ひさびさに長いよ。
改めまして
クロムモリブデン
「空と雲とバラバラの奥さま」
沢山のご来場ありがとうございました!!!
クロムを観てもらえること。
僕にとってそれ以上に嬉しいことはありませんこの地球上に。
岩瀬フナでした。
母でした。
海彦と
川彦と
2人の息子にも恵まれました。
まさかクロムで女性役をやることになるなんて。
「キレレレのイエロー」で赤いドレスの女やったやん?
あれは女装やん。
「ボーグを脱げ!」でボーグメーテルやったやん?
あれは通りすがりやん。
実は昨年やったプレ稽古で
男はみんな女役をという稽古をしてたんです。
まだ作品のことは
「空と雲とバラバラの奥さま」というタイトルしか出ていない時期でした。
男が演じる女性。
女形。
を探っていました。
そこで僕からお母さんの役を提示したのでした。
お母さん、つまり奥さまですから。
お嫁さんはきっと女優陣がやるだろうなと。
でもお母さんはいけるんじゃないかと。
そして2月1日の台本配布日。
私の役は岩瀬フナ。
母でした。
コントとかでワンシーンおばちゃん役とかはありましたが、
長編丸々女性役というのは初めてでした。
普段経験出来ないこと沢山出来ました。
役者の醍醐味です。
例えばメイク。
今回はクロム美容部員の土井ちゃんが
優しく厳しく女性メイクを手ほどきしてくれました。
いやあ女性のメイクってホント大変ですね。
ビューラーうまくいかないとほんまストレス。
とか。
逆にうまくいったらそれだけで上機嫌。
経験して初めてその大変さがわかりました。
街を歩いてても
つい女性のメイクばかりに目が行く日々。
思いました。
全女性はデートに遅刻していいと。
今回は
三好さん!
テリー!
七重さん!
若宮さん!
照明西山さん!
ピエール!
チャイさん!
夏!
サイトー!
ピエール!
石岡さん!
三角傾さん!
とかとか!
などなど!
もろもろ!
クロム入団20年の節目の年だったこともあってか
大阪公演では沢山の元メンバーも過去出演者が観に来てくれました。
今は地方に住んでる元先輩も17年振りに駆け付けてくれたり。
青木さん、初代看板谷本さん、初期の照明鈴美さん、今の舞監の今井さんで呑む
という二度とないレアなことが起きたり。
なんかクロム終わるの?てくらい懐かしい人たちに囲まれましたが
いやいやまだまだ終わりません。
青木さん打ち上げで言ってました。
「クロム28年…?まだまだ始まったばかりや!!」
これまで28年、沢山の人に支えられて
今のクロムが、最新作「空と雲とバラバラの奥さま」が出来たわけです。
今回の公演も沢山の人に助けてもらいました。
久しぶりの客演としてお呼びした3人は本当に頼もしかった。
万矢ちゃんは沢山クロムを観てくれてただけあって
クロムの作り方、青木さんの現場をとても楽しんでくれてたし、
難しい課題にもとても丁寧に真摯に向き合ってくれました。
まだまだ噛んだら味出そうだよあの子。
立派にオフィーリアしてくれました。
丈二は飲み友達だった時から話してたことを稽古場で実現してくれました。
こんなにもクロムにどっぷりハマってくれるなんて。
もはや劇団員だった。
お客さんにもキャラメルでは見れない丈二を楽しんでもらえたみたいで良かった。
詳しくは近々出る雑誌のインタビューを2人で受けたのでその時また。
石井君は「今回の座組で結婚するなら森下さん」て言ってくれたぜ?笑
石井君こそクロムにこれまでいなかった人でした。
その力の抜け具合、暇嫌い度笑、こちらが楽しませてもらいました。
3人ともまたやりたい。
今回、いつも以上に音響がー音響がーと言われることが多かったのです。
吉祥寺シアターの空間が笠木音狂とそれはもうマッチしてマッチして、
笠木さん「毎回吉祥寺がいいよ」と言うくらいにお気に入りなってました。
打ち上げで久々に笠木さんとゆっくりお話しました。
昔は森下合わせにくかったけど、今は目を瞑ってでも出来ると言ってくれました。
もう僕の動きと笠木さんの指がめちゃシンクロしちゃうんですて。
なにそれ。うれしい。
若手の中では岡ピーがシンクロ率高いそうです。
やったな壊れたおもちゃ。
笠木さんは次回1回だけお休み。
最狂爆音のおあずけ耐えられるかな。
今回は久々に美術がしっかりあったのも好評でした。
光る唐辛子、素敵でしたねえ。
照明で映える唐辛子。
音響で揺れる唐辛子。
金持ち海彦川彦登場の時に
ひとりで唐辛子をペシッとやるのがお気に入りでした。
ねこあつめの猫のスタンプの
ねこじゃらしを「えいっ」ってやってるやつのイメージです。
サポートスタッフにもサポート以上のサポートしてもらって感謝しきれません。
劇団員もみんな心強くなりました。
今回の青木さんのパンフの文章好きなんですけど
あの通りですよほんま。
あー「奥さま」まだまだやりたかった。まだまだ奥さまでいたかった。
準備期間が非常に長いのでどうしたって思い入れは強くなっちゃいます。
本番は本当に一瞬で終わるし、終わってくれるなとも思いますが、
終わればまた新しい作品をやるだけです。
そう、クロム終わったらすぐ次のクロムをやりたくなる。
まあ新作のみのクロムなので次回まではちょっとお時間頂きますが。
次回は来年3月!遠いね!
色々溜め込んでおきます。おかねば。おく!
なんと14年振りの王子小劇場です。
大阪は1回おやすみでごめんなさい。
久々の小空間クロム。
濃密必至。
ご期待ください。
また来年、
とんでもない世界をお見せするため
性懲りも無く
青木秀樹の元に集います。
しばらくは
「空と雲とバラバラの奥さま」を沢山反芻してくださいませ。
「奥さま」はもうあなたのもの。
DVDもお楽しみに。
さて私、
次回クロムまでの間に様々な外部出演が控えています。
6月はリアル脱出ゲームと演劇の融合舞台、すゞひ企画!
7月は熱狂アイスホッケー演劇再び!風琴工房「penalty killing」!
8月は全員初共演!音楽的言語を紡ぐキ上の空論!
佐藤貴史兄さんのイベント「ベストフレンド」もらあったり
その他来年の舞台も既に早く言いたい早くやりたい舞台も決まり、
クロム共々どれも楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
クロム20年イコール俳優生活20年!
今年はまだまだやります!休みいらない!
それにしても大阪帰ったら東京から仕事の話来るジンクス健在過ぎて何。
それではまた
劇場でお会いしましょう!!