自分で育てるパン酵母

パン作りを始めてから、
ずーーーっと気になっていた
自家製酵母パンに
初めてチャレンジしている。

「自然食通信社」の『自然食通信』という雑誌で
この自家製酵母パンを初めて知ったのは
もう10年以上前のこと。

最近、ネットで同社の出している
旬の酵母で作るパンBookという本に出会い
作りたい！虫がムズムズムズ・・・

この頃自分のやりたいことをしていない
そのストレスを発散すべく、
庭に生えているビワの木に
たくさん実ったビワのみを少し拝借。
早速酵母を育てることにした。

作り方は至って簡単！
煮沸消毒した密閉できの空き瓶に
スライスしたビワをいれ
かくれるくらいの温水をいれる。
蜂蜜を小さじ1杯入れて蓋をする。

28度前後の場所において置き
1日1回ビンをゆすってふたを開けてあげる。
泡がたくさん出て、落ち着くあたりで
パン酵母に育つ。(らしい)
この辺は、作る酵母種の種類や人によってまちまち。
まるで人間の赤ちゃんみたいに
環境に左右されるようだ。

パンにするにはこの液種と
小麦粉と水、塩を混ぜ合わせ、こねる。
発酵の目安は生地の膨らみ具合。
酵母のパワーの見せ所。

・・・といっても仕込み後3日目の
私の酵母君はまだ完成していないようす。
本当に出来るのかもわからない。
本に紹介してあるのは
りんご、干し柿、かりん、発芽玄米、苺など。
ほかにもいろんな種類の果物や材料で
自家製の酵母ができるのだ。
ヨーグルトの酵母を使用した例も
本の中では紹介されている。

市販のドライイーストでは味わえない
ゆっくりとした時の流れが
この自家製酵母にはある。
パンの仕込から焼き上がりまでが
3日くらいかかることだってあるようなのだ。

せかせかと落ち着きのない毎日を送る私に
「ゆっくりいこうぜ！」
といってくれてるようで、
この酵母君の完成が楽しみだ。

気温が上がってきているから、
完成は明日くらいかな？

来週はめちゃくちゃ忙しい週になりそうだから
この週末には、発仕込にチャレンジしたい。

天然酵母といえば、冷蔵庫に
ホシノ天然酵母もまだ残ってたなー。
早めに使い切らなくちゃ～。