インド映画で夜ふかし

シンガポールでインド映画にはまったわたしが日本で感想をほそぼそとつづるブログ

Memo: 楽しみなタミル映画

2021-02-26 | インド映画 Memo & ニュース
やはりタミル映画のニュースというのは、これはもう定期的に整理しておかないと、情報の渦の中で誰の何がどうなったんや?とワケが分からなくなってしまうことに改めて気づいたので、「タミル映画ニュース定期メモ」を突如再開することにした。

タミル映画ニュース全般の網羅というわけではなく、以前と同じく、あくまで個人的に「おっ」と気になったニュースについて、気まぐれにメモしていく感じになると思います。

とはいえ久々の再開で起点が難しいので、とりあえず公開を楽しみにしている作品をリストアップしよう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◆Karnan(2021年4月9日公開)

画像の掲載元ページ→Tamil News - IndiaGlitz.com

監督: Mari Selvaraj
音楽: Santhosh Narayanan
出演: Dhanush, Lal, Natarajan subramaniam, Gouri.G.Kishan

「僕の名はパリエルム・ペルマール」で鮮烈なデビューを果たしたマーリ・セルヴァラージ監督の第2作、ついに劇場公開が決定(感涙)。ひとあし先に公開されたSANA作曲のソング動画「Kandaa Vara Sollunga」、その映像からあふれ出す情念とパワーに、すでに賞を総なめにしそうな大傑作の予感!まずは日本でも何とか、英字幕版自主上映の実現を願いたいです。

◆Jagame Thandhiram(近日Netflix公開)
監督: Karthik Subbaraj
音楽: Santhosh Narayanan
出演: Dhanush, Aishwariya Lakshmi, Kalaiyarasan, Soundararaja

「プロデューサーの意向ひとつで、劇場公開を中止されDVDにされてしまう。映画の醍醐味は映画館でしか味わえないのに(意訳)」DVDとOTTの違いはあれど、監督が撮った「Iraivi」の主人公のセリフ通りの展開になってしまっていてつらい。

「Rakita Rakita」ソングに大興奮したのに、その熱のやり場がなくなってしまったネトフリ未加入の私もつらいです(号泣)

◆Cobra

監督: R.Ajay Ganamuthu
音楽: A.R.Rahman
出演: Vikram, Shrinidhi Shetty, Miya, Irufan Patan, K.S.Ravikumar

「デモンテの館」(日本ではICW2017で公開)から、2018年の現地大ヒット「Imaikkaa Nodigal」を経ての、R・アジャイ・ニャーナムットゥ監督の第3作。

とくに「Imaikkaa〜」は、ハリウッドばりに洗練された映像と音楽、緻密な構成と驚愕のどんでん返し、観賞後の圧倒的な余韻に至るまで大興奮・大満足だったんだが、今回は何と主演がヴィクラムだなんて、これもまた面白い作品になりそう。ちなみにヴィクラムの役柄は天才数学者らしく、数学が超苦手な私には、果たして内容を堪能できるのか若干の不安がないこともない(汗)

◆Laabam

監督: S.P. Jananathan
音楽: D.Imman
出演: Vijay Sethupathi, Shruti Hassan, Jagapathi Babu, Sai Danshika

社会派の重鎮S.P.ジャナナーダン監督とヴィジャイ・セードゥパティの、「Purampokku Engira Podhuvudamai」以来のタッグ。セードゥパティは前作でしっかり監督の信頼を得たのだろうなあと改めて感激する。公開された長髪に長髭・荒々しい彼のヴィジュアルに、衝撃の問題作の香りがプンプンする。

(↓まるでバーラー監督「Naan Kadavul」のルドランのようなインパクト)

◆Maamanithan

監督: Seenu Ramasamy
音楽: Ilaiyaraja, Yuvan Shankar Raja, Karthik Raja
出演: V.Sethupathi, Gayathri, K.P.A.C Laritha, Guru Somasundaram

これまたヴィジャイ・セードゥパティと、彼をメジャーの世界に押し上げたシーヌ・ラーマサーミ監督の、もう何度目かのタッグ。グル・ソーマスンダラムが共演するようで、いま個人的に大注目している彼の芝居が見られるのが楽しみ。彼については後日改めて、作品レビューなど綴るつもりでいる。あっ、「ジガルタンダ」の演技指導のムットゥ先生役の人です。

本作はユワン・シャンカルラージャーのプロデュースだそうだけど、コンポーザーとしては、お父様を含むご一家のお名前が勢ぞろいしている(驚)

◆Kaathu Vaakula Rendu Kaadhal

監督: Vignesh Sivan
音楽: Anirudh Ravichandar
出演: Vjay Sethupathi, Nayantara, Samantha Akkineni

ヴィジャイ・セードゥパティの「Naanum Rowdy Dhaan」は今もお気に入りの作品(とくにアニルドのバラードがバックに流れるクライマックスの場面は、個人的にはタミル史上最高にお洒落でロマンティックなファイティングシーンと言ってしまいたい)なので、ヴィグネーシュ・シヴァン監督と再びタッグを組む本作も楽しみでたまらない。ナヤンとサマンターのダブルヒロインだなんて、両手に大輪の花の贅沢さ。いったいどんな作品になるのやら。

◆Ponniyin Selvan
監督: Mani Ratnam
音楽: A.R.Rahman
出演: Vikram, Karthi, Jayam Ravi

マニラトナム監督の最新作で、チョーラ朝の王を描いた歴史小説を題材とした作品とのことなんだが、さすがは巨匠!あまりに豪華な出演者リストに度肝を抜かれる。ちょっと書いてみてもいいですか?Wikipedia情報で恐縮ですけど(汗)

ヴィクラム、カールティ、ジェヤム・ラヴィ、アイシュワリヤー・ラーイ、トリシャー、ジェヤラーム、サラトクマール、プラカーシュラージ、ラフマーン、キショール、ヴィクラム・プラブ、アシュウィン・カクマヌ他

単独で主演をこなしてる皆様方に、超大物の皆様方、主演も脇もこなす演技派の皆様方に、ボリウッドの宝石に、それにそれに...と、この凄まじさよ。2022年頃公開とのことだけど、楽しみすぎて待ちきれない。

◆Vikram(2021年夏頃公開?)
監督: Lokesh Kanagaraj
音楽: Anirudh Ravichandar
出演: Kamal Hassan

今日はヴィクラムネタが多くて混乱しそうだけど、こちらは作品タイトルです。主演カマルハーサン、しかも監督が「Kaithi」「Master」大ヒット御礼のローケーシュ・カナガラージときては、これまた見逃すわけにはいかない。プラブデーワが出演、ファハド・ファーシルが出演を依頼された、などチラホラ情報を見かけるんだが、詳細はまったくもって謎で、トレイラーにもカマルしか出てこない...そこにますますそそられる。

本作でもどこかで真夜中のトラック野郎が登場するのかどうか、賭けをしてみたい気持ち。

◆Indian 2

監督: Shankar
音楽: Anirudh Ravichandar
出演: Kamal Hassan, Nedumudhi Venu, Kajal Agarwal, Siddharth, Rakul Preet Singh

25年の時を経て、カマルハーサンのあの名作再び。タミル映画を見始めて間もない頃に「Indian」を見た私は、物語の展開とその内容に椅子から転げ落ちたものだ。「名誉殺人」の概念を知ったのは、確かこの作品がきっかけだった気がする。

出演者リストに、シッダールト、ボビー・シンハー、グル・ソーマスンダラムと、「ジガルタンダ」の面々の名前が見えるのが嬉しい。元々メジャーなシッダールトは当然としても、ニューウェーブで世に出た叩き上げのボビーやグルのお芝居が「あの」カマルにも認められているのだと思うとゾクゾクする。

◆Bommai Nayagi

監督: Shan
音楽: K.S.Sundaramurthy
出演: Yogi Babu

パー・ランジットのNeelam Production発の3作目はヨーギ・バーブ主演と知って「意外!?」からの「いや納得」への頭の切り替わりは一瞬のことだった。「パリエルム〜」での彼の熱く真摯なお芝居は本当に素晴らしかったですよね(泣)

First Lookの芸術性に度肝を抜かれたけど、これもまたダリトの世界を描いた作品になるのか興味津々。父と娘の物語で、ヨーギ・バーブは父親役を演じるらしい。


◆Sarpatta Parambarai
監督: Pa.Ranjith
音楽: Santhosh Narayanan
出演: Arya, Pasupathy, Sanchana Natarajan, Kalaiyarasan

こちらは、パー・ランジット自身が監督する最新作。じつは私はあまりボクシングに興味がないんだが、だからと言って見逃すわけには絶対にいかないんである。

なぜかって主人公のボクサーを演じるのはアーリヤで、しかもボクシングコーチ役は私の「ひそかに応援リスト入り」のパスパティなんですよ(泣)アーリヤが撮影に向けてのトレーニングの様子を公開していたけど、おっそろしいムキムキ男になっていた。

◆Enemy
監督:Anand Shankar
音楽:Thaman.S
出演: Vishal, Arya, Prakash Raj

ヴィクラム主演「Iru Mugan」のアーナンド・シャンカル監督。ヴィシャール&アーリヤの大親友・仲良しコンビの共演は、バーラー監督の「Avan Ivan」以来のはず。あれはかなり特殊な作品だったので、ノーマルな現代劇(という言い方もヘンだけど)で2人がどんな化学反応を見せてくれるのか、これもまた楽しみ。


◆Valimai
監督: H.Vinoth
音楽: Yuvan Shankar Raja
出演: Ajith Kumar, Huma Qureshi, Kartikeya Gummakonda, Dhruvan

大ヒットした「Nerkonda Paarvai」につづく、アジットとボニー・カプール/H.ヴィノードのコラボ。敢えてか偶然か、制作サイドがタイトル「頭文字『V』シリーズ」を踏襲してくれているのがニクい。

「カーラ〜黒い砦の戦い」でのエレガントな佇まいも忘れられないフマー・クレーシーとアジットの組み合わせ、さぞや劇中では気品あふれるカップルに...と思いきや、バイクレースにまつわる物語で、フマーもバイクの特訓を???(去年のニュース)しかも、アジット自身が、元々プロのレーサーですぞ?どんな物語になるのか想像もつかないんだが、これは面白くなりそうな予感。

(↓フマーさんの記事)

◆Annaatthe
監督: Siva
音楽: D.Imman
出演:Rajinikanth, Meena, Khushubu,
Nayantara, Keerthy Suresh, Jackie Shroff, Prakash Raj

ラジニカーントとシヴァ監督の初顔合わせ。年を重ねてなお、新しい監督と仕事し新境地の開拓をつづけるラジニ様の姿が本当に眩しい。共演陣が、これまた懐かしいミーナーを含めてベテラン・若手の大物ぞろいでワクワクする。この布陣から勝手にあれこれ物語を想像するのも楽しい。

撮影の再開は4月の選挙後になりそうな様子で、ラジニにはくれぐれもお体を大事に、元気に撮影に臨んでいただきたいです。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

何だかずいぶん自分の好みに偏ったリストになってしまったが、こうして書いてみて、改めて分かったこと。作品レビューをどれだけサボってるのか(号泣)ニュースまとめもそうですが、これからは従来より少し内容を軽めに、数をたくさん書いていけたらなと思っております。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ジガルタンダ」備忘録 | トップ | Memo : タミル映画ニュース(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿