韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(17)

2021-02-13 18:20:01 | 韓国ドラマ
 いよいよホジュンと内医院で一緒に働くことになったドジですが、この前に側室恭嬪(コンビン)への湯薬(煎じ薬)の処方を間違えて、恭嬪の担当から外れて湯薬を担当する湯薬房に左遷されていたのです。

 ホジュンが目の前に現れ、これから同門の医官同士として比較されることになるのは避けられないとみて、ドジは行動に出ます。義父に頼んで、なんとか恭嬪の担当に戻してもらえないかとお願いしたのです。

 その望みはかなえられ、ホジュンが内医院にやってくる頃には、また以前のとおり恭嬪の担当医官に戻ることができました。

 そして、ホジュンたちは一家で漢陽に引っ越してきます。暮らし向きが厳しいのは相変わらずで、廃屋を手入れして何とか住むような有様でした。

 また、ホジュンとヤンテがいなくなった山陰に残ったイルソたちでしたが、イルソがこのままでは寂しくてとてもやってられないと思い、漢陽に移ることを画策します。ありもしない借金をでっちあげて、女房のハマンに夜逃げしようと持ち掛けるのです。

 まんまとだまされたハマンは、イルソの妹チョレやウィテの医院で働いていたミグムをともなって漢陽のホジュン宅に転がり込みます。山陰で散々世話になった手前、ホジュンたちは出て行けとも言えず、当面は共同生活が始まります。

 実は、その頃ダヒが妊娠していたのですが、山陰時代からの無理と漢陽での生活がたたって、流産してしまいます。その手当のために、ホジュンは出勤初日から遅刻をしてしまい、罰として連続の宿直を言い渡されてしばらく家に帰れない状態になってしまいました。

 しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、同期のミョンウォンとハクトが代わりに往診してくれることになり、なんとかピンチを切り抜けます。

 ホジュンの内医院での生活は散々な始まりになってしまいましたが、心優しい仲間に恵まれて、助けられます。

 ドジの方は相変わらず抜け目なく、自分の立場をうまく利用して立ち回りますが、医術以外のことにとらわれてしまう姿勢が、結局これからも彼の首を絞めることになるのです。

 こういうことが、まさに亡き父ユ・ウィテが息子に戒めとして伝えたかったことではないでしょうか。頭が良いのはいいのですが、医官にも関わらず政治的にうまく立ち回り自分の立場をよくしようという邪念があるばかりに、結局最後にはホジュンに負けてしまうあるいは、いつまでたっても追いつけない、そうウィテは息子に伝えたかったのではないでしょうか。

 イルソたちもごっそりと漢陽に移って来て、これから都での新しい物語が始まります。次回をお楽しみに。


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