチマやっているみたいでキマリが悪い。
緩急つけて加減しなさいよ。
ということかな?

いずれにしろ、高等テクニックだなぁ。
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vol.47喚鐘は…

2009年06月11日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十七「喚鐘(かんしょう)は大と小とに中々に大と五つの数をうつなり」

あ、これは知ってる?
あれ? 教えられたの違うような。。。
正午の茶事では、銅鑼は大小中中大(←5客以下の場合)だったもんなぁ。
アンチョコ見たら、喚鐘は夜咄の茶事のことだって。
銅鑼と違って音の大きさに差が出にくいから、心で差をつける思いで打てと。

未熟なワタシは音の大きさの差がわかりやすい銅鑼でも、上手く差をつけて打てません
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vol.46掛物の…

2009年06月09日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十六「掛物の釘打つならば大輪より九分下げて打て釘も九分なり」

これも難しいなぁ。
大輪は「だいりん」じゃなくて、「おおわ」って読むのねぇ。
天井と床の接点、、、廻り縁。。。あ、あの棒みたいな物のことかぁ。
九部(3センチ)下げる~って、長さが決まっていたんだ。
初めて知った。

お手伝いで何度か軸を掛けたり外したりしたことがあるけど、
大抵は軸自在をひっかけて、棒でえいやっと引っ掛ける。
あんまり身長があるわけではないので、いつも背伸びをしてタイヘン。

今度、床の間を見たら観察してみよっと。

【おまけ】
昨日(6/8)の昼過ぎに茶道文化検定のサイトをチエック。
「1、2級用の公式テキスト、6月8日刊行」
とあるではないか
うわっ、今日だよ~と夕方、書店へ
あおい書店、紀伊國屋、丸善、有隣堂。
大型書店をハシゴしたけど、置いてない。
紀伊國屋の検索でも該当なし。
その場でケータイから楽天ブックスに検索するもヒットせず。
うーっ
またかっ
ま、いずれ嫌というほど平積みされるんだろうけど。
とりあえず流通を待つのみ。
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vol.45小板にて…

2009年06月05日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十五「小板にて濃茶たてば茶巾をば小板の端におくものぞかし」

疲れた頭でこの道歌を読み、思わず「えーっ」。
解説書によれば、
「昔はこうしたようです。が、今はしません」。
ホッ

点前は時代と供に多少の変化はするものだから~。
と、理解しよう。
そういえば、習い覚えた頃と今とで違う事はある。
風炉点前の蓋置(の位置)。
私の場合、途中で師匠を代えたから、「個人差かな」。

現代はビジュアルでオープンだからねぇ。
習いはじめた時から写真図説入りの教本あったし、
お茶会への参会機会もあった。
だから、標準的な見解、一般的にはどう対応しているか。
観て考えたり、把握理解できた。

昔は視覚のみで伝えられる範囲は限られていたかねぇ。
筆で最低限のコトバで最高の理解を導き出す工夫が利休百首だったのかなぁ。
その分、読み手は読解力を要求されるのかも。

先日も「手」が体の一部の「手」だと思っていたので、イマイチ理解が及ばなかった。
「道具の取っ手のことですヨ」と指摘された途端、イメージがパァと広がり、スッと中に入ってきた。
きっと、今まで読んだ道歌の中でも読解力が足らないために理解できていないことが多いんだろうなぁ。
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vol.44釣瓶こそ…

2009年06月03日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十四「釣瓶こそ手は竪におけ蓋とらば釜に近づく方と知るべし」

手桶の次は釣瓶水指かぁ。
「利休さん、釣瓶ごと水指にしちゃうなんて、なんと大胆な~。
 てゆーか無精な~。
 その井戸を使っていた人たちは迷惑を被ったのでは~?」
なんて、思ったなぁ。
(ま、だから見立てなんだけどね)
ということは、どうでもよいとして。

釣瓶の蓋の扱い方について。
「手を縦に…」 フムフム。確かに、あれを縦というのか。
でも、すぐに両手で手前に引くわねぇー。
確かに、釜に近い方をあけるなぁ。

これも盛夏の点前。
名水点で稽古する。
来月、復習がてらできるとよいナ。
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vol.43水指に…

2009年06月02日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十三「水指に手桶出さば手は横に前の蓋とりさきに重ねよ」

手桶水指の扱い方についての注意ですねぇ。
大きな声では言えないけど、昨夏初めて手桶使った。
テキストで割蓋の扱いとか見てたんだけど。
難しそうに見えて不安だったけど、実際やってみると余り違和感なかった。
打ち返して向こう側の蓋に重ねる所作も自然とできた。

道具を扱う基本は一つだから。

手桶水指が出てくる時季って、やっぱ夏かなぁ。
そろそろだね。
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vol.42余所などへ…

2009年05月28日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十二「余所などへ花をおくらば其花は開きすぎしはやらぬものなり」

たしかに、そうかも。
「余所へ花を贈る場合は、開きすぎた花はあげないように」

満開になった花をたくさん贈られても、すぐに散ったり枯れちゃうからね。
花束をもらう際も、蕾があってくれた方が嬉しいかなぁ。
(自宅に持ち帰ってから、水切りして頑張って保たせておいてるから)

茶席でも、椿や大山蓮華は蕾を生ける。
昔、お茶会の手伝いで社中の師匠から椿を分けていただいて、持参したことがあった。
移動の電車の中で蕾を落とさないようにと、とっーーーても緊張したなぁ。
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vol.41何にても…

2009年05月25日 00時01分00秒 | 利休百首
利休百首その四十一「何にても置き付けかへる手離れは恋しき人にわかるると知れ」

しばらくお休みしていた利休百首。
サボっていたわけじゃないないんだけど。
(GWの茶の湯フリークのことも書いたので、これから通常ペースに戻る予定)

この一首は知っていた。
道具を置く時、パッパと置くのは道具を大事に扱う心から反するし、
また情緒がない点前になってしまうものねぇ。
ただ、いたずらに別れを惜しむように置いていたら、粘る点前になるものね。

濃茶の折りは重みのある点前にしたいから、それでよいのだけど、
薄茶は粘らず、かつ丁寧なさっぱりした点前にしたい。
急ぐとセカセカして落ち着きのない点前になるし、
下手をすれば、道具も扱っているように見えるかもしれない。

「だがら、薄茶点前って、やっぱり難しいな」って、今でも思う。
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