赤坂でごはん 改め 恵比寿でランチ  錦糸町のごはん

B級グルメ専科
赤坂のランチを食べまくって100店舗紹介中
今度は恵比寿で食べまくる!ただいま錦糸町に出没中

6月10日 Victor's

2007年07月31日 | 恵比寿
Victor's

目黒区三田1-4-1
5423-7777

Terre et Mer(大地と海) 6000円+
ワイン4800円=10800円

恵比寿100軒目の食事。

少し奮発して、ウエスティンホテルのコースのランチにした。

店名は、サンフランシスコの
ホテル・ウエスティン・セントフランシスの
初代料理長の名前からとったもの。

ランチタイムのコースメニューは、
Bouillabaisse 3800円・
Begustation 8000円、など。

店内はイタリア調の内装と調度品で高級感が漂う。
22階からは眺めがよく、NEC本社の髭剃形ビルや
お台場のフジテレビのはちたまが挟まったビル、
羽田に進入する飛行機などもよく見える。

いかにも敷居が高い感じだが、
ウェーターの人たちはフレンドリーで笑いも取り、
素人にもわかりやすく料理の説明をしてくれるし、
色々な意味で価値のある食事ができそうだ。

-1-Alsace RieslingBihl Pierr Frick 2100円
軽めでフルーティーな白ワイン。
白で辛口をと言ったら、
こちらはいかがでしょうかと薦められた。

せっかくだから少しずつ口にして味わう。
お店としてオーガニックメニューに力を入れているそうで、
このワインもオーガニックものメニューに入っている。

-2-自家製フォアグラのテリーヌ 白ポルトのゼリー添え
ここでウェディングした時にも供される、
このレストランの自慢料理の一つ。

クラッカーの上に三種類のテリーヌが並べられ、
その周りにクミンパウダーが散らされている。
バルサミコのソースが添えてある。

テリーヌの上にはワインゼリーの透明の膜が覆ってある。
フォアグラだがしつこさは控えられ、
チキンブイヨンが効いている。

スパイシーさはチリでなくクミンからなので、インドの香りがする。
これを選ばなければ、
「3種の調理法の野菜サラダとパルミジャーノのコッポ添え」になっていた。

-3-人参のクリームスープ クミン風味のイマイールと共に
あるいは、ヴィシソワース(→冷製スープ?)のチョイス。

ほのかなニンジン色のポタージュスープ。
濃厚ながら優しい味で、
ポタージュの喉ごしがいい感じだ。
ヒメニンジンのスライス・ニンジンの葉の素揚げが乗ったいる。

下に沈まないのはそれだげスープが濃厚ということだろう。

クルトンがわりにイマイールが砕いてふりかけられてある。

-4-パン三種類
バケット・くるみ、そして珍しいのがジャガイモ。

当然なのかどれも温く美味しい上に、
他の料理やワインの邪魔をしていない。

くるみは細いものが練りこまれている一般的な感じだが、
じゃがいもの方はわからない。
ただ、ジャガイモの味がする。

パンにはマーガリンと、
パジルを溶かしたオリーブオイル、
アンチョビ・赤トマトを、
それぞれペーストにしたもの。
どれも後を引く味。

-5-Nero d Avola Siccagno Occhipint 2700円
二杯目のワイン。
赤で重めのものを、と頼んだら
やはりオーガニックものでシチリア産のこれを薦められた。
なるほど防腐剤の味はしない。
こちらもありがたく少しずつ味わう。
葡萄酒らしい、ボリュームが感じられる味わい。

-6-イサキのアクアパッッア風
甲殻類のダシ汁の“狂った水”、とウェーター氏が説明してくれた。

旬のイサキはふっくらと焼いてあり、
皮も香ばしく美味しい。

スープにはダシとともにオリーブオイル、
パジルなどをとかしてある。

具はあさり・そら豆・焼いたトマト・チンゲン菜・
ケイパー・黒オリーブの実。

-7-お口直しのグラニテブラッドオレンジのシャーベット。
わざわざシャープに削ったアイスが、酸っぱい。

次の料理が楽しみになるが、
これ自体も上品で美味しい。

-8-メイン
仔羊の肩肉のコンフィ スバイスとスムールのガレット添え
これを選ばなければ、
牛フィレ肉のグリル ベアルソースとジャガイモのオーブン焼き。

仔羊のほうが、この場にふさわしい感じがしたので、これにした。

5センチ四方はある大きさの肉が、
中まで上品に焼けてある。

中の肉は、絶妙なミディアムレア。
ステーキを食べる時は、食通ぶっているようで
このセリフを言うのに抵抗があったが、
わざわざ頼まなくても出てくるのが嬉しい。

付け合わせも、何かの豆・ポテト・ニンジン・ダイコン・
黄ピーマン・トマト・インゲン・クコの実、
と少しずつだが色々な野菜が用意されている。

-9-デザートワゴン
ある意味、こちらもメイン。

ワゴンに陳列された自家製スイーツが、席まで運ばれる。
どれになさいますか?
よろしかったら、全部お試しになりますか?
と薦めていただいたので、
お言葉にも甘えることに。

シトラスフルーツのチーズケーキ…
生地がサクサクで爽やかな酸味のクリームがくせになりそうだ。

バナナ・ココナッツ・クルミ・ヘーゲルナッツのショコラ…
それぞれ異なるサクサク感が楽しめる。
チョコの生地は少しこってり目で食べ応えがある。

ガトーショコラ…
基本に忠実なでき栄え。
粉糖で白く化粧を施されている。
上品な甘さに魅了される。

ベイクドチーズ&レアチーズケーキ…
これらも基本に忠実。
ベイクドはふわふわ、
レアチーズはしっとりして逆に生地はサクサクだ。

同じ皿に、
バニラアイス、リキュール漬けのイチゴ・パイナップル、
フランボワースのソースが点々とたらされている。

おもちゃ箱のように楽しみな一皿だ。

-10-エスプレッソ
本格的な深みのある味。コーヒー・紅茶・カプチーノなどもあるが、
思わずこれにしたくなる状況だ。砂糖も粒の粗い結晶状の二種類のもの。
ゆっくりと溶けたところを味わって飲む。

-11-小菓子
ここまででも十分かに思われるのだが、もう一皿ある。
文字通り小さいお菓子の盛り合わせだ。

マンゴーソースのマシュマロ、焼いたチョコレートケーキ、
胡麻のケーキ、中がリキュールの生チョコ、ホワイトチョコレート、
お酒のきいた薔薇・洋梨のゼリー…
すべて手作りの一口サイズのもの。
どれも個性的で美味しい。

食べ終わった時には、もう陽が落ちかかっていた。
とても有意義なランチとなった。

恵比寿での食事は今回でひとまず終了したい。

今度は、あまり紹介されない下町グルメを案内しよう。
名の通った有名店はもちろん、
色々な意味での傑作店や途中下車して見つけた店も紹介したい。

今後もどうかご期待を。

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