海は広いな大きいな～！

梅雨なので当たり前ですが、雨が降る日が多いですね。

こんな時はアウトドアでの活動が制限されて、ちょっと憂鬱です。

でも、雨天でもあまり影響なくできるのが、ダイビングの良いところ！

海中では、色々な生物達の産卵行動や小さな稚魚達が観察できる季節になってきました。

上写真は、ご存知の方も多いアオリイカの卵です。

大きくて泳ぐ姿が美しいイカですよね～。

ちぎれて海底に落ちているひと房を拾って見ると・・・・

区切られた部屋の中に小さなイカの赤ちゃん達が、すでに旅立ちに向けて準備しています。

まだとても小さくて頼りなげですが、ひとりで広い海の中へ出て行かなくてはなりません。

たくさんの房がぶら下がっているように思いますが、ここから生まれた赤ちゃん達のうち大きくなって繁殖できるのは数匹なのかもしれません。

でも生き残って、立派なアオリイカになるものも居るんですよね～。

面白いものですがスタッフＴは、こういう小さな生物や赤ちゃん達を見ると、反対に海の広さや雄大さを強く感じます。

どうやってこんな小さな生物を生かすのか・・・・謎です。

これから海は秋のピークに向けて一番良い時期に入ります。

是非、これぞ海の神秘！をいっぱい観察してみて下さいね～！

濁りが入ってますが、観察にはいいのかも！

このところ大島の海中は少し濁りが入っています。

そのため、すご～く遠くにいる生物は見つけづらいのです。

でも、生物的には珍しいものやウミウシも多く観察されています。

大迫力↓

バレーボールサイズのソウシカエルアンコウです。

ベニカエルアンコウ等と比べると、とんでもない大きさですね～！

いくら透明度が悪くても、目が悪くても（笑）、しっかり観察できます。

凄い面構えの割にはとってもデリケートで、

少し観察させてもらっているだけで彼（彼女かも？）としてはびっくり仰天してました。

ごめんなさいよ～～

こちらも驚いてフリーズ中↓

お解りになりますか～？

大きなカイメンを背負っているのは甲殻類（カニ）のカイカムリの仲間です。

この仲間は何かを背負っている事が多いので、見つけづらいですね。

岩の上や海藻の間で、そっと暮らしている生物です。

この時もフラッシュをたいて写真を撮らしてもらったので、

かなり驚いて固まっています・・・。

スタッフＴも自分があまり写真を撮られるのが好きではないので、

レンズを向けられる生物達に申し訳ない気持ちです。

あまりしつこく撮らないように注意したいと思います～（笑）

大島の海は普段、透明度も良くて見通しのいい美しい海なんですが、

たまにこのような濁りがある状態になります。

こういう時のダイビングは、あまり遠くまで動きまわらず、

じっくり近場を観察してみるチャンスなのかもしれないですねー！