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ダートジョイ 凸凹人生

ニコニコライダーの山あり谷あり人生

少し涼しくなったら自転車散歩

2011-09-14 13:21:18 | 自転車散歩

昼間は・・「いつまでも夏か!」と突っ込みたくなるほど、まだまだ暑いです。

でも、朝夕はだんだんと涼しく。

少しずつだけど、秋が近づいてきている気配がします。

そうなると暑い時は見向きもしなかった自転車。

夏の間に、大きくなったビール腹を何とかする為にも、自転車。

早く仕事が終わって帰宅できた時は、すかさずヘルメットを被って、短パンとメッシュのTシャツを着て出動。

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メッシュのTシャツだと、ペダルを漕がないと寒いぐらいの涼しさ。

額から流れ出る汗の量も随分と少なくなりました。

気持ちよく、ついつい遠くへ・・帰ることも忘れて。

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陽の暮れるのが早くなって、やっぱり間違いなく秋が近づいています。

陽が暮れて、暗闇が近づいてくるまでに帰らなくては。

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そういえば、何も食べずに飛び出てきました、夕食前に。

お腹が空いて、足が重たくなってきたので、ここで「バナナオ~レ」

まあ、女こどもの飲むような飲料ですから、渋いオッサンにはむきませんが・・

お腹が空いては、コーヒー、それもブラックなどは飲む気にもなりません。

とにかく、お腹にエネルギーになりそうな物を流し込んで。

帰りは、全くの暗闇になりました。

それも想定内。

フロントライトは強力なのを二つ。

特に、後ろから車に轢かれたくないから、赤いテールライトもピカピカと二つ。

夜の長いこれからは、夜な夜な自転車で徘徊することが多くなりそうです。

ビール腹よ、ひっこめ!


自転車は人生模様?

2011-04-21 10:21:09 | 自転車散歩

自宅を出て500m。ひと気の無い神社の境内で、ヘルメットとサングラスをつけて・・

いまだ自転車に乗るときにヘルメットを被るのには抵抗があります。

安全の為には、特にスピードの出るロードレーサーでは必要なのは分かっているのですが、ご近所を通り抜けるまでは少しだけ「こっぱずかしい」

サングラスとヘルメットを被ってしまえば、宇宙人と間違えるとも、誰かは分からない・・

「この前、自転車で走っていたけど、遠いところまでくるんやの」

ってご近所さん。バレバレだったりして。

そんな久しぶりの自転車。

放射能が心配だったりしながら、やっぱり春の陽気には勝てません。

久しぶりですから、そこそこで勘弁してもらおうと、広川ダムまで。

往復約40km。

自宅からはほとんど登り。

必死で漕ぐも、歩く方が速いのと違うかと思うほどの遅さ。

エンジンつきのオートバイの有り難さが見にしみます。

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それでも、鹿ヶ瀬の峠を抜けて、広川ダムへ。

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桜が散るまで、1週間遅れました。

もうほとんど散ってしまって・・

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せっかく重いデジイチを背負ってきたのですから、それでも咲いている桜を探して。

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なんとか桜も撮れたし、後は鹿ヶ瀬の峠さえ越えれば下りばかり。

来る時と違って帰りは、車を追い抜きそうなほどの時速50km・・たまに

帰りの速度は30km/h以上で。

あんなに苦労した坂も、下りになると最高!

このときばかりは、オートバイよりも楽しいです。

苦労する登りがあるから、楽しい下りがある。人生みたいです。

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新鹿ヶ瀬トンネルへの峠道

2010-06-18 15:49:55 | 自転車散歩

新鹿ヶ瀬トンネルへ向けて、ペダルを踏みます。

最初は勢いをつけて、登り始めた峠も段々とペダルが重く。

サドルから腰を上げて、ペダルに75kgの全体重をかけます。

細いチェーンが「キリキリ」と今にも切れそうなような音を出して。

ペダルは重いけど、気分は爽快。

車輪にも弾みがついて、自転車を前に押し出します。

1mほど目の前の路面を睨みながら。

前傾しているので、顎から滴り落ちる汗。

途中、拡張工事をしているので、少しダートも有ります。

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細いロードサイクルのタイヤは、砂利道ではハンドルがとられ、

登りなのでペダルに力を加えると、細いリヤタイヤが空回りします。

まだ峠に差し掛かって中盤ですけど、景色のいいところで一休み。

氷の入れた冷たいボトルの水を飲むと、飲んだだけ噴出す汗。

その汗を、峠から吹き降ろしてくる涼風が乾かして。

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撮影していたらシャツを濡らしていた汗もひいて、もうひと踏ん張り。

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トンネルに近づくにつれて、道も整備されて。

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やっと到着。

時間を見るともう午後7時過ぎ。

そろそろ帰らないと、真っ暗な夜道を走ることになってしまいます。

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このトンネルを抜けると、広川町。

その先には広川ダム。

もう少し時間があれば・・

もっと早くに仕事が終わったら、もう一度チャレンジ。

帰りはお楽しみの、峠の下り。

ヘルメットを被らずに来ていますから、スピードはホドホドに・・

と思いながら、メーターを見ると知らぬ間にやっぱり50km/h越え。

後ろから来ていた車がついて来れずに離れていきます。

音のしない自転車で下りを飛ばす時は、スリル満点。

本当は、ちゃんとヘルメットを被って、安全対策をしなくてはいけないのですけど・・つい。

登る時間の半分ぐらいで、自宅に到着。

透明のサングラスには虫がいっぱいこびり付いていました。


熊野古道を自転車で

2010-06-18 10:22:47 | 自転車散歩

今日は朝から雨。

二日続いて晴天でしたが、週末にかけて雨らしいですね。

日曜日の行かなくてはいけない予定が延びました。

オートバイに乗れる時間がとれそうだけど・・せめて曇りになってくれませんかね。

6月になって、まともにオートバイに乗っていませんから。

久しぶりに坂泰林道とか虎ヶ峰林道とか、あの周辺を走りたいなぁ。

雨合羽を着てでも行きましょうか。

昨日の夕方は曇ってきて、今にも降りだしそうな天気に変ってきましたけど、辛抱たまらず、またもや自転車で黄昏ツーリング。

今回は寂しい道を避けて、人家のある道を。

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田植えも終わって、すくすくと育っています。

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この道は、熊野古道。

道沿いには王子神社跡がいくつも有ります。

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今回は、あんまり気合を入れて走らずに、寄り道をしながらのツーリング。

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田園の上を吹き抜ける風が心地いい。

そんな夕暮れ時に、熊野古道を自転車で走るのは癒されるひと時です。

今日の目的地は、新鹿ヶ瀬トンネル。

石畳で通り抜けた熊野古道の鹿ヶ瀬峠が、今は立派なトンネルで通り抜けます。

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このトンネルまでの道も、今は工事中。

立派なトンネルまでは、狭い急傾斜な坂道を登る峠は健在です。

その峠を今回は制覇しに・・大げさか。

まあ、オッサンにとっては楽でない峠です。

出発は午後6時半。

真っ暗になるまでには帰らないと。

与えられた時間は、一時間弱。

午後7時には、折り返さないと。


得体の知れない怖い体験

2010-06-17 10:31:19 | 自転車散歩

今日もいいお天気。

梅雨の晴れ間は貴重です。暑くても晴天は嬉しくなります。

昨日も午後からいいお天気で、仕事の終わる夕方にはまた嬉しい悩み。

「夕陽を撮影に行こうか、自転車に乗ろうか」

結局、欲張ってデジイチを持って自転車で海に沈む夕日の見える峠へ向かうことに。

エッチラオッチラと久しぶりの峠。

久しぶりだけど、この峠も以前ほど辛くはありません。

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途中で休憩がてら写真を撮ろうと、何か珍しいものはないかとキョロキョロ。

すると道端に石碑らしいものが、藪の中に隠れて。

「おっ、これは珍しいものでは・・」

二つ小さな石が並んでいます。

良く見ると「・・・墓」

お墓です・・しかも、もう何んと書かれているか良く分からないほど字が消えかかっています。

かなり古いお墓。

周りには人家らしき跡も無く、ひっそりと藪の中に。

誰にも忘れられたお墓。

急に背筋が冷たくなってきました。

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「そういえば、このトンネルも昔から幽霊伝説がある・・」

学生時代に、肝試しに仲間と来たことがあります。

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お墓を見た後に、このトンネルを見ると、リアルに怖くなってきました。

中を覗くと真っ黒。

灯りもないトンネル。

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何度か通っているのですけど・・

このトンネルを抜けないと、海が見えない。

海に沈む夕日が見えない。

トンネルに入ろうとするのですけど、凍りついた背中が嫌がっています。

結局、何かに追われるように、登ってきた峠の坂をフル加速で下りました。

何か背中に覆いかぶさってきているような。

何かが後ろから追いかけてきているような。

そんな得体の知れないものを振り払うように、登ってきた寂しいひと気のない峠を下りました。

かなり下って、人家の灯りが見えてきたので、一息ついて。

やっと写真撮影をする気に。

海へ沈む夕陽は残念したけれど、せめてもう少し写真を・・


プヨプヨ退治

2010-06-15 10:35:23 | 自転車散歩

昨日は夕方に少しだけ晴れ間が見えました。

「夕陽を撮影に行こうか、メタボを解消に自転車で汗を流すか」

どちらにしようか迷いながら、帰宅の車の中から空を見上げて。

結局、最近二輪に乗っていないので、そちらの虫が疼きましてプチサイクリング。

自宅に着いたのが午後6時半過ぎ。

日が暮れない間にと慌てて用意をして、近くの熊野古道、鹿ヶ瀬峠へ。

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往復15kmほどの距離ですけど、行きは上りばかりで結構汗をかきます。

でも夕方の涼しい風が吹き出る汗を乾かしてくれます。

自宅で3本ローラーに時々乗っては運動していますが、やっぱり道を走るのが一番気持ちいい。

流れる景色と、身体を通り抜ける風。

久しぶりの自転車。

「最高!」

短時間で満足を得られるのは、オートバイよりも自転車です。

体力の劣るオッサンだからこそ、短い距離でも充実感が得られるのでしょうね。

若いと100kmぐらい走らないと満足できないかもしれないけど・・

オッサンには15km越えで充分。

むしろ、それ以上走ると筋肉痛。

ほどよい疲れで、今度は自宅までの下りを車と変らない速度で。

これがまた楽しい。

何もエンジンの音がしないのに、時速50kmほど出るのですから。

体感速度は、オートバイの150km/hぐらいでしょうか。

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背中にデジイチを背負って走りましたが、走るのに夢中で途中で写真を撮るのを忘れていました。

両方を一度に楽しもうなどと言うのは無理ですね。

特に自転車は、身軽な格好でビューンと走りたいですから。

それといつもは途中で必ず休憩していたのですけど、3本ローラーの効果か一度も休まず一気に走れました。

少し体力がついてきたのかなぁ。

「お腹の脂肪が燃焼しただろうか」と鏡の前に立ちましたが、

見た目は全然変らず。

続けないとね、やっぱり急には無理です。

薄着の季節になってくると、ますますプヨプヨお腹が気になります。

プヨプヨ退治!


今年もよろしくお願いします

2010-01-04 17:30:53 | 自転車散歩

遅くなりましたが・・

明けましておめでとうございます。

昨年も皆さまに大変お世話になりありがとうございました。

本年も変わらず、どうぞお付き合い下さいませ。

正月3日間は何をしていたかというと・・

元旦は初詣と、お酒をガブガブ飲んでの正月三昧。

2日は、たまには家で本でもゆっくり読もうかと・・お昼頃までそうしていたのですけど・・

窓から青空がチラッと見えたのですよね、本を読んでいるときに。

今日一日、お正月気分を味わおうと思っていたのに、知らぬ間にヘルメットを被って、ユリシーズですさみのイノブータンランドへ。

Imgp4986 2日なら、皆さん御とそ気分で、

交通量も少なかろうと思って。

ところがどっこい。

抜いても抜いても、くるま車。

いいかげん、車を追い抜くのに飽きてきたので、

やっぱり山へ。

地図を持ってきていなかったので、適当に。

ナビだけを頼りに、迷い込みました細いクネクネ山道へ。

Imgp4988 海岸沿いの国道42号は暖かだったのに。

やっぱり、陽の射さない山道は寒い。

凍結も心配しながら・・

それでも、対抗車も追い抜く車もない道は楽しい。

自分のペースで。

ほんと、ボクはこんな道が好きみたいです。

今年も、こんな道ばかり探索するんだろうなぁ、やっぱり。

ブルブル震えながらの、ユリシーズでの走り初め。

3日は、家内の実家へご挨拶。

4日の今日は・・葛城山でゲロゲロ。

逝きたかったのですけど、結局グズグズしてしまって集合時間の午前10時残念。

久しぶりに、FELTを引っ張り出して。

自宅から、山の中を通り抜けて、峠をいくつも越えて。

最初は、調子よくグイグイと。

最初の峠は、まだまだ余裕で。

ホント、何ヶ月ぶりのFELTでしたが

「いけるじゃん」

久々の穏やかな天気に気をよくして。

ぐるっとまわってみることに、約50km。

骨折したときに、リハビリの為にFELTを買って、このコースを走りました。

あの時でさえ、走れたのだから、今の元通りに戻った身体なら、なんてことない。

そんな気持ちで。

聞こえてくるのは、防風の為にレイパンの上に穿いたナイロンのパンツの「シャカシャカ」と擦れる音と、風の音だけ。

このエンジン音のしない自転車という二輪は、これはこれで新鮮。

耳の横を通り抜ける冷たい風と一体になったような気分。

どこまでも、飛んでいけるような。

この無重力感が自転車の醍醐味。

しかし、元気だったのは、3分の1の約15kmぐらいまで。

ずっと登りだったのもありますが、身体は辛くないのに、足が。

日頃使っていない、付け根の筋肉と、太ももの裏がヒィヒィ言っています。

それでも、「退院後のリハビリで走ったコース」という思いが、

「頑張れ、がんばれ」と励ましてくれます。

なんとか、広川ビーチまでたどり着いて、初めての休憩。

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青い空に青い海。

ずっと山の中を走って、

きつい峠を越えてきましたから、

感激もひとしお。

大きく息を吸い込むと、

峠を越えてクタクタになった身体の隅々まで

エネルギーが漲ってくるようです。

元気になったところで、「さぁ、行くぞお」

今日の海は本当に穏やかです。

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のんびりと釣りを楽しんでいる人もちらほら。

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いいもんです、自転車散歩。

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オートバイなら、あっという間に通り過ぎていく風景。

自転車だと、ゆっくりと味わえます。

今日は冬にしては珍しく、風も無く暖かで。

自転車散歩にはうってつけな日です。

しかしここからは、そうそう散歩気分ばかり味わってはいられません。

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海岸沿いを走る県道24号線は、山の中以上にアップダウンが激しい。

目の前には、急傾斜な峠が待ち受けています。

サドルに座っていては上りきれないような峠が。

鼻も口も全開にして、酸素を取り込まないと登れないような峠。

踏み込むだけではなく、ペダルを引き上げることも意識して、出来るだけ身体全体で前に進もうと。

「もう無理、自転車を押そう」

自転車から降りようとする気持ちと、「こんな峠に負けるか」という気持ち。

交差しながら。

やっとたどり着いた峠にはご褒美、白く咲いた可憐な花。

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水仙が一面に。

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まだ満開の季節ではなかったけれど・・可憐な匂い。

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しばし、日溜りに身を寄せて・・乙女の気分。

この水仙の向こうに見えるのは、白い岩の白崎。

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やっと行程の半分ぐらい。

それでも、目的地に到達した安堵感で、ほっと。

白崎海洋公園の中へ。

Imgp5024_2 何度来ても、白い岩って珍しい。

今日は、海と空がとっても青いから尚更白い岩が映えます。

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自転車で来れるようなご近所だけど、どこか遠くへ来たような気分。

こんな風景はどこでも見られるものではありませんから。

しばし、疲れた身体を忘れて、見蕩れていました。

Imgp5026 自転車散歩ならではの楽しいひととき。

それでも、この後。

自宅までの道のりには、激しい峠が幾つもまだ待ち構えて。

結局、負けました。

峠の途中で、自転車を降りて押すことに。

これだけはしたくはなかったのですけど。

もう足の筋肉を使い果たしてしまい。

気持ちは元気なのですけど、足が重くて重くて。

何度も、ブレーキが引きずっているのではと確認したほど。

そんな3時間ほどの自転車散歩でしたが。

軽く50kmほど散歩してくるつもりが、己の日頃の不摂生を悔いました。

こんなにも、日頃自転車に乗っていないと衰えるのかと。

また夜な夜な、3本ローラーに乗って鍛えなおさねば。

そして、ただ今、ドンドンと筋肉痛が急上昇。

フウフウ言いながら、パソコンの前に座っています。

今年も、自転車もオートバイも(仕事も)精一杯がんばるぞぉ。

どうぞ皆さま、今年もよろしくお願い致します。


赤い彼岸花

2009-09-25 10:28:08 | 自転車散歩

TT-RでN山へトレッキングに行って、戻ってくると、女房は朝食の真っ最中。

「あれ、まだ用意してないの、どうするの今日は」

「もう買い物はいい。自転車に乗りたい」

窓から見える、稲を刈った藁の匂いがする田んぼと青い空を見て、外で身体を動かしたいみたい。

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そういえば、この赤い彼岸花を見ると思い出します。

一昨年のこの彼岸花の季節に、粉砕骨折の入院生活から退院したのです。

7月の末にバイクで骨を折って一ヶ月半。

「ちょうど今頃だったなぁ」

まだ、松葉杖をついて、どこへ行くにも女房の車の助手席。

助手席の窓から、この赤い彼岸花を眺めたのです。

「また、バイクに乗れるのだろうか」

思うように動かない左足に、不安を。

「女房に心配かけて、苦労させたなぁ」

毎日毎日、病院へ重いバッグを、細い肩にくい込ませて訪れてくれた女房。

毎年、この赤い彼岸花を見ると思い出すのでしょうね。

一生、この思いを忘れないように、この赤い彼岸花を目に焼き付けて、心に刻んで。

そんな気持ちになってくると、

「よ~し、今日は女房孝行だぁ」

といっても、朝からしっかりと自分の時間を遊んできましたけど。

まあ、とにかく自転車をランクルに積んで、

「寒川へ行こうか」

などと準備をしていたら、もうお昼。

「お昼、食べてから行こうか」

昼食をとって、コーヒーを飲みながら寛いでいたら・・午後2時。

おっと、これから寒川村まで行っていたら、時間が無い。

しかも、明日はまだ暗いうちから四国へ出発するので、準備をしなくてはいけないし・・

「近くに変更しようか。金魚茶屋まで」

どこでもいい、とにかく風をきって自転車に乗りたい女房は二つ返事。

「いいよ、どこでも」

また、車から自転車を降ろして、出発。

Imgp3939

久しぶりの自転車に、ご機嫌に先を急ぐ女房。

ちょっとご近所までと、軽い服装で出てきましたけど・・ヘルメットを被らせた方が良かったかな。

安全の為と、自転車用のヘルメットを買っているのですけど、一度も被りません。

ヘルメットを被ってもらわないと・・転倒したら危ないのですけど。

心配を他所に、熊野古道を快走する女房。

Imgp3942

というボクも、今日は思いっきりラフに。

というか、ご近所のお家の前を、「自転車に乗ります」というピチピチスタイルは少し気恥ずかしい。

それが、遠くの知らないところだと、全然平気なんですけどね。

本当に、ヘルメットだけは被った方がいいのですよ。

Imgp3946

ということで、女房大満足の往復15km。

ボクは、まだまだ走り足りないけど・・

とにかく、女房が喜べばいいのです、今日は「女房孝行の日」ですから。

自宅に戻ってきて、女房

「また連れて行ってよ。今度、いつ連れて行ってくれるの」

ボクも、久しぶりの自転車でしたけど、やっぱりいいですね。

オートバイと違って、エンジンやマフラーの音がしない自転車。

聞こえてくるのは風の音だけ。

ペダルを回していると、充実感があります。

やっぱり自転車いいなぁ。

短時間で満足出来ます。

また長距離(?)いや、中距離かな、走りたくなります。

これからは、自転車で走るにはいい季節です。


夏用のシューズ

2008-05-20 18:28:03 | 自転車散歩

暑くなって来ました、特に自転車を漕いでいると。

冬の間はペダルを漕いでも汗を掻くこともなく快適だったのです。

それが、ここ最近は昼間に自転車に乗る気がしません。

ちょっと峠を登ったりすると、もう額から汗がボトボトと。

まあ、その汗を掻いた後のチンチンに冷えたビールがたまらないのですが。

その為に、汗を掻いているようなところもあるのですが。

それでも、暑さ対策はボチボチしておかないと熱中症になります。

水分補給は自転車に乗るときは特に気をつけています。

1リッターぐらいはあっという間に飲みきってしまいます。

ウェアーも出来るだけ汗を発散するような素材で。

足元も、冬用の皮のSPDシューズを履いていたのですが、こう暑くなるととてもとても。

Sh_mt21

なんかいいのがないかなぁと。

本格的なロードシューズもいいなぁ。

でも、SPD-SLシューズは歩きにくいらしいし。

峠の登りでペダルを漕ぐのが辛くなると、すぐに自転車から降りて押しが入ります。

そうすると、やっぱり歩きやすいSPDシューズがいい。

なんかいいのないかなぁ。

先月号のfun ride誌を見ていると、ありましたよ。

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通気性のよさはシマノシューズ中NO.1だって。

サイクリング用です、ボクにピッタリ。

早速、インターネットで注文して届きました。

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全体がメッシュで見るからに涼しそう。

裏を見てみると、

08420_028

エアーの取り入れ口もあります。

雨の日や、水溜りに入ったら浸水するでしょうけど、涼しそう。

早速、裏のネジを外して、SPDのクリートを装着。

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使用した感じは、

軽くて涼しい。

でも、足の裏からの空気が入ってくる感じは分からなかった。

峠の下りなんかで速度を上げたら分かるのかなぁ。

これで、今年の夏を自転車でも過ごすことが出来るかなぁ。

自転車から降りて歩いてみると、これも普通のスニーカーのような感じ。

地面からの衝撃が普通のスニーカーのように柔らかい。

それでも、ペダルに装着するとしっかりと足裏を支えてくれます。

そりゃ、自転車用のシューズですから当たり前ですけど。

歩いても良し、自転車に乗っても良し、といい事ずくめですよ。

本格的にロードサイクルを乗られる方は、こういうシューズを選ばないのでしょうけど、ボチボチ走っているボクにはピッタリなシューズでした。

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氷の上を 「ヒョォ~♪ヒョォ~」

2008-03-27 10:17:35 | 自転車散歩

オートバイのことを忘れたわけではないのですよ。

もちろん、4月にはDRZの車検も取って、林道デビュー。

ただね、まだまだ骨折した左足に不安が。

「林道をスタンディングで走りとおすことが出来るかなぁ」

ひとりでコソコソと林道RUNならいいんですけど、速いライダーさんとご一緒となるとね。

きっと、性格上

「どうぞ、どうぞ、お先に行ってくださいね。ボクは後からついて行きますから」

とはならない予感が。

つい、気合が入ってしまいそうで、自分が怖い。

せめて、普通にランニングが出来るぐらいに回復して欲しいと。

焦っています、もう3月も終わりですから。

「骨の方はボチボチいけるかなぁ」

いえ、主治医の先生は

「完全にくっ付くのは、7月ごろまでかかりますよ」

そう仰っているから、そうなんでしょう。

だから、激しい転倒はダメダメ。

安全に転倒しない程度に速く走らなくては。

でも、きっと複数で走ると、そんな器用なことは出来ないでしょうね。

アクセルを開けるか締めるか・・

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微妙なアクセルワークを練習しないと、また同じことの繰り返しになってしまいます。

バランスが大事です、えぇ。

そこでというか、バランス感覚と筋力をつけるために、「3本ローラー」

実は随分迷いました、購入を。

だって、検索するとかなり難しそうな動画が。

同じ機種の3本ローラーに乗る外人さんが、見事に転倒。

ヘルメットやウェアを見ると、初心者には見えないのに。

こんな転倒して、打ち所が悪かったら、また病院行き。

「どうしよう、大丈夫かボク」

でも、楽天的な前向きな性格ですから、

「出来るかどうかわからないけど、やってみなくっちゃね」

それで、購入して昨日届きました。08326_008

思っていたよりも箱が小さいので、

「この中に入ってるの?」

まさかミニチュア。

でも、開けてみると、いきなり3本ローラーが。08326_009

そっとそっと開けて、

「もし乗れなかったら、オークションに出さないとね」

もうすでに弱気です。少し後悔しています。

「このローラー、ツルツルで滑りそうじゃないの。やばいよ」

わけの分からないことをつぶやきながら、全部出してみました。08326_010

ローラーはしっかりしているけど、フレームがヨレヨレ。

「こんなんで大丈夫かぁ!」

突っ込みたくなるほど、ヨレヨレ。

これが軽量化につながるのでしょうけど、扱いは慎重に。

組み立ては簡単。

ネジを説明書通り回して終わり。

ねじ回しまで入っているので、何の準備も必要なし。

すぐに組み立てられます。ホイホイっと。08326_011

「ちょっと邪魔だからガレージに置いてくるね」

「早く来てよ、もう夕飯よ。置いてくるだけよ」

「ハイはい、ちょっとね」

といいながら、壁際にセッティンぐ~。08326_026

「さあ、乗るぞぉ」

気合は入りますが、どうも転倒動画のイメージがよぎります。

「足元をすくわれないように、そっとね」

まず、ハンドルをしっかり持って、肩を壁につけて、スタンバイ。

ペダルに置く右足に力を入れると同時に、そっとステップから左足を離します。

「こえぇ~」

ふらついてローラーから車輪が外れます。

「むっ無理か」

ますます弱気に・・

「これは勢いだね、勢いでペダルを回すしかないね」

悟りの境地で、転倒覚悟で「えいやぁ」

目線は前を、遠くを見るようにして、足元を見ないで。

考えていたよりも、わりと簡単に走り出しました。08326_029

「簡単ジャン、ボクって才能あるね」

先ほどまでの不安と後悔がどこへやら。

調子にのって、走り出しました。

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「うヒョウ~!楽しい。氷の上みたいやぁ」

ハンドルを切ると、狭いローラーの間を右へ行ったり、左へ行ったり。

それに連れて、後輪がついてきます。

その感覚が、雪の凍りかかった林道を走っている感じに似ています。

「このバランス感覚を身につけたら、雪の林道はボクのもんやなぁ」

またわけの分からないことを・・

でも、確かにバランス感覚というか、理屈無しに楽しい。

道路を走っているのとは違う感覚。

3本ローラーには、ローラーの外側が大きくて中心に近づくと小さくなっているのがあります。

初めはそれの方が、中心に自然に寄って、外に車輪が外れないからいいかなぁと。

でもね、ローラーの幅をめいっぱい使って遊ぶには、このミノウラの3本ローラーはいい。

ペダルを鍛えるというよりも、この氷の上を走っている不安定さが、微妙に面白い。

わざと左端によったり、右端によったり。

気がつくと、メーターで16kmも走ったことに。

もちろん当初の目的の、ペダリングスキルも一応。

ケイデンスを100から110の間に保って、ペダルを回しました。

「今のボクならどのくらい回るのかなぁ」

思いっきりペダルを回しました、自転車をふらつかせながら。

回転が早くなるに連れて、右足と左足のタイミングが遅れます。

それにつれて、お尻が跳ね始めます。

「ウォリャァ~」

結果は、126回転。

ペダルを回す足が、バターになりそうでした。

3本ローラーに乗っていると、楽に回せるポジションも分かってきます。

サドルを少し後ろにセット。

乗り方も、ハンドルに力を入れるとふらつきます。

少しサドルの方に力を入れて、骨盤を立てて。

そう、渡辺明先生の「ベストテク」と同じ。

骨盤を立てて乗ると、楽に乗れるのです。

まだまだ、両手を離してバナナを食べる野望には届きませんが、なんとか様になってきました。

自転車に3本ローラーを加えると、まったく違うスポーツになる気がします。

サイクリングとはまた別の楽しいことに。

ガレージのシャッターを見つめながらペダルを漕いでいても、全然飽きません。

3本ローラーにはまってしまいました。

音は、室内で使うには少しうるさいかも。

「ラジオを聴きながら」と持ち込みましたが、ほとんど聞こえません。

というか、そんな必要ありません、ペダルを漕ぐことに集中していて。

面白すぎて、夢中になって、周りの音も聞こえません。

ただ、ローラーの「シャ~シャァ~」の音だけ。

ケイデンスを70回転から、120回転まで変えると、ローラーの音も甲高い音に。

もう、この音を聞いているだけで「快感!」

こんなにはまるとは思いませんでしたが、「楽しい、最高!」

道を走るよりも面白い、今は。

毎日、一時間は乗るぞぉ。

ローラーの上で、「ヒョォ~♪ヒョォ~」

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ロ~ラ~♪  3本ローラが届いたよ

2008-03-25 16:25:34 | 自転車散歩

先日の70kmの自転車散歩で終盤、脚が売り切れてしまって、動かなくなりました。

一番の原因は、そりゃもう、筋肉が足りない。

特に、骨折した左足。

右足なら片脚で屈伸ができますが、左足はいまだに曲げることも出来ません。

関節がプルプルいって、曲がりません。

そりゃそうです、まだお医者様から、ランニングを禁止されているほどですから。

でもね、自転車なら健常者とはいかなくても、平地で30km/hぐらいは出せるようになったのです。

「そこそこいけるじゃない」

そのぐらい自信が、ほんの少し。

それが、走行距離60kmを超えた辺りから急に脚が動かなくなりました。

「くやしぃ~です!」

自転車雑誌では、女性の初心者の方が涼しい顔で100km超。

とにかく、涼しい顔でなくてもいいから、100km超が今の目標です。

その為には、筋力をつけるトレーニングは辛いので、オッサンは技で勝負。

そう、ペダリングスキルを高める。

その為には、不安定この上ない「3本ローラー」でトレーニング。Tmat3_2

そう、この何も補助の無い状態で、ペダルを漕ぐ。

「大丈夫だろうか・・写真を見ただけでちょっと不安」

大丈夫です、初心者用だと書かれていました。

ただ、初心者用ということだけで、これを選んだというわけですけど・・

どうみても、プロ用も初心者用も大して変わらないような。

値段が安いから、初心者用なのでしょうか。

そういえば、この機種には最初からStep_image

こんなステップがついています。

「これが何か・・」

これが初心者用のあれですか。

いざとなったら、お役に立つのですか。

こんな小さなステップに足を下ろせるなら、かなりのベテランじゃないですか。

そして、フロントタイヤが横にそれないようにAdvance_guard

「う~ん、これ役にたつのか」

この部分にタイヤが当たったら、その時点で転倒じゃないの。

フロントタイヤにブレーキがかかってしまうような気が。

大丈夫なんでしょうね、多分。

そして、ボクのようなヘタレには、オプションでAdvance_bridge2t

フロントタイヤを固定。

これって、固定ローラになってしまいますね。

意味無いじゃん。

でも、未来にこのオプションを買っているボクが見えています。

「一緒に注文しておけばよかったのに」

そうですね、後悔。いや、これを使ってしまったら、ペダリングスキルが・・

やっぱり、3本ローラーを買った以上は、Advance_wide_image

このように・・

ギュンギュンとペダルを回して。

「3本ローラーをグイグイいわしたる」

意気込みだけはあるのですが、

Advance_fold 折りたたんで、ガレージの肥やしに。

まずは、お家に帰って、組み立ててみましょう。

右足と左足のペダルが上手くバランスしないと、乗ることが出来ないらしい。

最初から不安。

右足と左足の筋肉の付き具合がアンバランス。

ホントに乗れるかなぁ。

買ってしまったけど、かなりかなり不安です。

イメージは、競技会で選手が両手を離して、バナナなどをかじりながらトレーニングしているようなことが出来たらカッコいいと。

まずは、乗れるかどうかです、ハイ。

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脚がうごきません

2008-03-19 18:36:49 | 自転車散歩

まづま路(国道425号)に入ってすぐに、いい感じの建物。08316_015

「通っていた小学校もこんな建物だったなぁ」

懐かしそうに眺めていますが、何の建物なんでしょうかね。

出来れば大事に残して欲しいものです。

素朴な山中の「まづま路」にはお似合いの建物ですから。

切目川に沿って上っていきます。08316_017

小さな川だけど、長さはそこそこあります。

龍神近くまで、国道425号に沿って切目川は続きます。

「今日は調子いい。どんどん行けそうだよ」

天気もいいし、暑くもなく寒くもなく、気分は最高。

でも、少しペースが速いような。

あんまり、グイグイとペダルを漕ぐと、乳酸が溜まって脚が動かなくなるらしいですよ、知りませんよ。

「どの山が真妻山かなぁ」08316_018

見上げるけれど、山に詳しくないボクは見当がつきません。

「登り口があるということは、もしかしてダート。林道があるかも」

ダメですよ、登山路をバイクで走っては。

でも、ちょっと興味はありますけど。

暫らく走ると、春が始まっています。08316_019

「菜の花かしら。綺麗だわ」

いつの間にか、内股になって、オネ言葉になっています。

春ですね。

「そういえば、この辺から中津へ抜ける舗装林道があったよね。峠がきついけど、行ってみようか」08316_022

平坦な国道425号でペダルを漕いでいると、きつい峠を走りたくなります。

「きつい峠で喘ぎたい」

どMの血が騒ぎ始めました。

でも、あそこの経平峠はきついよ、大丈夫かなぁ。

08316_024 オートバイでは何度も通り抜けた道ですが、かなりの勾配だったような気がしますよ。

でもキツイのが好きですからね。

道沿いには梅ですよね、咲いています。08316_026

桜ではないですよね、でも梅にしては大きな木。08316_031

冬と違って、春は景色に退屈しませんね。

これでもかと勾配のキツイ峠をドンドン登っていきます。08316_036

立ち漕ぎの練習です、ここは。

ペダルを6時の位置まで踏み切らずに、左、右と体重移動。

子供の頃は普通に立ち漕ぎをしていたと思うのですが、

オッサンになると意識して体重移動をしないと、ペダルを一番下まで踏みきって、回転がギクシャクしてしまいます。

「休むダンシング」とか言いますけど、とてもとても。

ダンシングをすると、太ももがケイレンを起こしそうです。

立ち漕ぎが上手になれば、峠ももっと楽しくなるのでしょうけど。

精進しなくては、ね。

長かった峠もやっと終点。08316_037

この石碑の向こう側に、実はいい林道があるのです。

通り抜けてはいませんが、ガレガレの楽しい林道が10kmほど。

しばらく走っていないので、もしかしたら延長されているかもしれませんが。

幅員も広くガードレールも所々に設置されています。

アフリカツインでも走れたので、お勧めですよ。08316_038

近いうちに、バイクで調査してきます。

あとは下りで、中津村へ。

登ってきたのが急勾配だったので、もちろん下りも急勾配。

ペダルを漕がなくても、ブレーキを緩めると、みるみる40km/hを超えていきます。

砂利や落石が散らばっているので、油断は出来ません。

高圧タイヤのロードチャ輪で小石にのると、石が「パーン」と弾け飛びます。

気持ちよく下っていくと、橋の付替え工事中。08316_039

「この道ももっと整備されて、広くなるのかなぁ」

ほとんど車の通らない道ですけどねぇ。

印南町と中津村の県境の山を越えて、やっと日高川が見えてきました。08316_040

峠の登りで体力を消耗していたはずですけど、気持ちよく下って、気分がのって来ました。

本当なら、そろそろ帰るほうがいいのですが、

「天気もいいし、もうちょっと走ろうかなぁ」

また、日高川を上ることに。

川沿いのよく整備された、交通量のほとんどない道を快走。08316_041

「全然疲れないなぁ。みなぎるパワ~だわぁ」

不思議と身体は調子がいい。

脚も疲れていないみたい・・

と後ろから、釣竿を片手に持った少年が自転車で。

ニコニコしながら、写真を撮っているボクを抜き去って、トンネルの中へ。

ほっとけばいいのに、その少年の後を追います。

後ろから変なオッサンに気がついた少年、急に速度を上げてボクを引き離そうと。

「おいおい、なかなか追いつかないぞぉ」

ボクも必死でペダルを漕いでいるのですが、少年も然る者。

むしろ引き離されています。

これは、ヘルメットを被ってロードチャ輪に乗っているオッサンのプライドが許しません。

少し上りだったトンネルの中で、下りに変わります。

「よっしゃ、オッサンの底力を見せちゃる」

下のハンドルを持って、必死でペダルを漕ぎます。

少年、さすがに諦めたというか、端に寄って道をあけてくれます。

「ありがとう」

と声をあげて、腕を上げて余裕の挨拶・・・

でも、本当はほとんど限界。

トンネルをぬけた後も、後ろから少年が追いついてこないか、とても気になりました。

大人げのない・・少年は変なオッサンに追いかけられていると、逃げていたのかも。

かわいそうな事をしてしまったのかなぁ。

でも、ニコニコしていたから、純粋に走りたかったのでしょうね、ギアつきの自転車でしたし。

しかし、このバトルで一気に体力が消耗。

メーターを見ると走行距離は60kmを超えています。

「タイヤ、パンクしたんかなぁ」

止まってタイヤを見るも、パンパンに空気が入っています。

「じゃぁ、ブレーキでも引きずっているのかなぁ」

軽くタイヤを回すと、いつまでもクルクルと回り続けています。

「それじゃ、これは何」

脚が動きません。

ケイデンス70回転を保つのが精一杯。

脚が回らない。

疲れた感じは薄いのに、脚だけ動かない。

ここまで、ほとんど休憩せずに走り続けてきたので、ちょっと高津尾ダムで休憩。08316_042

「もうお昼なのに、何もたべていないからかなぁ」

脚の動かない理由が空腹かもしれないと思い、ウエストバッグに入れてきたカロリーメイトを流し込みます。

5分ぐらい休憩して、

「ここまで来たら、もう少しだから、頑張るべぇ」

先ほどとほとんど変わらない、鉛のようになった脚を騙しだまし。

走りなれた道で、いつもならここは25km/hから30km/hで走れるのに、

今日は20km/hでも必死。

「いったいどうなってんの」

初めての経験でわけも分からず、戸惑います。

「もうちょっとの辛抱だから、もう少し」

休憩をしないで、ここまで頑張りましたが、ギブアップ。08316_046

最後の橋を渡るところで、堤に脚を投げ出して、座り込んでしまいました。

「あかん、もう脚が動かん」

身体は疲れている感じでもないのに、脚だけ。

「車で迎えに来てもらおうか」

一瞬、脳裏をよぎります。

でも、女房に車で迎えに来てもらったら、次から遠くへ行きにくくなります。

ここは、しっかり休憩をして、何食わぬ顔で帰宅しなくては。

15分ぐらい座り込むと、少し脚が元気になったような。

「よっしゃ、帰るぞぉ」

橋を渡って、

「せっかくだから道成寺へ寄ってみようかな」

少し元気になったので、余裕が出てきました。08316_048

でも、あの階段を登る気になれず、写真を撮っただけで・・

「また、今度ゆっくりとね」

もう少しすると、桜がいっぱい咲き誇る境内です。

結局、70kmほどの走行距離。08316_050

100km越えはまだまだ。

このぐらいで、へこたれていては、埒が明きません。

今日届いた4月号のfunride誌には「自転車で100km走れますか」の記事が。08316_052

「くやしい、走りたい100km」08316_053

「これはまだまだ精進しなくては。まずはペダルリングスキルを高めなくては」

ということで、今日、3本ローラーを注文してしまいました。

ローラーの上でペダルを漕ぐのは難しいらしいけど、大丈夫だろうか。

でも、スムーズな無駄のないペダルの漕ぎ方を身につけるにはうってつけみたい。

それと、今日みたいな雨の日でも自転車に乗りたいし。

ガレージの中で、夜な夜な「ギ~コ、ギ~コ」とコソ錬をすることに。

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まずまずは、まづま路へ

2008-03-18 15:58:38 | 自転車散歩

花粉症のボクにとっては、暖かくなる春は待ち遠しいけど、辛い季節です。

オートバイで走り回るときは、ゴーグルとフルフェイスヘルメットなので、割と楽。

杉の花粉でいっぱいの林道も平気です。

走ることに夢中になって、鼻水が垂れていても気がつかないというのもありますが。

垂れた鼻水は、後続のライダーに降りかかっているということも言えますが。

まっ、とにかく花粉症の患者にとっては辛い季節です。

今日も天気は快晴。

昨日は雨だったので、花粉も最大に飛んでいるご様子のはず。

天気予報では、見ているだけで目がかゆくなるほど、花粉情報が最大を表示しています。

「どうしようかなぁ、こんな日は・・おとなしくDVDでも見ていようか」

ちょっと、ほんの数秒思案したみたいですけど、えぇいままよぉ。

「海の方へ行けば、山からの花粉も届かないだろうし。そうしよう。そうそう」

そんなことはない、海辺でもどこでも恐怖の花粉は届くはずです。

「そうと決まれば、急いで行かなくっちゃ」

時計を見るともう午前10時。

やっぱり、いつものごとくオッサンは早起きはしているけど、出発が遅れました。

ガレージから自転車を引っ張り出して、ちょっと恥ずかしいヘルメットを被って。

ひと目を避けるように、集落を抜けて、いつもの旧由良トンネルへと。

「あっ、そうそう。飲み物を買っておかなくっちゃ」

準備が悪い。でも、旧由良トンネルへの旧道には自動販売機はありません。

「ちょっと戻って、広い道で自動販売機を見つけようかなぁ」

せっかく、ひと目を避けて集落を抜けてきたのに、また街中へ。

ほどなく自動販売機を見つけて、

「やれやれ、ここからまた同じ道を戻るのも面白くないなぁ。

今日は、海はやめて、真妻路へ。国道425号を行ける所まで上ってみようか。

もしかしたら、龍神までたどり着けるかも」

などと、爆弾発言。いきなりかい!

とてもとても、そんな往復100km以上。

ボクのか弱い脚力でいけるはずがありません。

しかも、花粉症のボクがわざわざ花粉をいっぱい溜めた杉の木立の中を。

たしか、それが嫌で海辺にしたのではありませんか。

思慮深くないボクは、もうお構いなし。冷静に分析など出来ません。

そのまま、山の方へとペダルを漕ぎだしました。

地図で見ればご近所だけど、あんまり行動範囲に含まれていないので、地図も持たずに来たボクは、道に迷いそうになります。

「えっと、この辺はいったいどこなの」

わけが分からず、野生の勘を頼りに。ただ、南東向いて走っているだけですけど。

やっと、見覚えのある景色に。08316_001

初夏には、蛍で有名なところです。

この水車を見つけたので、やっと自分の位置が分かりました。

「なにこの水車。手入れがされていないし、回っていない。もっと綺麗だったのにねぇ」

蛍の季節になると、整備されるのでしょうか。

冗談みたいな飛行機も。08316_003

意味が分かりません。

「こんなん作ったでよぉ!置いてけんろぉ」

どこかのお爺さんが無理やり持ってきたのでしょうか。

向かいの日高川を、立派な必要以上に立派な橋を渡らせて頂きます。08316_006

なぜか日高川には橋がいっぱい架かっているのですよね。

便利でいいですけど、そんなに交通量もないし、もっと小さな橋でも十分な気もします。

難しいことは分かりませんが・・いろいろあるのでしょうね。

川上を見ると、高速道路。08316_005

川の流れが穏やかに光り輝いています。

橋がたくさんあって便利な日高川を渡って対岸へ。

交通量の多い道が嫌いなボクは、脇道へ。08316_007

線路沿いを通るはずの道です。

もう30年ぐらい通ったことが無いけど、行けるかなぁ。

杉の枝も花粉を溜めて茶色になっています。

「おぉ!花粉が満開」

それどころじゃありません、目がショボショボしてきました。

だから、山はダメって言ったのに。

峠を上りきると、線路が見えてきました。無事に通り抜けれたみたいです。08316_008

しばらく、電車を撮影しようと待ってみましたが、なにぶん田舎の路線です。

一時間に1本か2本。

待ちくたびれて、峠を下ることに。

下りきると、広い道に。08316_011

平地の路面を快走。

「ロードチャ輪はやっぱりこのぐらいスピードを出さないとね」

気がつくとメーターが30km/hを超えています。

「今日はどこまでも走れそうやなぁ。みなぎるパワ~!」

暖かさに脳が腐りかけているのか、花粉症で麻痺しているのか、調子こいています。

もうすぐ国道425号に。08316_013

ここを右折して、いよいよですね。

車がほとんど通らない田舎道を快走。

田舎にはサイクリングロードは無いけど、ほとんどの道がサイクリングロードのような。

対向車にも後ろから来る車にも合いません。

08316_014

この三叉路を左折。

やっと「まづま路」

国道425号線に到着です。

「よっしゃ!このまま龍神まで行くぞぉ」

無茶はやめて欲しいです。

絶対に無理。いきなり100km超えは。

つづく

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白い花と白い岩

2008-03-15 13:38:18 | 自転車散歩

やっと白崎海岸に到着。

相変わらず、いつもダイバーの方がたくさん来ていますね。0839_022

今日みたいに暖かいと、海の中も少しは暖かいのでしょうか。

ここ、白崎はダイビングの施設も整っていて、いつもダイバーでにぎわっています。

やったことが無いので分からないけど、楽しいのでしょうね。

0839_024 この向こうには、宿泊施設とレストラン、ダイバーの施設などがあるのですよ。

昔は何もない、ただの採石場だったのですが、変われば変わるものです。0839_025

白崎海岸までの道中は、峠らしい峠も少なく、楽勝だったのですが、

ここから広川までの道は、アップダウンの繰り返し。

それも、かなりの急傾斜。

「どうしようかなぁ、もうここから戻ろうかなぁ」

前方にそびえる峠を眺めながら、弱気に。

「でもねぇ、今日は白い水仙を見ようと来たんだし、せめてもう少し」

この峠の向こうに水仙が咲いているかと思うと、行くしかありません。

「こりゃ、きついわぁ」

つぶやきながら、峠に近づいてくると、いい匂い。

トイレの芳香剤の匂い。

「おっ、なんだ、なんだ。この匂いは」

水仙を見たことは有るけど、匂いを感じたのは初めてかなぁ。

まさか、この匂いが水仙とは。

一面に白い水仙が。0839_027

「これが水仙の匂いか」

思わず花弁に顔を近づけて、鼻から息をス~と。0839_031

花弁に鼻をくっつけている姿は、ちょっと恥ずかしい。

いいオッサンが、一人で花を眺めている姿は。しかも、怪しげなヘルメットとサングラスをして・・

通り過ぎる車の窓から視線が・・

「笑っちゃや~よ、たまには乙女チックになりたいときもあるのよ、わたしだってぇ」

ブツブツつぶやきながら、立ち去ろうとしましたが、もう一度振り返って名残惜しみ。0839_032

暖地の海岸に自生している早春の花が水仙らしいですけど、こんなに自生しているのは、この近辺にはないですよね。

あとは、アップダウンを繰り返し、峠を楽しみます。

上りは辛いけど、下りは「ヒャホォ~」です。

ついつい調子にのって、最高速更新。0839_053

対向車に気をつけながら、坂を駆け落ちます。

路面が荒れているので、フロントタイヤを取られそうになりながら・・

ヘルメットを被ると、つい安全運転を忘れています。

最高速にチャレンジしたりしていると、いつのまにか広川ビーチ。0839_034

夏になると、たくさんの海水浴の人で溢れます。

遠浅で、砂浜が広がるのでいいところです。

昔は、その海水浴の人ごみの中へバイクを乗り入れて走り回った記憶が・・

若かったのね、無茶苦茶です・・

ここで海岸とさようならをして、山の方へ。

ぼちぼち帰るとしますか、もう走行距離は30kmを超えているし、そろそろ限界かなぁ。

途中で、女房に電話をかけようと、ガードレールを跨いで、路肩へこしかけて。

「これから帰るよ、2時ごろになるかなぁ」

などと、道中の話をしていると、白い股引が目に。

見上げると、角刈りのいかついオッサンが、白い股引のままで仁王立ち。

かなりビビリながら、

「何かようですか」

とボソボソと小さい声で、怒らせないように。

仁王立ちのモモヒキオッサン、しばらくこちらを睨みながら

「えぇ自転車やなぁ」

と一言つぶやいて、道の向こうへ消えていきました。

なんなんですか、ただの自転車好きのオッサンだったのですか。

自転車に興味あるならあるような、フレンドリィな表情が欲しいじゃありませんか。

驚かさないでよ、小心者なんだから。

道中の梅ももう満開。0839_041

また思わず、匂いを嗅ごうと花弁に顔を。

息をスゥ~ト深く吸い込んで、0839_044

「う~ん、マンダム」

なんか分からないけど、そんなに匂いがしない。

「芳香剤は水仙の方がいいわねぇ」

何を言っているのかわけが分かりません。

やっと最後の峠の鹿ヶ瀬トンネルまでたどり着き、0839_046

あとは自宅まで下りばかりです。

ホッと一安心、女房に車で迎えに来てもらわずに済みました。

いくつかの峠もこなせるようになってきて、自信もついて、もう少し長距離を走れるような気が、少しだけしています。0839_051

今回は、48km。

予定よりも走行距離は延びませんでしたが、乙女チックなツーリングが出来たので、二重丸。

明日は、どこへ行こうかなぁ。

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なかよしな鳥さんたち

2008-03-13 13:24:23 | 自転車散歩

山深い細いクネクネ道を上り詰めて、0839_003

お化けの出そうな旧トンネルをぬけると一気に視界が開けます。0839_006

由良湾に客船がドック入りしています。

世界一周の後に立ち寄ったのでしょうか。

「どこへ行って来たのかなぁ」

などとのんびり眺めてもいられません。

これからこの峠を下って、0839_007

客船の近くまでたどり着かなくては。

今日は風も無く、穏やかな日ですね。

由良湾まで下りてくると、筏の上でたくさんの人が釣りをされていますよ。0839_009

うまいこと筏を組んでいますね。0839_010

と、近くまで行くと、筏の上はガラガラですか。

今日みたいな日は、釣り糸を垂らすのにはうってつけだと思うのですが。

波の無い日は、磯釣りなのかなぁ。

海釣りの知らないボクには良く分かりません。

あの筏の上で、プカプカと揺られながらのんびりするのも、いいんじゃない。

さあてと、ここからは白崎海岸に向かってペダルを漕ぎます。

車の通行も少なくなり、しかも道が広くて走りやすい。0839_019

ちょっと漕ぐと、30kmぐらいの速度を示しています。

左側に奇岩を眺めながら、0839_020

「地震があったら、崩れるのとちゃうか」

心配になるほど、微妙につながって立っている奇岩。

割れそうですよ、大丈夫ですか。

自転車に乗っていると、バイクと違って周りの音がよく聞こえます。

「なんか騒がしいなぁ。なんだろう。」0839_014

よく目を凝らして見てみると、鳥のような。

それもたくさん。

ちょっとデジカメを望遠にしてみると、0839_016

ひとり海を眺めて、何を耽っているのでしょうか。

「お~い、元気だしなよぉ」

と細い肩に声を掛けたくなります、えぇ。

こちらは、心配そうに彼を見ています。0839_017

「こっちに来て、一緒に遊ぼうよ。仲直りしようよ、ねぇ」

ひとり寂しく耽っている彼に、仲間の鳥さんが呼びかけています、多分。

ほほえましいですね、こんなやり取りをしていたら。

車やオートバイでは一瞬で通り過ぎる風景も、自転車だとしっかりと確認出来ます。

そんなことを考えながら、前を向くともう白崎。0839_021

もうひと漕ぎです、白い水仙は満開かなぁ。

つづく

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