審査基準 項目ごとの配分

愛情くんは「どなたにも」のスタンスでは提供はしておりません。
ボランティアであるのに審査の基準を設けるその目的は、未来の不幸せを回避するためです。
私は関わった方には必ず幸せになって頂きたいと考えています。
逆を言えば、その責任が取れない方には他の選択肢、「関わらない」をお互いに選ぶことをしたいという価値観です。

歴史や格式、社会的な信頼のある機関ほど審査というものはあります。(会社や大学、例えばおおらかな宗教でさえ、
そこに入る際に「返せないほどのお金を借りていないこと」など基準があります)
機関や組織でなく個人の場合も、個人の感覚や好みという、非常に曖昧な数値化されていない選択の基準があります。
私は可能な範囲でその基準を公開したいと思います。


私が精子を提供させて頂くかは、私が思う「やさしく教養が有り、経済的にも自立し、愛情いっぱいのママ」という
選択的シングルマザーの理想像を最大の100とし、各項目で加点式で評価させて頂きます。
〈意志〉25
〈人間性〉25
〈状態〉25
〈根拠〉25

〈意志〉
これは
・赤ちゃんをどんな状況でも幸せにする決意があるか
・不安定さはなく、勢いだけの欲求でもなく、心はぶれないか
などを見させて頂いています。

〈人間性〉
これは
・約束を守る人か
・時間は守るか
・礼儀や社会との調和を大切にできる方か
などを見させて頂いています。

〈状態〉
これは
・ご健康そうか(声も)
・お顔(人相は大切だと考えます)
・お洋服
などを見させて頂いています。この記事の末尾に詳しく述べます。

〈根拠〉
これは
・職業としての安定性
・年収
・貯蓄額
・負債額
・仕事や個人の資産の増加など今後の経済面での可能性
シングルマザーでも本当に一人で子供を幸せにできる方なのかを判断させて頂いています。

上記は3年以上この活動に取り組み、たくさんの失敗と、うまくいくだろうと予想されること、
そして幸せになって頂いているSMCの女性たちの観察から
総合的に、何度も熟考の上、慎重に決めた基準です。

もっともお顔の評価を含む所が、人によっては反感や物議を醸し出します。
この内容はもちろん私のためもありますが、それ以上に、未来を可能な限り想像しきった時に、
一ボランティアの私が、その子にも責任を取れる範囲を見つめて、設定が必要だと結論付けています。

おそらく他の提供者の方の中にも、私の基準や点数の評価制度を批判する人も出るでしょう。
一向に構いません。
社会はその方が普遍的な基準などではなく多様性に富んでおり、私は一提供者の一つの基準を示し、
信じる価値観に従って誠実に活動しているからです。
他の提供者の方とはどなたともまだ会ったことも、メールさえしたこともありませんが、
彼らとは共に新しい時代の価値をつくっている感覚もあります。
しかし少なくとも私は個人として独立しているので、他の提供者の誰からも批判される覚えはありません。

長くなりましたが、この内容をこれ以降のご提供させて頂くか否かの基準とさせて頂きます。
数値が80を越える方のみにご提供し、ご提供できない方にはどの領域が25のうちどれ位だったかまで、
ご希望であれば開示します。

よくお読みになられてから、ご連絡下さい。


東京での精子提供ボランティア
愛情くん
aijyou-kun@mail.goo.ne.jp