３月２０日 信州戸隠そば 本店なゝ樹

信州戸隠そば 本店なゝ樹

恵比寿西１-１３-２
３４９６-２８７８

お昼の定食８００円

蕎麦専門店。
ランチタイムには、定食は日替わりの一種類のみで、
遅めに行くと看板に赤字で書かれた売切という札がかかってしまい、
そうなるとあとは戸隠そば５５０円・真田そば８５０円・
山菜そば９５０円…といった単品のそばの中から選ぶことになる。

客層はオヤジや、高年齢の女性。
かけ定・ざる定などといったオーダーの仕方から、みんな常連らしい。

メニューはすでに紹介したが、
見る限りほとんどの客が定食を選ぶ。

定食の手打ちそばは、ざるがかけか選ぶ。
他の客がそうしているように、
当然ざるを選んで最後に蕎麦湯でシメるべきだが、
昨日から悪寒がして身体を暖めたい。
だからあえて今日はかけそばにした。

おばちゃんが持って来てくれた定食は、
田舎風で素朴な感じ。

手打ちそばは、濃いめのダシで、太めで存在感のある蕎麦。
ついつい大口ですすってしまうが、
ちゃんと味わって食べるには
気持ちを抑えて少しずつ手繰って食べるべきだ。

蕎麦はなんだか黒っぽく、わざと太めに切っている。
これが戸隠そばなのか、コシがあり美味い。

ごはんは、そば米ご飯との説明。
そばの実を剥いてご飯と炊いてあるのだろう。
若干ビンク色がかっている。

新香は、キュウリ・ダイコン。
濃いめのしょっぱめの味付け。
ほかにも刻んだネギの皿に、居候のようにしている、
ゴボウの漬物もいかにも山奥の田舎の婆さんが漬けたようで、
これもおいしい。

この膳の中で日替わりなのは、これから紹介するおかず。
今日は、鮭フライ。
意外と厚みのある一切れ。
添えてあるタルタル、付け合わせのレタスとも相性がいい。

これらに加えて、ご自由にどうぞというのが野沢菜漬。
相席のテーブルの真ん中に小さめの皿に盛られている。
新鮮でシャキシャキでうまい。
他の客は遠慮がちにつまんでいるので、
自分も一人占めにしないで少しでやめておく。

店の雰囲気から、おかわりという概念はなさそうだが、
ここの蕎麦は美味いと思った。

近くに別館があるので、今度行ってみよう。