昭和・平成・令和・さわやかに老いる日々

朝元気に目覚め、食べたいものを食べ、行きたいところに行き、会いたい人に会えることに感謝です。

吊るし柿

2023-11-18 12:40:39 | 日記
        
昨日、スーパーで渋柿を見つけ早速購入しました。ここ数年秋になると吊るし柿を作ることを楽しみにしてますので、早速今日は皮をむいて、添えられていたひもにひとつづつ間隔を置いて結び付けて、ベランダの竿に結び付けて吊るしました。

        

終戦後間もない子供の頃、秋になると毎年、山の畑に植えてた渋柿を、母が50個くらい吊るしてたことを、80歳半ばの今も鮮明に覚えて居ります。戦後の物のない時、味噌、醤油、こんにゃく、お豆腐、甘酒、芋飴、羊羹、漬物等々、おやつ等もほとんど母の手作りでした。

今も時々母の手作りのおやつを思い出します。中でも材料の無い中、小麦粉に貴重品の卵を混ぜ塩を少し入れた生地を、フライパンで薄く伸ばし、サツマイモを潰したアンを載せて丸めたおやきは、当時は贅沢なおやつで、私たち姉妹の大好物でした。

吊るし柿の季節になると、幼かった子供の頃のいろんな光景を思い出します。特に母手作りの芋飴は、釜土の前で薪の火加減を見ながら、お釜に蒸かした芋を入れ、何度も何度もこねて時間をかけて作ってくれてた姿が目に浮かびます。やはり秋は物思う季節なのでしょうか。

        
             京都建仁寺の紅葉

今は何でもスーパーで売ってますので、便利になりましたが、手間を省くのではなく、手間をかけることで季節感を感じる作業も在りかなと思って居ります。昔の人の知恵を日々の暮らしの中で体感すると、何か一日が充実してるような気がして、生かされてる事に感謝の気持ちが強くなります。

今日も一日笑顔で感謝して過ごせますように!!


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