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おかんとナースの発達障害奮闘記

ADHD.注意欠陥、多動性障害とLD.学習障害の息子とナースのおかん。母子家庭・・諦めない将来への挑戦。

ADHDとLD、医学的にもっと。

2015年05月04日 | 日記
5年生秋。

大学病院にてMRIと脳波を受けることになった。
 診療情報提供書も検査前に持参しておいた。

 やっと・・・この日を迎えた。もっとメカニズムが知りたい。
 
 午前9時からの検査受診の為、自動受付を済ませた
 私たちは脳波とMRIの検査室前にて待っていた。

 東京のクリニックで、発達障害の診断はされたけど、
 息子の症状は、どこが原因なのか、どんな種類の組み
 合わせの障害なのか詳細は明らかになっていなかった。
 ひとことで発達障害(ADHD/LD/PDD/ASDなど)といっても、
 個別症状は違うもの。さらにADHDといってもそれもまた人
 それぞれ症状は異なるもの。


 個別の支援の必要性が提唱されている発達障害に有効なの
 は、完全オーダーメード、オリジナルの対応方法ということを、
 思い出しつつ、詳細に分析することでより多くの対応方法が
 構築できる・・。という願い。


 大学病院の若い女性医師は言う。
 「どこからが障害で、どこからが性格なのか調べることは困難であり、
 またそれを明らかにできたとしても、特に意味が無いことです。」
 「個性ということもありますよね。」など。

 
 
 どういうことなんだろう・・・?
 
 もしかして・・・
 息子の外観があまりにも普通な為、わたしはヒステリックママに
 見られているのだろうか・・・。

 それとも、いくら大学病院とはいえ、田舎の病院とネットに代表的に
 紹介されている病院とはレベルが違うためだろうか。

 画像検査を息子が受けている待ち時間、病院の近所のカフェで
 悶々と思いながらコーヒーを飲んでいた。

学習障害、鏡文字、書字障害・・果てしない銀河

2015年04月30日 | 日記

 

 漢字
 おかん作成 日常やゲームの内容を入れたオリジナルの漢字テスト
 (イメージをつけやすくする)
 できなかった漢字を練習し、テストを重ねる  ひたすら5ページ・・・
 
 算数
 無料サイトの100マス計算・ランダム足し算・引き算を
 1分で正確にできるかをおかんと競う 
 競争心で集中力をあげる ニアミス対策

 理科と社会
 学研のシリーズ 本を読むことで映像として理解する 


 本人は気がついてないけれど、これだけやっても、
 完璧にはならないのが特徴。

 5年生秋、早く脳波やMRIの日が来ればなんて、意味の無い
 悩みを持つ日々へ。

ついに22年勤めた病院を退職。

2015年04月29日 | 日記

 近隣の大学病院の受診が近づいてきた5年生の秋。
  
 外来勤務に異動させて頂き2年目の頃、息子の障害
 診断。これは・・・このまま今の病院でやっていくのは
 無理だろう・・・と思い始める。

 前の記事にも書いたけれど、委員会や研修が月に
 何度もあり(19時まで)その都度、支援サポートの
 お宅の支援を受ける。帰宅後、連絡帳と宿題をチェック。
 連絡帳に書いてある内容が胡散臭いだの、宿題の
 資料が無いだの毎度では家庭崩壊、わたしは仕事や
 育児どころではなく、鬱々となっていくのは目に見えて
 いた。

 そうは言っても、母子家庭、一匹狼の働き頭。

 何度も何度も、勤務年数と退職金の計算を密かに
 計算機で叩いて、ついに決断。
 「辞めるなんてもったいない」と言われても、私と息子に
 とっては今のほうが大事。今、動くべき。そして退職。
 もっと息子のことを支援できる時間が欲しい。日勤だけ
 を認めてくれる病院へ転職しました。

発達障害だと解った症状のまとめ(この時点まで)

2015年04月27日 | 日記

 小学1年~2年 
 忘れ物が多い、整理整頓が出来ない。人の話を聞いていない。

 小学3年
 授業の移動に遅れる。授業についていけない。
 整理整頓が出来ない。宿題忘れが多い。文字が書けない。
 大きさを揃えて書けない。回数を多く練習しても定着しない。
 質問された内容が理解できない。
 *担任からスクールカウンセラーとの面談を勧められた。
 
 小学4年
 漢字は定着しない。1~2年生の漢字も書けない物が多い。
 連絡事項や忘れ物が多い。授業で書かないためにノートは白紙。
 鏡文字などが多い。    *発達障害を疑う。

 小学5年生
 発達障害と診断されたのち、よく注意してみると・・・。
 学校のノートは白紙。(書字障害) 食事中食べこぼしがこの年齢でも目立つ。
 ペットボトルの蓋を開封できない。(空間認識が弱い為、力を入れる神経の感覚が鈍感)
 リボン結びが出来ない。など等挙げたらキリが無い。

 相談した場所、受診した病院など。
 県立教育支援センター 児童相談所 市役所 学校と学校の支援コーディネーター
 東京の大学病院(半年待ちのため断念) 東京のクリニック(受診)
 同一県内の大学病院(後に検査で受診)
 同一県内の小児医療センター(後に検査と作業療法、心理療法)
 *団体などには所属せず、医療の観点からアプローチしオリジナル訓練を頑張りました。
 
 *居住地の近場で大学病院への診察を紹介され、MRIや脳波の検査を受ける予定へ。
 その後、さらに近場の小児センターで、検査や作業療法を取り入れました。
 
 現在中学1年の息子は、完全とは言えませんが、訓練の結果大きな成果を得たものが多いです。
 ネットで多くの情報は手に入ると思いますが、生活の些細なことでも発達障害の
 症状は出ることが多く、実体験、実例をイラスト付きでお役に立てればと思います。








 




作られた仮面優等生

2015年04月26日 | 日記

 軍隊的マニュアル実行により、5年一学期の成績は極端に上がった。
 「頑張ろう」9割の通知表が、なんと・・・。「出来る」9割に変身・・。
 息子も頑張っているかもしれないが、軍隊隊長の私もかなり大変・・・。
 幼稚園児を見ているような母に戻った。
 
 家庭だけでは、どうしても限界があるから担任に、
 学校での協力を求めようとしたが・・・
 「息子君は、すばらしくやっている。
  自立に向けて関わりを考えたほうが良いのでは」

 何だ・・なんだか・・・様子がおかしいぞ・・・??
 息子は私が手取り足取り面倒を見てあげなければ、何も出来ないのに。

 学校での支援もして欲しいのに・・・。何もわかってもらえない気分・・・。



 さらに恐ろしい事に、あいつったら母の支援にて成績が上がったことを
 実力だと勘違いし、なんだか偉そうな態度がちらほら。

 おまえの実力じゃない・・・。勘違いするなよ・・・。

 親子第二段戦争勃発の前兆だった。

オリジナル軍隊系克服法マニュアル構築

2015年04月25日 | 日記
 
 
 母子家庭とはいえ、うちの息子は一人っ子。
 欲しいものはなーーーんでも手に入る。
 好きなものしか食べないー。好きなことしかやらないー。
 おかん大好きっこ。

 ただし、そんな甘いことは最後。
 今日からうちは、地獄の軍隊系発達障害克服マニュアルを構築するのだ。

 漢字練習を何度やっても定着しなかったのには
 「普通の子」としてやっていたからに違いない。

 軽度だろうが障害と診断されたのなら、学問だけ取り組んでも効果は無いだろう。
 勉強と同時に生活の見直し開始。

 まずは食事の見直しをすることにした。
 今までは好きなものだけを食べ少食。1時間以上かけてちんたら。
 看護師の私は職業柄もあって早食い傾向だから、そんな様子にいらいら。

 食事は大皿での盛り付けは辞めて、嫌いなものを誤魔化せない為にも
 一人ずつ定食風に変更。

 盛り付けも、やや多め。弁当屋さんのお弁当は大盛りを注文。
 息子が食べ終わるまで、目の前に座り箸の持ち方や茶碗の持ち方を指摘。
 1ヶ月ぐらい続けた頃、食事のスピードや量は同年代男子と同じぐらいになった。
 
 このような一見関係なさそうな些細なことも、障害+性格に対して効果がある事を後に知る。

診察結果

2015年04月24日 | 日記

 数週間後、再び医師の問診と発達検査の結果を聞きに行った。
 どんな結果なんだろう・・・。やっぱり発達障害なのかな・・・。
 私の心とは裏腹に息子は、ちょこっと旅にでも行くような表情で嬉しそう。

 診察時間まで時間つぶしに古本と、ショッピングセンターの焼き鳥を近くの公園で
 食べて待った。

 発達障害・ADHDとLD(注意欠如と学習障害)と診断。
 
 ひとことでADHDやLDといっても
 看護師の経験上では人それぞれの症状が異なる。やっぱり、そうだったか・・・。


 内科的な病気のようにマニュアルに沿えない・・。こんなことしか考えれなかった。

 発達障害のありきたりマニュアルには沿えない・・。
 完全オーダーメイドの克服法を考えなければと決意した日でした。


 

 田舎から通う私達へ先生は、近隣の同じ県で受診が出来るように今後の配慮を
 してくださいました。念のため大学病院での再検査を含めた、診療情報提供書も
 作成していただきました。


 クリニックの先生は大変優しい方で、東京の医療機関の紹介や居住エリアの医療機関など
 熱心に紹介してくださいました。
 
 私も医療従事者として、情報提供書もスムーズなやりとりを行いました。
 普段、仕事では診察結果を宣告された患者さんやご家族をサポートする側の全く逆。
 とても辛いものだと痛感した1日。




 


診察

2015年04月23日 | 日記
 医師の問診後、心理士による発達検査(WISC-4)を受ける。

  東京にある某小児科クリニック初診。

  息子の学校での資料やノート類や漢字練習帳、
  これまでの症状の経過と家庭内の取り組み状況をまとめていった。

  受診時、息子の様子からは著名な症状はないため、医師は持参した資料を
  半信半疑で見ているかんじだった。

  本当なんですよ・・・これは・・・私が敏感に見すぎて、創り出しているものでもない。
  私が教育ママなのではない・・・。信じて欲しい・・・。
  これってどう見てもおかしいよね?普通じゃないよね・・・?

  そう思いつつ・・・まだ心の中では発達障害を否定したい思いがあり葛藤していた。

発達障害?勇気をだしての受診。

2015年04月22日 | 日記
 小学校5年が始まり、息子の書字や生活面など今までの記事で書いてきたことは、
 全然変化が無く、改善されない。
 
 まさか・・・たぶん・・・まさか・・・そうだよね・・・。

 発達障害についてネットでの情報を見ていく中、どうしても息子の状態と当てはまる。
 まさか・・・そうなの?・・・そうなのかな・・・。
 見た目は普通。いたって普通なのに。でも何かが違う

 時間が止まっているかのような行動(動きがない)
 
 鏡文字や計算のニアミスは同様にあり。
 リボン結びができないことや、
 箸やハサミが上手く使えないなど不器用すぎる。

 私が見てあげなければ、何もできないのでは。
 と思うほど手がかかる。(考えてみれば、小学1,2年並み)


 

 これは・・・とにかく病院に行くしかなさそう。でもこんな田舎じゃ・・わからないかも。

 東京に行こう!東京の病院なら、きっとうちの息子みたいな「一見普通」の子でも
 わかってもらえるのでは!! かたっぱしから調べて電話。
 数ヵ月待ちなんて病院もざらだった。


 希望を見失いそうな時・・・ひとすじの光。
 東京のクリニック。なんと,来週すぐにでも診てくれることに。
 小学校5年の初夏。 初診となる。

息子の書いた文字をまとめてみた。

2015年04月21日 | 日記

 3年国語ドリル類より

  


   担任の先生・・・よくこんな文字で丸つけてくれたなぁ・・・。

 4年国語ドリル類より

  

  
 取り組み開始し、良くなっているかと思いつつ文字の根本的症状は変わらない。
 途方に暮れる日々・・・。
 どうやったら治るのだろうな・・・。
 
  当時、私はまだ発達障害?と思いつつ、文字が汚いだけ?とも思っていました。
  学習障害・書字障害とのちに診断されました。