森下亮のアメイセンソウ

思い込みならしょうがない

はじまりの物語

2018-12-31 | Weblog
serial number「アトムが来た日」全ステージ終了しました。
連日沢山のご来場本当にありがとうございました。

全ステージ完売してもまだまだ沢山の方に観て欲しいと願う作品でした。
原子力のこと。エネルギーのこと。
分かち合うこと。向かい合うこと。
この作品が沢山のきっかけになりますように。

今回の公演は演出の詩森さんが最初に思い描いたキャスティング通りにメンバーが揃った作品でした。
13人全員のスケジュールが合い、揃うのはなかなかないことだと思います。
その中で僕だけがオファーされた当初、クロムがあったのでお断りしていたのでした。
しかしクロム休止により出演出来ることになりました。
クロムの代わりというわけではないですが、本当にやり甲斐ある舞台に参加出来て感謝しております。

詩森さんが何年も掛けて取材した圧倒的な強さと覚悟を持った脚本があり、
舞台に上がれば沢山のことをもらえる共演者がいるのでとてもフラットに本番に臨むことが出来ました。
そしてお客さんにも沢山受け取ってもらえていることを舞台上で感じることが出来ました。
お客さんから頂くお手紙の中にこちらが思ってた以上のことを深く考えて下さっていて、
とても嬉しく、そしてこちらも新たな発見もさせてもらえて勉強させてもらいました。
ありがとうございます。

‪1950年代と2040年を行き来する登場人物を演じていましたが、‬
‪詩森さんから「この登場人物たちをヴァンパイアだと思って」
という演出もありました。‬
‪血はずっと流れ続けている。‬

これが旗揚げ公演て。
すごいなserial number。
風琴工房の時の「ふうきん」て呼んでた時間が長いから、「シリアルナンバー」て呼ぶのはまだ慣れないんだけど。
いつか当たり前のように「シリアルナンバー」て言ってるんでしょうね。


男子楽屋は10人すし詰め状態で、
福本さん達也さんの先輩方が率先して
「丁度良いギスギス感を出す」という遊びが流行ってました笑。
女子楽屋には僕の笑い声だけが届いて
「男子は何してるのかしらね」
と噂してたそうです。


スズナリカムヰナイ水抜き作業。
「掃除機持って来て掃除機!」
「あなたたち科学者でしょう!」
てやりとりは一応やっておきました。


ここにあの美術があったなんてね。
なんて儚い。
だからこそ良いんですけどね。

寂しさは寂しさのまま。

また次の舞台でお会いしましょう。

本当にありがとうございました!!

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