
雨のバラード
降りしきる雨に 涙ながして
舗道を俯く 私がいた
名も知らぬあなたに
恋をして 嫌われてしまった
思いを告げずに
いれば良かったの
あゝ雨のバラード…
橋の袂から 顔を見ていた
風に煽られた 渋い顔(かお)
やがて雨が降って
いそぎ足で 家路に着いていた
諦めきれずに
未練に抱かれている
あゝ雨のバラード…
花咲き花散る か細い思い
降りしきる 雨の歩道
傘もささずに
立っていた
初めて会った この道で
思い出に泣いていた
あゝ雨のバラード…
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