イセナデシコ（伊勢撫子）

日本のカワラナデシコと中国のセキチクとの交配から生まれたと言われています。伊勢なでしこは、江戸時代から伝わる古典園芸植物です。光格天皇に献上されたこの花は、京都の宝鏡寺に伝わり、御所ナデシコとも呼ばれています。
三重県の天然記念物に指定されています。

花弁が長く垂れ下がる幽玄な姿が美しい撫子です。

イチモンジセセリ蝶

茶色くて、後翅に白い斑点がつながった一文字模様を持つセセリチョウ。都会の真ん中から高原に至るまで様々な環境で見られ、個体数も極めて多い普通種です。

他のセセリチョウと同様、チョウにしては胴体が太く色合いも地味なので、しばしばガの仲間と間違われています。
南方系のチョウで、夏から秋にかけて分布を北に広げる。西南日本でも晩夏から秋にかけて個体数が増えます。