ちょっとピンぼけ

管理人ハルキの日々の戯言

謎解きはディナーのあとで

2011年10月25日 | 
謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉
小学館

大分前に送ってもらったんだけど、読む暇がなく、乳腺炎で入院した時に読みました。
今度ドラマになるみたいですね。まぁドラマになりやすそうだなと思いました。

読みやすいし、ユーモラスな文章だし、面白いと言えば面白いけど、そんな絶賛するほどかなぁ・・・という風に思いました。
私はむしろ、お嬢様と執事のやりとりはパターン化しててクドく感じましたが。
ミステリー初心者にはオススメかなぁ。短編でスイスイ読めます。
まぁあんまり犯人の心情とか、犯行動機とか、そういうのを掘り下げてないのが読みやすくて良いかな。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

とても良い

TREview

いないいないばぁ

2011年10月21日 | 
娘を産むにあたって、とってもありがたい事にいろんな方からお下がりをもらいました。
他にも出産祝いや日本に住むじぃじ、ばぁばからの贈り物攻撃もたくさんなのですが、お古だけで冬~春の着まわしがバッチリなぐらいいただいてしまいました。
布団や寝袋も複数もらったので、洗い替えもバッチリ。

私は1人っ子な上に親戚の子供と年が離れてる事もあって、お下がりをほとんどもらった事がありません。
逆に言えば常に新品をもらえていたわけで、それはそれでありがたい事なんですが、でもちょっとお下がりを羨ましくも思ってました。
なんなんだろうなー。兄姉がいる事が羨ましかったんだろうな。

なので娘へのお下がりは全く抵抗なく、ありがたく頂戴して使わせてもらっております。
また掘り出し物というか、かわいいのが多いんだ。

それで、絵本も何冊かお下がりしてもらったんですが、色んな人からもらったら、「いないいないばぁ」系の本がいくつかあるので、まとめてレビュー。

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)
松谷 みよ子
童心社

松谷みよ子の「いないいないばあ」は私が子供の頃からありますが、正直絵かわいくないと思うんですが・・・。きつねの絵とか、トラウマになっちゃいそうです。
なのであんまり読み聞かせしてない・・・。

まねっこまねっこ いないいないばあ! (たまひよぽっぷあっぷ絵本)
クリエーター情報なし
ベネッセコーポレーション

これはお下がりではなく、友達が出産祝いに、自分の娘ちゃんが好きな本と同じものを送ってくれました。
うちの娘はこのベネッセのひよこちゃんが大好きで、カレンダーにはかなり激しく反応するのですが、なぜか絵本には反応が薄い・・・。しかけ絵本なのですが、基本的に「いないいないばぁ」の連続なので、1ページ1ページ工夫しながら読んでます。でも2ページ目ぐらいまで笑ってるけど、次から飽きてますね・・・。最近は後ろについてる鏡にすごく反応してます。

ノンタンいないいなーい (赤ちゃん版ノンタン)
キヨノ サチコ
偕成社

ノンタンも私が子供の頃からある絵本ですが、正直「こんな絵だったか・・・?」って思いました。
微妙にタッチが違いますよね。絵の担当の人が代わったみたいですが。
保守的かもしれないけど、あんまり最近のノンタンはストーリーも含めて好きじゃないです・・・。
なんかまとまりすぎてる感じ。

すごい

TREview

花咲ける上方武士道

2011年02月03日 | 
花咲ける上方武士道 (中公文庫)
司馬 遼太郎
中央公論社

期待値が高かっただけに、思ったよりは・・・という感じ。
百済ノ門兵衛の商売ッ気とか妙に肝のすわってるところとか、そういうのは面白かったけど、お悠はちょっとウザかったなー。
江戸時代の大坂、大坂商人、大坂侍を描いている点は面白いけど、話もなんか変なところで終ってるし。

とても良い

TREview

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

御宿かわせみ

2011年01月25日 | 
御宿かわせみ〈新装版〉 (一) (文春文庫)
平岩 弓枝
文藝春秋

ここ数年ハマッているものが時代小説なんですが、旦那には「渋い趣味」で「面白い」と映るらしく、会う人会う人に「うちの嫁は時代劇が好きで」と言いまわってます。
ちょっとまてっ時代劇も好きだが、今ハマッてるのは時代小説の方だっちゅーの!!

ま、それはそれとして、言ってみると案外「私も好き」という同年代女子や時代小説ならまかせろ!というおじさん達の多いこと・・・おかげでいろんな本を借りる事ができました。
「御宿かわせみ」もその一環。実は平岩弓枝ってそんなに興味なくて、貸してくれるという手前、借りたはいいけど気が乗らないなぁ・・・と思ってました。
が、読んでみると面白い!8巻までしか借りてないんだけど、もっと読みたいなぁ・・・。
しかし御宿かわせみを舞台にしつつも、活躍してるのは東吾ばかり。たまにるいが出しゃばると、なんか面倒くさく感じるのはヒロイン嫌いの私の悪いクセ?
実はもっとるいが推理したり活躍するお話なんだと思ってました。
文章の読みやすさはもちろん、短編続きだからいいのかな。とにかく第一巻の第一話でグワシッ!と心をつかまれました
他の話でもそうだけど、男女の情愛がらみの話にグッとくるものが多い。ただの痴情のもつれだけじゃない、深みがあります。

今後2人がどうなるのかも含めて、続きの気になる作品です。

素晴らしい

TREview

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

無事届いた♪

2011年01月20日 | 
聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)
中村 光
講談社

今日実家から荷物が届きました
なんかいっぱいカレー粉入ってた。あとおもち!イエーイ!週末の朝食はおもちにしよっと
色々本も頼んでたんですが、一番楽しみにしてたのはコレ↑!!
さっきとりあえず1回目読了。相変わらず面白いですナ。ユダの副音書の話もちょっと盛り込まれてて、おぉ、と思ったり。でもマンガ内でも散々「元裏切り者」って流れで描いてたしねぇ。あまり突っ込めない話題かも。

マオリの神話では天国が11に分かれているとこの間教えてもらったんですが、「日本では地獄は7つに分かれてるよ」と言ったら、けっこうビックリしてました。

素晴らしい

TREview


にほんブログ村 本ブログへ

しろくまカフェ

2011年01月19日 | 
しろくまカフェ (フラワーコミックススペシャル)
ヒガ アロハ
小学館

人から借りた雑誌に掲載されてたのを読んで、面白いなーと思ったので荷物を送ってもらう時にAmazonで買って自宅配送にしてついでに送ってもらいました。
普通に動物と人間が共存してるんですが、なんか和む。
超マイペースなしろくま君には、自分に近いものを感じなくもないですが、好きなのはグリズリーさん。なんか悪ぶってるのにしろくま君に使われてる感がいいです。

しろくまカフェいちご味! (フラワーコミックススペシャル)
ヒガ アロハ
小学館

最初に買った時にいちご味まで出てて、続編まだかな~なんて思ってたら、マンゴー味発売のお知らせが。
次に荷物送ってもらう時に頼もうと思ってて、年明けに荷物送る話があったので、早速Amazonに行ってみたら、なんとマンゴー味品切れ。そんなに人気作品だったとは・・・!

しろくまカフェ マンゴー味! (フラワーコミックススペシャル)
ヒガ アロハ
小学館

荷物の方はとっくに配送されてしまったので、マンゴー味はまたの機会におあずけです。

すごい

TREview

にほんブログ村 本ブログへ

六蠱の躯

2010年04月20日 | 
六蠱の躯 死相学探偵3 (角川ホラー文庫)
三津田 信三
角川書店(角川グループパブリッシング)

このアイテムの詳細を見る


なんか狙ってる感の強い作品で、ホラーとしてもミステリーとしても中途半端。
特殊な力があると言う設定自体は別に嫌いじゃないけど、チラホラ見える黒魔術というのが微妙に気分を萎えさせる。
自分の推理を語る時だけ急に生き生きしだす主人公。自分でも「なぜか」って突っ込んでるけど、なんか中途半端な感じがします。
三津田信三って確か「ホラー作家の棲む家」を読んだなぁと思って自分の感想文をさぐってみたら、その時も「微妙」みたいな事書いてた。
好みじゃないんだな。

とても良い

TREview

にほんブログ村 本ブログへ

七つの仮面

2009年11月13日 | 
七つの仮面 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝 正史
角川書店

このアイテムの詳細を見る


「七つの仮面」
金田一の推理が主体というより、主人公の一人語りがメインのお話。
怪しい雰囲気はあるものの、犯人が隠蔽工作をがんばるところが描かれているわけでも、金田一の推理の過程が描かれているわけでもなく、妙な作品。

「猫館」
猫意味なし!

「雌蛭」
金田一の変装シーンが珍しくてちょっと面白い。ドーランでかぶれる系は前にもあったような・・・。雌蛭という表現も、なんかちょっと違うような・・・。

「日時計の中の女」
妹のが怖い。この短編集の犯人ってすぐ自殺するな。

「猟奇の始末書」
短編ってこんなんでいいんだろうか?
短編なのに犯人の自白の手紙で終了。しかも自殺。つまらん。

「蝙蝠男」
受験生が偶然殺人を目撃してしまうくだりはけっこう面白かった。

「薔薇の別荘」
この息子、ダメ息子のままで終わる気がしないでもないんだけど・・・。

ブログランキング参加中!

とても良い

TREview

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

異形の花嫁

2009年10月30日 | 
異形の花嫁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ブリジット オベール
早川書房

このアイテムの詳細を見る


ブリジット・オベールは「マーチ博士と4人の息子」を読んだきりだが、「マーチ博士・・・」あんまり好みじゃなかった・・・。
なのになぜか再チャレンジ。
ブリジット・オベールの作品というのは、設定だけ聞くとめちゃくちゃ興味をそそられるものが多い。
今回の主人公はトランスジェンダーのボー。いつか本当の女になる事に憧れ、ストレートの彼氏(ではないんだけど)にボッコボコにされながら日々を過ごす。
そこに猟奇殺人が絡まってくるわけなんだけど、これはそんなに重要じゃない。
流れが若干ダルい部分もあったけど、ロマンス小説だと思うとなかなかロマンスな展開だったんじゃないでしょうか。
ボーの体が男って事より、どんなにDVされても平気な事の方が描写としてはスゴイというか怖いというか・・・。

めっちゃ面白い!とPushするほどではないが、他作品もやっぱり設定が面白そうだったりするので、機会があれば読んでみたい。

ブログランキング参加中!

とても良い

TREview

にほんブログ村 本ブログへ

幽霊男

2009年10月19日 | 
幽霊男 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝 正史
角川書店

このアイテムの詳細を見る


猟奇的な色合いが強い作品。
金田一が登場しても相変わらず殺人が遂行されまくっている・・・。でも面白かったです。犯人は意外性はありますが、ちょっと動機は微妙。その為にわざわざここまでやるかなぁ・・・ちと説得力不足。
途中からいきなり登場するマダムXはカッコイイなぁ。外科の先生の甘えっぷりがすごすぎる。
もうちょっとミステリアスな存在にしてほしかったが、正体もちょっと普通だった。

ラストの犯人の変貌ぶりは、読んでても嫌悪感を強く感じる。猟奇性よりも何よりも、この人前での態度の変わりようにおいて印象深い犯人だった。あんまり見ないほどのイヤな犯人。

ブログランキング参加中!

すごい

TREview

にほんブログ村 本ブログへ