土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

標識放流功労表彰

2010-11-09 07:16:00 | アカメ釣り大会
 アカメと自然を豊かにする会がこれまで標識をつけて放流したアカメは172尾になります。これは釣り人のみなさんが協力してくださったおかげです。

 アカメを今後とも、釣りの対象魚として楽しむためにも生態の解明は欠かせません。

 標識放流は釣り人の協力なしには成立しない調査・研究です。

 標識放流は、アカメの成長や移動など基礎的な情報がえられます。また、多くのデータが集まれば資源量の推定にも役立ちます。同時に進めている鱗の標本も多く集まれば、それだけで年齢査定ができるようになります。
 気長に継続していくことがカギです。

 さて、アカメは多くが夜間に釣獲されます。昼間でも釣れていますが、昼間にロッドを振れる釣り人はそれほど多くはありませんし、やはり夜間がアカメも動くようです。


 標識を装着する上杉さん


 元気で暮らせよ!また私のルアーを銜えておくれといっている?上杉さん


 アカメが釣られると、協力してくれる釣り人から上杉事務局長に連絡が入ります。それから、上杉さんが駆けつけ標識をつけて放流するという手はずになっています。しかし、仕事中のこともあります。また、どうしても動けない状況の時もあります。その時は、事務局長から岡田さんをはじめ、仲間の活動家に連絡をして標識放流をすることになります。


 よう闘ったとアカメをやさしく海に入って抱き上げる岡田さん


 アカメを元気づける岡田さん

 つまり、夜、夜中でも電話がかかれば布団から飛び出して駆けつけてくれているわけです。明け方に連絡がはいることもあります。

 上杉さんも、岡田さんも「データを得られる貴重な機会なので、出来るだけ、ご協力をお断りすることはしたくない」と語ります。

 このお二人だけで100尾以上のアカメに標識をつけて放流されています。第四回大会までに、上杉、岡田両氏とも各50尾を超え、実に、172尾のうち半分以上の標識放流が二人の手によって、行われているのです。

 この実績は凄いものです。「アカメの生態を明らかにしたい」「アカメの本当の姿を、アカメの資源量の豊かさを世間に知ってもらいたい」そのために、ご自分の休息時間、睡眠時間を犠牲にして活動を続けておられます。ご家族にも様々な負担があろうと思います。

 そこで、50尾以上の標識放流をされているお二人を大会で、皆さんの集まる前で顕彰したいとおもいました。タックルハウスの二宮正樹さんにも相談すると、「それは良いことです。出来る協力はなんでもします。」と賛同いただき、サイン入りの二宮さんデザインのルアーをプレゼントしていただくことになりました。
 私から、パームスから以前提供してもらっていたロッドをお二人に贈ることにしました。

 お二人の、長い間変わらぬ献身と努力をアカメと自然を豊かにする会を代表して顕彰させていただきました。

 上杉一臣さん、岡田 勝さんお疲れ様でした。今後ともご活躍を期待しています。

 お二人をはじめ、普段から標識放流に活躍されているみなさん、お疲れ様です。必ず皆さんの活動はアカメとアカメを愛する人々の将来にとって有意義に活かされるようになります。


 さあ、今から放流しますと岡田さんと上杉さん

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