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古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

◆とりあえず、思ったこと、考えたことを忘れないため記録に残すことにしました。 競馬の予想も少々・・・。

スピード指数『対決』/京成杯(G3)

2010-01-17 17:06:16 | 競馬
競馬予想の道具としていまや欠かせないものに
「スピード指数」があります。
ひと口に「スピード指数」といっても
そのアプローチの仕方、切り口には、多くの種類があり
今では到底把握できない位のいわゆる「スピード指数」が出回っております。

90年代前半に出された【石川式時計理論】から、メジャーとなった【西田式スピード指数】など、
当初は限られていたものですが・・・、
パーソナルPCの普及に伴い、誰もが簡単に各馬の走破時計を分析できるようになれば
これほど魅力的なアイテムは見当たりません。
なんといっても、馬の速さを数値で表すことができるのですから、
当時は、これで競馬で勝てるようになると真剣に考えたものでした。
“古き良き時代”というやつですね。

今では、
「スピード指数」だけでは勝てないと誰もが知っていることと思います。

脚質や展開という重要な要素の数値化は今でも困難であり、
また、常にその馬が最高のパフォーマンスを出すわけではない、などなど理由は様々。

しかし、それでもやっぱり予想には重要な要素であることに変わりはありません。

さて、
「スピード指数」といっても、そのアプローチの仕方で
“ここまで違うのか”という現実を見てみようというのが今回のお話です。

私が登録している『競馬道OnLine』にはメジャーな二つのスピード指数分析が掲載されております。
今回その二つをチェックしてみて、その分析結果にあらためて、これほど差が出るものかという驚きを禁じ得なかったものですから・・・。

今日行われたG3「京成杯」でエントリーしている各馬のスピード数値です。
まずは、市丸博司氏監修の【タイムフィルター
前走の最高数値を叩きだしているのはレッドスパークル、2位がエイシンフラッシュ、
3位は2頭でアドマイヤテンクウとブルーソックスと続きます。

そしてもう一つのスピード指数系ソフト【スピードアナライザー
ここでの前走1位は、トーセンマリーンでした!!
上記の【タイムフィルター】理論では、実質4位にも入ってこず、なんとブービー指数だった馬です。
次にタイムチェイサー、ブルーグラスと続きます。

同じタイムを基にして精査した結果がこれなのかと・・・、
ここまで違うと、その作者(ソフト)のさじ加減で数値はいかようにもなるのだと分かります。

ちなみに、【競馬ブックのスピード指数】では、
1位がアドマイヤテンクウ、2位がエイシンフラッシュ、3位がトーセンマリーン、4位がレッドスパークルとなっています。

ここで、ではどのスピード指数が一番優れているのか!!? という疑問がわいてきますよね。
しかし、その答えはもう出ています。

どれも似たようなものである!!
どれも使えますが、ただし、それだけでは勝てない!!
という答えです。
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先ほど「京成杯」が終わりました。
結果を見てみましょう。
1着 エイシンフラッシュ(1)
2着 アドマイヤテンクウ(3)
3着 レッドスパークル(2)
 ( )内はオッズ人気

今回は、【タイムフィルター】に軍配が上がりましたが、他のレースではまた違った結果が出ますから・・・。
つまり!?
そこに、ヒントが隠されているのですね。
色々な種類の「スピード指数」を有効に活用するためのヒントが・・・。
それについてはまたいつかご報告したいと思っています。
以上。
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今日の京都「日経新春杯」(G2)
タイムフィルター】予想
◎サンライズマックス ○トップカミング △ゴールデンメイン △マンハッタンスカイ
スピードアナライザー
◎サンライズマックス ○トップカミング △メイショウベルーガ △ベストメンバー
競馬ブックスピード指数
◎サンライズマックス ○ベストメンバー △ゴールデンメイン △メイショウベルーガ

そして結果は。
1着メイショウベルーガ、2着トップカミング、3着レッドアゲート
各指数が1位としていたサンライズマックスは4着でした。
そして3着に入ったレッドアゲートはどの指数でも無印でした!
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投資競馬の行方

2010-01-16 00:54:46 | 競馬
今日は久しぶりに紀伊國屋書店の競馬本コーナーをのぞいてみることに。

この時期はさすがに新刊も少なく、ひっそりと静まりかえっていました。



競馬本(馬券本)に関しては、常にアンテナを張り、

何か目新しいものが出ていないか!?

斬新なアイディアが発表されていないだろうか!?

などと気をつけている暇人ですが、
(;´▽`A``

予想通り、

私の食指を動かすものはありませんでした。

まあ、

ここ数年ずっとそんな状態なので、

いまさらガッカリすることもないのですが・・・、

ただ、目にとまった一冊の馬券本を手に取りペラペラめくってみると・・、

ついため息が漏れてしまいました。

それは昨年末に出された投資競馬系の本でした。

題名も出版社も失念してしまいましたが、

その内容はと言えば・・、

基本、1レースごとの追い上げ資金配分なのです。

 ※追い上げ資金配分とは : 的中するまで賭け金を増やしていく方法。

  (マーティンゲイルの法則が有名)

う~ん、10年前ならいざ知らず、

いまさらそれ出しますか?

もちろん、馬券の選出方法に目新しい何か!?があればよいのですが

特にこれといった方法論もなく・・・、

・・・、

・・・・、

相変わらず投資競馬といえば、そうなってしまうのか・・・

(°д°;)


ちょい 疲れました。





帰りに、寺島実郎氏の著作世界を知る力 (PHP新書)」を購入。

日本と世界の距離(感)について考えてみようかな~、なんて思った次第です。







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不本意な秋競馬【G1レース】総括

2009-12-27 16:45:47 | 競馬
池添/ドリームジャーニー 涙の有馬記念制覇!!おめでとうございます。

完ぺきなレース運び、おそれいりました。
(;^_^A

ブエナビスタの横典騎手もあれで仕方のない乗り方となっていました。
結果として早すぎた仕掛けも、

それまでまくり一辺倒で届かなかったわけですし、1番人気ということを考えれば、

(4コーナーから直線入口)あそこから動かさざるを得なかったでしょう。



ハぁ~(ため息)、

しかし、この秋の自分自身の成績は散々でした。

何がダメだったのか!?

口惜しさ残る今だからこそ振り返って総括しなければ・・・。



一番ダメだったのは、

“ブレた”ということ。(民主党じゃないけど・・・)

予想から、買い目にいたるまで、プレまくってしまった。

(°д°;)


唯一、“3連複”で勝負するということだけはこだわっていましたが・・・?



今回の有馬記念

予想は自分の考えを反映したものでしたが、

これまで毎回参考にしてきた『競馬道GT5』の予想理論結果は無視してしまいました。

それで、あらためて昨夜の「予想理論」結果を見てみると、





 くうっ・・・、

1~3着までを見事に的中させているではありませんか!?

自身の予想でぶった切った6番・エアシェイディは、

競馬ブックのレイティングとスピード指数では上位の数値を出していたのですね。

ただどうしても8歳という年齢が引っかかって×にしたのですが・・・、

それにしても、これまで基本的に上記の「予想理論」をベースに勝負してきたのに

最後の最後で完全無視!!

我ながらおそろしいブレようです (;´Д`)ノ



今年は、さらに《年齢》でもやられてきました。
8歳馬カンパニーです。応援しつつも、いざ馬券という真剣勝負になると

なかなか買えなかった! ( ̄_ ̄ i)



いままで経験してきたものとデータとの折り合いをつけるというのは

本当に難しい作業ですね。

馬と騎手との折り合いも技術が必要で難しいということですが、

過去のイメージ(経験)と客観的データとの折り合いをいかに馬券に反映させるのかも

とても難しく、今後の予想における永遠のテーマとなりそうです。



さて、2009年度のJRA競馬カレンダーは全て終わりとなりました。

来年は、今日の反省を生かしつつ、

懲りずにまた馬券を買っていこうと決意を新たにしております。



以上。

第54回 有馬記念予想

2009-12-27 01:23:00 | 競馬
今年の有馬記念は、一番働き盛りの4歳馬が一頭も出ていないという

ちょっと変わった有馬記念となりました。

巷では、“復権を狙う古豪と勢いのある3歳勢の対決”という図式ですが、

はたしてどうなるでしょう!?



ラストの大一番ですので、1頭1頭みていきたいと思います。

1番 アンライバルド

 ・春は絶好調だったのに、秋2戦は苦戦。しかし、実績ある中山であれば・・【候補】

2番 ブエナビスタ

 ・文句なく【軸候補】 鞍上乗り替わりで気分一新!! 

3番 ミヤビランベリ

 ・あるスピード系指数でじわじわ数字を伸ばしている同馬。あなどれず【候補】

4番 マイネルキッツ

 ・中山での好走歴と上記スピード指数での数字も叩き良化型で当然【候補】

5番 コスモバルク

 ・ものすごく頑張っている姿は頭が下がる思いだけれど・・・、

6番 エアシェイディ

 ・去年好走も、今年の方がローテーション厳しく、8歳という年齢からも×。

7番 マツリダゴッホ

 ・中山(オールカマー3勝など)にめっぽう強い!!ただ前走は負けすぎ?

8番 リーチザクラウン

 ・中山(皐月賞13着)での大敗と、ここ最近結果がついて来ず、人気先行かも?

9番 ドリームジャーニー

 ・右回り巧者であり、スピード指数も高値安定!!【軸候補】

10番 スリーロールス

 ・スピード指数上昇中! 中山初だが、まだ底見せておらず・・、【候補】

11番 イコピコ

 ・鳴尾記念が余分だった気がしますが、こちらも底見せておらず、一発がありそう【候補】

12番 テイエムプリキュア

 ・ここで連対するには実績不足。来たらあきらめます。

13番 シャドウゲイト

 ・同上

14番 セイウンワンダー

 ・底力ある2歳チャンピオン。父は有馬記念2勝のグラスワンダー。3着までなら【候補】

15番 ネヴァブション

 ・この馬も中山巧者。ただしG1で通用するのかどうか・・・?

16番 フォゲッタブル

 ・今年に入ってすでに11戦!!前走のステイヤーズSがピークでは!?



結果、8頭挙げて、3歳馬が5頭にもなってしまいました。

私の予想では全て3歳馬で決着なんてこともありうる??

それはあり得ないだろうなぁ!!?



馬券は3連複

軸は今年絶好調の横典に乗り替わったブエナビスタでいきます。

紐7頭で計28点。







さあ、今年1年の締めくくりのレース。

アッと驚く展開になるのでしょうか!?



今から発走が楽しみです。

では、おやすみなさい (^-^)ノ~~

馬券【違ったアプローチ】・・・!?

2009-12-25 23:59:21 | 競馬


いよいよ明後日となりました。

第54回 有馬記念 ( ̄ー☆



しかし、あれですね。。

・・・、

競馬のデータって、ホント簡単に手に入りますね。

これでは、競馬雑誌も競馬専門紙も売れないわけです。

なにせ、胴元のJRAが直々に膨大なデータを提供してくれていますから。

しかも、そのかなりの部分がタダ(無料)で入手できてしまいます。

http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2009/1227_1/syutsuba.html

http://www.keibabook.co.jp/homepage/tokusyu/g1_tokusyu1_20091227.html

おそろしい世の中になったものです。



これなら、競馬で暮らしていこうなんて、

考える人が増えても不思議ではありません (;^_^A。



しかし、実際は・・・、

多分、昔も今も、勝っている人の割合は、

大して変わっていないのでしょう。



なんで!!?、ってことなんですよね。

なんで、勝てない!?



昔といっても10年、20年前に比べてもはるかに詳細なデータが

(スーパーパソコンなんかなくたって)簡単に手に入るというのに、



なんで、勝てない!?



結局、

データをいくら集めたところで、勝てないゲームなんですね。

競馬って!?



そのことを一番よく知っているのが、「JRA」なんです。

いや、きっと、JRAでも、当初は恐れていたのだと思います。

パソコンが普及し、誰もが簡単に膨大なデータを入手できるようになれば、

競馬というギャンブル自体が成り立たなくなってしまうかも・・・、なんて。

(x_x;)




ところが、そうはならない。・・・ならなかった。

Windows98がXPになり、そしてWindows7になったとしても、

負ける奴は負けているし、勝つ奴は相変わらず少ない。

 なんだ、まったく問題ないじゃない!!

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


大丈夫。

よし!、それなら、うち(JRA)に一杯データあるから、売っちまうか~。。

そんな感じで『JRA-VAN』ができて・・・、



なんか、ムカつきますね~!! ( ̄∩ ̄#

 ( って、勝手な想像ですが・・・)



さて、そういうことで、

JRAが出しているデータ、

それをちょっと加工している他媒体(競馬ブック等)のデータ、

これらのデータを普通に?使っても、勝てません。

まったく違ったアプローチで攻めなければ勝てません。

そう私は思っています。



ただし、言うは易しで、

その【違ったアプローチ】というのが難しい・・・。



明後日の有馬記念は、自分の勘を頼りに、予想を楽しみたいと思っていますが、

それ(お祭り)が終われば、

また、いつもの【違ったアプローチ】で馬券を買っていきます!!



以上。