帰りたい場所

小さい頃からよく夢にも見てたあの場所。

森の中の少し開けた丘の草原のようなところにあって

家は白い木でできていて平屋か2階建てかなんかだったとおもう
ダイニングテーブルがおいてあるキッチンからは庭の畑と草原が見えて
雑然とし決して新しいとは言えないけれど
土のにおいがして
季節の花や植物や野菜に囲まれて
ジャムやらなんやらを手作りしたりして
そうやって生活すること一つ一つに一生懸命丁寧に暮らしてた
余計なことなんか何もなかったあの頃

あれはどこなんだろう

私が唯一、前世の中で場所がはっきりしない記憶。

暖かで柔らかい
あの場所にいつか帰れるだろうか。

帰りたーい
帰りたーい
暖かい我が家がまっているー♪
って聞いてたらなんか凄く切なくなってしまった。

精一杯生きるから
どうか取り戻せますように。