GoingMyWay

やりたい事はやらずにおられるか!それが俺の道。そんな考えのもとで研究と資格取得を中心に毎日を生きていこうと思います。

チューターをはじめました

2010-10-07 22:54:18 | 大学院生活
 外国人留学生(非英語圏出身)に英語を教える事になりました。と、いうのは、外国人留学生が研究生として、うちのゼミに通っているのだ。研究生なので、正式なうちの大学院生ではない。ゼミに通いながら日本語を勉強して、来年に大学院入学を目指す人(学生ではない)である。その大学院の入試(修士課程)を8月に受験したのだが、あろうことか英語で受験に失敗し(詳細は伏せておく)、来年3月の試験を受ける事になったのだ。そこで、教授が彼のチューター(研究生生活をサポートする学生)Iくんに「英語を教えてやってくれ。」と仕事を振った。その仕事を俺が貰ったというのが、今回、英語担当チューターをやらせてもらう事になったきっかけである。

 話を聞いた時は、研究生Aさんは実家もとい母国に帰国していたので、Iくんに「英語の仕事、俺にやらせてくれ。」と頼み、自分の仕事(基本情報技術者やJavaの勉強など)をしていたのだが、昨日(6日)Aさんが学校に来たと言う事で、昨日から英語のチューターが始まっています。
 彼は全く英語が出来ない。と聞いていたのだけど、どんなもんか分からなかったので、大学院入試で英語はどうやったかを聞きながら、TOEICの問題を解かせてみた。返ってきた答えは





「ワカラナイ。」











(⌒,_ゝ⌒)








 まぁ、TOEICは難しい問題もあるしなということで、かなりレベルを下げて問題を出してみた。彼曰く「日本の中学レベルぐらいしか分からない。」ということなので、中学レベルまで下げてみた。どんな問題だったかというと、確かwillの助動詞を混ぜた英文である。







「ウ~ン、ワカラナイ。」


















(⌒,_ゝ⌒)









 中学1年レベルから半年で大学院入試合格レベルまで持っていかないといけないという責任が俺に課された瞬間であった。



しかも、無給で




 いや、別に強調する必要はなく、自分がやりたかった仕事なので引き受けたわけだ。ただ、意味なく強調したかっただけ。俺は優しいだろと言う事をアピールしたかっただけです。まぁ、ボランティアですわ。

 そして、昨晩に宿題を作り、今日、昼から本格的な授業に入った。本当は打ち合わせと言う形で、俺がAさんに宿題なりテストなり課題なりを出して、彼がどれぐらいやってくるかを把握して、他にも彼が自主的に勉強して、どういうところが分からなかったかを応えていくというのが良かったのだが、最初はミッチリやった方が良いと思ったので授業という形でやってみた。
 まずは、宿題の確認。「1時間かけてやりました。」と言う割には合格レベルには程遠いレベル。そして、授業の時にやった実力テスト。見事に中学1年レベルでつまづく。本当に英語を勉強したことが無かったんやなぁ。気が遠くなる・・・。

 でも、彼は決して英語が分からないというわけではないんですよね。なぜ、彼が英語が出来ないのかは分かっていました。と、いうのは、彼は日本人ではないからです。彼は英語を英語で理解しているので、英語を日本語にするという作業がしんどいんですよね。
 だから、「この単語は何ですか?」と聞いても、「わからない。」というのがごく自然なんですよね。英語が主言語ではないし(第2言語でもない)し、ましてや日本語を勉強するという過程(今は大体しゃべれてる)がいるので、英語がしんどいのは理解できます。
 でも、それは結局言い訳にしかならないんですよね。なんぼ言い訳を言っても、Aさんの相手は日本の大学院入試。問題が日本語であり、日本語で答えなさいと指定されている以上、日本語で答えるしかないんですよね。その為には、英語を日本語で理解するという作業がどうしても避けられないわけです。

 実力テストをやった後、文法を1から教えることに。be動詞から始まり、否定文、疑問文あたりまでやりました。1時間半ぐらい喋りっぱなしだったので、口がぱっさぱさです。ほんの少しだけ、教師の大変さが分かりました。
 16時頃になったので、授業を終了。ゼミを終えた後は、一緒に本屋に行って参考書を見に行き、単語帳を購入(彼が)。今月中に中学レベルを卒業しようと目標を立てているのだけど、頑張って目標は達成してほしいな。

 そういう、俺も研究を頑張らないと行けない。今月26日には打ち合わせがあるので、その日までにJavaとXMLを勉強しておく必要がある。理想は、この日に「こういうのを作ってきました。」と何か一つアンドロイドで動くアプリか何かを作ってプレゼン出来た方が一番効果的だよな。いい加減、JavaとXMLの基本を終えないとあかんなぁ。先輩には「研究がうまくいかなくて、卒業できませんでしたってなるなよ~。」と脅されますwww。
 あと、研究以外にも基本情報技術者やTOEICの試験勉強もある。う~ん、大変ですw。修士論文ぐらいはしっかり書きたいし、研究も頑張りたいので、やはり12月からはバイトはできません。やめる決心を致しました。11月も微妙なラインやなぁ。今月26日に打ち合わせがあるということは11月から根詰めてやるというフラグなので、11月も今まで見たいに行けるとは限らない。仕方が無いですけどね。

 学会発表ができなくとも、せめて修士論文はシッカリと書きたいものです。そして、教え子をしっかりと大学院に合格させて、資格も取る。それが俺の大学院生でのやる事ですね。やる事をやって、俺はシステムエンジニアになります。