どMな志倉道谷林道を通り抜け、次は今回のメインの直線番長。
瀞川氷ノ山線。
こんな直線のダートは北海道に行かないとありません、多分。
(北海道へ行ったことはないけど・・・)
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どMな志倉道谷線に時間を予定外にとられて
慌てて行程を消化して行きます。
とにかく、いつもの事ながらハードに行程を組んでいるので
ドンドンと距離を稼がないと、宿泊予約したビジネスホテルに着きません。
といっても、舗装路を走るのは嫌でございますから
ダートを走って距離を稼がなくては。
でもドンドン太陽が傾いてきます。
予定ではお昼ごろには直線番長にたどり着いている予定だったのですが。
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舗装路を急いで走って、入り口の目印「やまめ茶屋」の看板。
そこからまずは入って行きます。
なんと走りやすいこと、志倉道谷線を走った後では。
普通に荒れている林道でしたが、紀伊半島の林道と同じような
よく踏み締められた、石があちらこちらに埋まっている路面。
けっしてフラットではありませんし、
カーブも直線番長へ続く林道にしては、普通にあります。
でも、なんか凄く走りやすくて調子よく走っていると
お決まりの転倒。
リヤが滑りすぎて、カウンターが間に合わず転倒。
もうちょっとで溝に落ちそうでした。
もちろん、ボク。
今回のために前後のタイヤを新しくしてきたのに、
アクセルワークがいつまでたっても、開けるか閉めるか。
中途の微妙なアクセルワークが学習できません・・バカです。
いつもながらお調子者です。
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なんとかハチ高原までたどり着きましたが、
ここから直線番長へ続く道へはとても日が暮れてきて、
予約している宿までは遠すぎます。
ここは諦めて舗装路を下界へと降りて行きます。
国道482号をひたすら走り、江原駅前のビジネスホテルに宿泊。
別々のシングルの部屋で宿泊したので、
師匠の乱れた寝姿を見ることもなく、ぐっすりと熟睡させて頂きました。
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翌朝は気持ちのよい快晴で、高原を走る快走路国道482号を蘇武岳を目指します。
途中、右に見える県道258号へと入ります。
またここが県道とは名ばかりで、ダートあり荒れた砂利の浮いた舗装路ありと
なかなか気が抜けぬ県道。
幅員も狭いので、対向車が来たら避け切れません。
が、逸る気持ちを抑えきれずペースがドンドン上がってきます。
標高が上がって、妙見蘇武林道へ入って行きますが、
期待していたほどダートがありません。
舗装路とダートが交互にあって、少しつまらないですけど
日本海が遠くに見えます。
こんなに景色のいい林道も珍しいのではないでしょうか。
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なんといっても今回は直線番長の瀞川氷ノ山林道ですから。
国道9号線から「但馬アルペンロード・瀞川氷ノ山線起点」
と書かれた立派な案内板があるので、入り口はすぐ分かります。
どんどんダートを登って行きます。
良く整備された路面は砂利がたくさん撒かれていて
フロントもリヤもとてもとても良く滑ります。
「良く滑るなぁ」と思っていると、今回2度目の転倒。
またまたボクです。
これはちょっとスピードがのっていたので、ハンドルが曲がってしまいました。
こんなところでバイクが潰れてしまったら大変。
まだまだ先は長いですよ、高速道路も走らないといけないのに・・・
この後は、そのことにやっと気が付いてツーリングペースに。
しかし、師匠にあっという間に置いてけぼりに・・
まあ師匠は、トランポで来ているので割と気が楽でしょう、えぇ。
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でも調子にのってアクセルを開け続けると、急に右に曲がります。
慌てて急ブレーキ。
フロントもリヤタイヤも砂利の浮いた路面でロックします。
もう危険が危ない。
みなさんもお気をつけてね。
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あとは昨日走った林道を走りぬけて、やまめ茶屋へ。
国道に出たところを間違って鳥取方面へホイホイ走って行って
途中からUターンして、時間を無駄にしたのは内緒ですが。
相変わらず方向音痴は治りません。
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途中の林道は帰りを急ぐのでパスして、
ハイラックスを置いた神社の空き地へと急ぎます。
行ってみると、あんなに草がボウボウだった空き地が、
なんと綺麗に刈られています。
ただ、ハイラックスの下だけは草がボウボウ。
「やっやばい。これはまずい」
二人顔を見合わせ、急いでここを立ち去ろうと
慌ててKXFを積み込みます。
しかし、そこへ子供を連れたおじさん。
「警察に連絡してあるからね。」と。
ひぇ~お上のお世話になるのは困ります。
事情を話して、ひたすら頭を下げます。
けっして悪人ではないことを。(どMですけど
「ここいらへなぁ、植物を勝手に取りに来る者がおってなぁ
そういう者が、ここへ車を置いて山へ登っていってると思っとったんじゃぁ」
と怒った顔で。
「すみません、すみません」と直謝りに謝って、許してもらいました。
「次回からは、道路わきのチェーン装着場とかへ置こうね」と決めました。
もうお上のお世話になりそうになるのは嫌でございます。
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その後は、KXFをハイラックスに載せて、
短パンとTシャツに着替えて、
まるで家に着いたような安堵の表情の師匠と裏腹で、
ボクはこれから暑くて渋滞している高速道路を
曲がったハンドルのDRZで帰らねばなりません。
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もう自宅にでも着いているような師匠の表情を見て、
ボクも次回からトランポで来るぞぉ!
なんでもいいので、おバカなボクにお気軽にコメントをお願いします。