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あかねさんのかぶと虫 annex

80年代歌謡曲を中心に語っていましたが、今はもろもろ。バックアップ場所のつもりがメインになりそう。

岡田有希子

2005-10-23 | あ行
(2004年12月4日に書いた記事をそのまま掲載しています)

ここで語るのかどうかは迷ったのですが、今ならある程度は冷静に見られると思ったので、書き留めておくことにしました。
86年4月8日は私の大学の入学式の日で期待と不安が混ざり合った落ち着かない気分の日でした。距離的にはそれほど離れていない場所で、そのことは起きました。別にムシの知らせとかそんなのなかったのが、バカみたいだけどショックでした。

同世代の彼女が、何に対してそこまで思い詰めて行動に移したのかは知る由もないけれど、アイドル・岡田有希子としてではなく、一人の人間であり女性・佐藤佳代としての決断(衝動だったのかもしれませんが)だったのだと思います。

ユッコは(というか佐藤佳代さんは)とても頑張り屋で、愛知県でも有数の進学校に合格しました。そして成績学年1位にもなりました。それが芸能界入りを認めてもらう条件だったからです。夢に向かって努力し達成する、それが彼女の根本にあったと思います。

デビューした年の夏、プロモーションで近くのスーパーに握手会に来ました。すごく小さくて目が大きくて可愛かった。暑い日だったのに汗ひとつかいてなかったのが不思議だったのですが、後日雑誌で、汗をかくとメイクが崩れるから訓練して顔には汗をかかないようにしたみたいな記事を読んで、何てプロなんだと思ったのを強く記憶しています。

岡田有希子(おかだ・ゆきこ)
1967年8月22日生
愛知県出身
血液型O
デビュー曲「ファースト・デイト」(1984年4月21日)

正直言うと、私は竹内まりやさんの曲(というか詞の世界)があまり好きではありません。ただし、ユッコの場合は凄くハマっているというか、愛情の溢れる作品になっていると思います。ユッコが「クラスで一番目立たない私」(@「ファースト・デイト」)なわけはないのですが、そういう自分に自信をもてない少女の成長の様をうまく追えていると思います。

個人的ベスト3。
1.「ファースト・デイト」(1984.4.21) 竹内まりや/竹内まりや/萩田光雄
2.「Love Fair」(1985.10.5) かしぶち哲郎/かしぶち哲郎/松任谷正隆
3.「哀しい予感」(1985.7.10) 竹内まりや/竹内まりや/松任谷正隆

「Love Fair」は何だか奇作と言っても過言ではない不思議な曲ですが、聴けば聴くほど味が出る曲だと思います。「哀しい予感」もそうですが、マイナーな曲にユッコの真髄が感じられると思っています。

実は、ユッコの曲を聴くのをあれ以来、封印してきたのです。
思い出してしまうから・・という理由で。アナログ盤しか持ってなかったのも原因でしたけど。
ただ、20年たった今、聴き返してきようと今年ベスト盤を購入しました。
「二人だけのセレモニー」とか「Summer Beach」とか、こんな曲だっけ?と思うようなこともありました。曲構成が複雑怪奇な気がしました(亜美さん・・)。
やはり、記憶というのは薄れていくものですが、もう1回いろいろと聴いてみようかと思います。ユッコが残してくれた音楽を心に刻んでおくためにも。

荻野目洋子

2005-10-23 | あ行
小学生時代に、ミルクという女の子3人組でデビューしてました。80年の「リトル・キッス」がデビュー曲かと思ったら79年にキャンディーズのメドレー「ザ・あれからいちねん」を出してたようです。「リトル・キッス」が12歳。すごく幼かった印象のあった彼女がソロ・デビュー。お姉さんは83年にデビューしてたし、期待は高まりました。

荻野目洋子(おぎのめ・ようこ)
1968年12月10日生
千葉県出身
血液型B
デビュー曲「未来航海~Sailing~」(1984年4月3日)

期待に違わず、真っ直ぐな歌声と安定した歌唱力。デビュー曲では♪センチメンタルなSummer Blue Sailing♪と一気に歌いきる唱法もなかなかよろし。とにかく爽やかでしたが、でもこの年は今ひとつ売れず・・

個人的ベスト3。
1.「恋してカリビアン」(1985.5.21) 松井五郎/中崎英也/中崎英也
2..「さよならの果実たち」(1987.6.21) 売野雅勇/筒美京平/武部聡志
3.「湾岸太陽族」(1987.3.3) 売野雅勇/山崎稔/西平彰

「恋してカリビアン」はブレイク直前のとってもキュートな作品。アレンジも爽やかかつ凝ってるし、荻野目ちゃんの魅力を活かしきった絶妙の1曲。なぜか西武ライオンズ時代の秋山選手がバッターボックスに向かう時のテーマソングです(笑)
「ダンシング・ヒーロー」の大ヒットでユーロビートブームに乗ったというか自ら作り出した感じもありますが、私としては売れるきっかけになったというくらいの評価しかしていません。今でも代名詞的に言われるのはツラそうだな、と正直思います。
「北風のキャロル」(87年冬)の頃はノドがボロボロっぽくて高音域が出なくなってました。TVで観てるのがキツかったです。でも好きな曲。

その後、「VERGE OF LOVE」(89年)の頃に森永「スプーナ」のCMをやっていて、そのコンサートに当たって日本武道館に行って来ました。ものすごくプロ!って感じで圧倒されたコンサートでした。。タダだったのに申し訳なかったです。同年「ユア・マイ・ライフ」はミッチョンがアルバムで歌ってた曲を改めてリリース。こういうしっとりした感じが合いますね・・

昨年7月に第2子をご出産。お母さんになっても、いつまでも可愛い荻野目ちゃんでいてください。

<annex加筆>
起点年を修正しました。歌手として復帰されると先日報道されていましたね。今後の展開が楽しみです。

岩井小百合

2005-10-22 | あ行
あまり独立した記事として扱うつもりのなかった岩井小百合嬢。最近もずっとタレントとして活動されてるんですが、全くフォローできておらず。ただ、83年デビュー組を冷静に見ると、やはり取り上げておいた方がいいかと思いなおしました。

皆さんご存知のように“横浜銀蝿の妹分”なわけです。
その肩書がホントに必要だったのかは今でも疑問ですが、話題性としてはあったんでしょうね。史上最年少での武道館コンサート等、いろいろトピックは提供してくれました。

岩井小百合(いわい・さゆり)
1968年8月10日生
神奈川県出身
血液型A
デビュー曲「ドリーム・ドリーム・ドリーム」(1983年1月12日)

デビュー曲以降、「ドキドキHeartのバースディ・パーティ」「いちごの片想い」「恋あなたし・だ・い!」と話題になる曲を次々とリリース。可愛いし、歌はそこそこ安定感があって完成されたイメージだったですが、当時はいったい誰が応援してるんだろうと思ってました・・。ひっかかりがないっていうか夢中になる要素に欠けてる気がしてたからです。

個人的ベスト3。
1.「水色のラブレター」(1983.11.16) 竜真知子/鈴木キサブロー/馬飼野康ニ
2.「パラレルガール」(1984.*.*) とりみき/三木たかし/鷺巣詩郎
3.「いちごの片想い」(1983.4.13) 竜真知子/馬飼野康ニ/馬飼野康ニ

基本的にはあまりTVで歌わなかった曲の方が好きですね。。あと偶然か否か、TAKUやJohnnyが作った曲を見事にかいくぐってしまいました(苦笑)

その後、プライベートでは結構衝撃的な出来事も体験されたと聞いています。現在は結婚・出産もされたようで、安定された生活を送りつつタレント活動は継続されているようです。

石川秀美

2005-10-20 | あ行
デビューシングルのジャケ写はかなり衝撃的です。”秀樹の妹”として河合奈保子さんに続いて選ばれた彼女のセールスポイントはおそらく「健康」。陸上やバスケで鍛えたフトももが注目されるのは本人としても不本意だったでしょうか。

先発デビュー組と差別化を図るためにか健康路線が強化されるとともに、湘南=サーフィン(「ゆ・れ・て湘南」~「哀しみのブリザード」)というイメージも形づくっていきました。

石川秀美(いしかわ・ひでみ)
1966年7月13日生
愛知都出身
血液型A
デビュー曲「妖精時代」(1982年4月21日)

個人的ベスト3。
1.「熱風」(1984.7.25) 鈴木博文/林哲司/大谷和夫
2.「めざめ」(1984.2.8) SHOW・クロエジュン/小田裕一郎/入江純
3.「涙のペーパームーン」(1983.1.1) 麻木かおる/小田裕一郎/大谷和夫

ちょっと趣の異なる3曲になりました。哀愁系の「熱風」、ミディアム・テンポの「めざめ」、メルヘン系の「ペーパームーン」。その他にも”シャウト系”というジャンルを開拓し、ハードロック調のアレンジと調和させてみたり(「ミステリーウーマン」など)、”バカっぽさ系”での「春霞恋絵巻」のような曲あり(♪なのにタワケ者め、元禄BOY♪@森雪之丞 ですからね・・)、大変多彩なディスコグラフィーになっています。特に後半は秀美ちゃんならではの路線が凄いです。

「涙のペーパームーン」「ミステリーウーマン」「もっと接近しましょ」・・と数々のパクリ疑惑に晒されるも、そこは本人とは関係のないこと。

ダンナ様もしっかり稼いで、子沢山の現在ですが、また”シャウト”を聴かせてほしいです。

<annex加筆>
先般、保険のCMでダンナと出演。久々のブラウン管登場でしたが、全然変わってないというか、すごく綺麗な奥様状態を保っていてびっくりするやら嬉しいやら。歌は再開しないのかな・・

伊藤つかさ

2005-10-16 | あ行
『金八』からのデビュー組はツッパリ役が多い中、一番前の席のおとなしい女の子(赤上近子)役だった、つかさちゃん。
セーラー服でのデビューは衝撃的で、『ザ・ベストテン』に労働基準法から15歳未満は21時の生放送に出演できない・・というのも、妙なリアリティを生んでいた。
声はか細く、そこが魅力。アルバムも売れたのは楽曲の魅力が高いから・・と認識していますが・・。

伊藤つかさ(いとう・つかさ)
1967年2月21日生
東京都県出身
血液型O
デビュー曲「少女人形」(1981年9月1日)

つかさちゃんの個人的ベスト3。
1.「夢見るSeason」(1982.2.21) 原由子/原由子/松井忠重
2.「横浜メルヘン」(1982.11.25) 庄野真代/小泉まさみ/川上了
3.「少女人形」(1981.9.1) 浅野裕子/南こうせつ/船山基紀

シングルではイメージを大切にしてか、あまり冒険せず、ほのぼの路線を貫いていました。
彼女には、非常に多彩なアーティストが曲を提供しているのですが、「それぞれの伊藤つかさ像」が何故か収斂してしまう、ある意味ものすごいアーティスト・パワーだったのだと思います。アルバムの作曲家陣は、加藤和彦、天野滋(NSP)、水越けいこ、井上大輔、大貫妙子、矢野顕子、竹内まりや、坂本龍一(「恋はルンルン」♪作詞は仲畑貴志)、高橋幸宏、そして多分、他人に書くことは大変珍しいと思われるHolland Rose(佐野元春)・・すごいです。そして全て「つかさワールド」に仕立てるのは、これも実力、と思わざるを得ません。

沖田浩之

2005-10-16 | あ行
99年の春、友達が死んだ。葬式に行くため、駅からバスに乗ると車内のラジオでヒロくんのことを話していた。妙にシンクロしてた。

ヒロくんは竹の子族出身で、「金八」の2弾目に出て、直江喜一と一緒に逮捕される役もやって、そして満を持してデビューしたところ爆発的にヒットする。切れ長の目、鼻にかかった声、そしてバカバカしい歌詞とタイトル。「E気持」。本人が望んだ路線だったのかは、今では聞く術がない。

沖田浩之(おきた・ひろゆき)
1963年1月7日生
神奈川県出身
血液型A
デビュー曲「E気持」(1981年3月21日)

ヒロくんの個人的ベスト3。

1.「熱風王子」(1982.5.21) 阿久悠/大野克夫/大野克夫
2.「はみだしチャンピオン」(1981.8.26) 阿木耀子/筒美京平/筒美京平
3.「隠れアムール」(1982.3.5) 阿木耀子/宇崎竜童/佐藤準

「熱風王子」は”ア・バ・バ・ババ!”というフレーズから強引に盛り上がる感じがたまらなく好き。圧倒的にベストソングです。
デビュー年からは、「はみだし」。「白を黒と言われて あんあああんああああんあん」というフレーズは天才的。こんなのを唄えるのは近年では吉井和哉くらいだろうか。
「隠れアムール」は詞がいいですね、色っぽくて。

チャーのカバー「気絶するほど悩ましい」や「とりあえずボディ・トーク」等の淫らな感じにのめりこんだ時期もあり、「お前にマラリア。」等の訳わからない路線も堅持。ちょっと方向性が見えづらくなっていた。
その後、俳優としても活躍し、プライベートでもいろいろと話題を振りまいていたヒロくん。
どう生きるのが幸せだったのかはわからないけど、その幕の閉じ方は悔やまれる。

岩崎良美

2005-10-11 | あ行
“懐かしの名曲”みたいなのに出演すると、必ず「タッチ」を歌わされる良美さんです。。
もっと、良い曲いっぱいあるのにー・・とハンカチを噛みしめています(嘘)。

岩崎良美(いわさき・よしみ)
1961年6月15日生
東京都出身
血液型O
デビュー曲「赤と黒」(1980年2月21日)

80年デビュー組の中では「実力派」というレッテルが貼られてましたね。
歌が上手い故か、デビュー曲は文学の薫り高いかなり暗い曲調。
その後の「涼風」が爽やかな感じでイメージアップを図るも、3曲目はまたまた「あなた色のマノン」。♪私はマノン・・マノン・レスコー~♪重い、重すぎる・・

軽いシティ・ポップス(古)を唄わせると、本当にうまくまとめてくれた。
というわけで、そんな感じになったベスト3。

1.「恋ほど素敵なショーはない」(1983.1.21) 売野雅勇/梅垣達志/大村雅朗
2.「I THINK SO」(1980.12.21) 岡田冨美子/網倉一也/船山基紀
3.「どきどき旅行」(1982.4.21) 安井かずみ/加藤和彦/清水信之

あ、2位にまたまた網倉サンだ。脳の隅までヤラれてます・・
1位は英語詞部分もオシャレなポップス。こういうのさらっと歌わせると、当時は抜群に上手かったと思う。
ベスト盤(『Palette』)をLPで持ってたのに引越しの時に処分してしまいました。聴きたい・・

<annex加筆>
まさか『タッチ』が実写版で映画化され、主題歌もリメイクされるとは夢にも思わなかった。そして、それがユンナちゃんとは。不思議な縁だ。