ちゃんと片付けることはあるんです。
見違えるような机の上。
何もなくなった様子を見ると、我ながら【やるな】とニヤリ。
ただ他の職員からすると片付ける理由は、
他のところにあるように感じるようです。
「貧乏人さん。めちゃめちゃ綺麗ですやん」
「せやろ?俺も、やればできるんですわ」
「身辺整理ですか?」
いやいや。
『退職しよう』とは、誰も思っておりません。
慣れないことをすると、変な誤解を受けるようですわ。
子どもは、純粋です。
そしてその純粋さから出る一言に【冷や汗】
公衆浴場、サウナで刺青の入ったちょっと恐いお兄さんを見かけることがあります。
じっくり背中を眺めることは、まぁ、ないんですが。
【チビ助】と公衆浴場に行ってましたら、
脱衣場で、たまたまそんなお方と遭遇。
【チビ助】にとっては、刺青を実際目の前で見るのは、もちろん初めて。
動きが止まり、じっと見ておりました。
何か言い出すんじゃないかと、ヒヤヒヤ。
その場は何事もなく過ぎ、お兄さんが居なくなったあとに話してました。
「あのおっちゃんの背中に竜がおったで」
確かに。
色も入ってました。
芸術といえば、芸術なんですけど。
むかしむかし、兄貴である貧乏人1号から父親といっしょに行った銭湯で
同様のことがあったことを聞いている。
「あのおっちゃん、背中に絵を描いてるで」
このときの貧乏人1号の言葉は、運が悪いことに相手のおっちゃんに聞こえた。
「どや?うまく描けてるやろ?」
そのおっちゃんは、背中を見せ、笑いながらこう答えてくれたそうだ。
ホッとしたんやないんですか。うちの親父は。
でも、こんな返しを今の若いあんちゃんは、できるんでしょうか。
そして自分自身も場面は違いますけど、純粋な子どもにあわせて、
こんなに優しく接することができるんでしょうか。
世の中の垢にまみれ、イライラした状態では、
人には優しくできんでしょ。おそらく。
あみだくじ。
「好きなところを選んだら、好きなように横線を入れていいよ」
この言葉が、運命を大きく変える。
4人の中から、地区の子供会の会長を決める【あみだくじ】
会長職に就くと、子供会以外の行事に借り出される。
地区内にある、老人施設の盆踊り、敬老会。
地区の秋祭り。
市の伝統ある行事への参加の取りまとめ。
学校行事全般。
毎週のように、どこかで会議があります。
考えるだけで、胃が痛くなりそうな役。
この【あみだくじ】に誰も横線を追加しない。
何もせずに、くじが当たると後悔すると思いましたんで、
しっかり線を入れる。
「他人の運命も変えてしまえ」
そんな気持ちで、自分以外のところにも、しっかり線を追加。
・・・結果
『貧乏人さん、会長をお願いします』
崩れ落ちました。
線を追加しなければ、他の人が引く運命にあったものを、
自ら線を入れたことによって、会長職を手繰り寄せたようです。
何もせず後悔するか
それとも、線を入れて後悔するか
【あみだくじ】の難しいところですわ。
『公平なくじ引き』なんで、ブツブツ言いたくないが・・・
普通、高学年の親がするもんでっせ。
今年は周囲の都合で、
ピンチヒッターとして受けた数年先の予定だった役員に、
会長職までついてくるという『おまけつき』
世の中、不公平すぎる・・・
年末ジャンボも購入することなく、終わりましたが、
買ったとしても高額金が当たることなどなかなかない。
この『宝くじ』
一体、いくらくらいの当選金まで、人に話するんでしょう。
末等くらいであれば、
『買ったけどスカみたいなもんしか当たらんかった』
多少の金額が当たっても
『10万が当たった。びっくりしたで』
こんな感じでしょうか。
周囲からも
『すごいなあ』
こんなやりとりが想像できるような気がします。
それが億単位の当選金であれば、どうなるんでしょう。
命の危険も感じ、人に言えないような気もします。
実際のところ、どうかわかりませんが、
・知らない親戚がやたらに増える
・寄付をするようどこかの団体が来る
こんなことも噂として聞きますが・・・。
億単位の金額が当たると、
生活が激変。
周囲も変化するのは間違いないでしょうね。
たぶん。