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おながい☆

2008-07-30 01:17:54 | インポート


わたしもうっかり言ったり書いたりしてる気するけど
一応小暗が生息してるので、
地名がわかっちゃった方も
地名は若干ぼかしてちょんまげ!
ごめんお☆
母の睡眠中に一人で撮った、
ほっかむりスックシーショットで許してお☆

あ、ちなみにうちの(略)1~6は半分実話です。
小暗をうっかり見かけた方はそっとしておいてあげてね。
あれでけっこうデリケートですからね。
よろしくにゃんご☆



(略)6

2008-07-30 00:17:30 | インポート
バサバサッ

「ぎゃあーーーー!!」

木の上から、突如大きなサルが降ってきて鋭い目でこちらを睨んだ。
そして再び走り出したかと思うと、
こちらを振り返って
ちょいちょいと手を招いてみせる。
もしかして……?
私は衰弱した母を背負い必死でサルについていった。
すると……



川だ!!
アイポッドをしていたから、水の音に気がつかなかったんだわ!

がふがふと水を飲みどうにか回復した私たち。
遠くからそれを見守るサルに

「ありがとう、あなたは命の恩猿(なんて読むのかわかんないけど)よ!」

と歩み寄っていくと、
サルはザザザッとまた森の奥へ逃げていく。

「ちょっと待って!お礼にバナナをバナナ……」

と追いかけるとサルが一瞬だけこちらを振り向いた。
目には涙が光っていた。

「こ……小暗!!待ちなさい小暗!!!」

母が叫んだ。

「え?何言ってるのお母さん、あれはサルよ?」

獣や虫から体を守るため異様に濃くなった体毛、
体中を覆う毛の頭髪部分だけが異様に長く、
その毛先には小暗と同じ、ファイヤーダンスで出来た焦げ後があった。
そして後ろ足にはかすかにだけれど小暗のしていたミサンガが深い毛に埋もれていた……。

「小暗!!小暗なの!?」

サル、いや小暗は小さく首を横に振って
再び森の中に帰っていった。
その背中を私たちは涙を流しながら見つめた。

それから二十日間、
昼夜を問わず小暗を探したが
ついに見つかることもなく、
私たちは三日三晩涙を流し、
その涙はやがて滝になった。
それから、その滝に打たれたものは若干毛深くなるという言い伝え生まれ、
「禿げ薄毛の改善に効くらしい」
とインターネットでたまに話題になるらしい。

それがあの有名な『小暗滝』の名の所以だという。



めでたし めでたし